「トンイ」第16話あらすじと見どころ:名探偵トンイ!恋の予感に嫉妬の香り…

2011年07月23日22時36分ドラマ

自ら清国の大使の前に現れたトンイは、キム・ユンダルは生きていて、密輸の罪から逃れるために、自決したとみせかけたのだと説明…トンイは自決したユンダルの死体をソ従事官と共に確認し、死体が別人のものだと気づいていたのだ。にわかには信じがたい一宮女の話だが、トンイの理路整然とした説明に、大使もまた本件の裏に陰謀があることを確信し、トンイに3日の猶予を与え秘密裏に釈放する。さあ、トンイはこの3日の間に陰謀を立証するもの、もしくは生きているユンダルを見つけださなければ、清国に連行、あるいは処刑される。ここから始まるトンイのみごとな働きをお見逃しなく。
(以下、NHKBSプレミアムにて2011年04月~2012年06月放送時に紹介したものです)

【「トンイ」を2倍楽しむ】で、時代背景や実在の人物、各話のあらすじ(ネタバレあり、なし)、見どころ、豆知識などまとめて紹介している。



tonni(c) 2010 MBCその頃宮中では、粛宗がトンイを慕華館から救出することを重臣たちの前で宣言していた。一介の宮女を救うために、清国との国交にひびどころか戦争もいとわないという王の決断に、重臣たちは大反対。しかし粛宗は、国のために働いた監察宮女を見捨てることは為政者としてできないと、重臣たちの言葉に耳を貸そうとしない。それを知ったオクチョン(チャン尚宮)は、粛宗がそこまでしようとしていることにまたしても胸騒ぎを覚える。

トンイは、チョン宮女、ジョンイム、ヨンダル、そしてソ・ヨンギ従事官たちの協力で、なんとか事件の解決をみるのだが、トンイの知らないところでチョンスが大活躍していた。今回の一件は、オクチョンの兄のヒジェが陰で糸を引いていた。ユンンダルを死んだと見せかけ、こっそり彼を朝鮮から脱出させようとしていた。その手引きをヒジェはチョンスに任せたのだ。チョンスは自分の裏切りを知られることなく、みごとにユンダル逮捕に導く。

めでたく一件落着となったが、トンイの無事を一番喜んだのは粛宗王かもしれない。トンイを呼び寄せて叱責する場面をお見逃しなく。まるで、外泊した妹を叱る弱腰の兄のような粛宗。そして粛宗は、自分ではなくソ従事官を先に頼ったことにいちゃもんをつける。楽しそうにじゃれあう粛宗とトンイの姿を見たオクチョンは、柄にもなくやきもちを焼くのだった。そんなオクチョンを気遣う粛宗は、盛大な宴を開いてやり、ここで重大な発表をする。果たしてその発表とは?

さて、今回の気になるシーン。粛宗は、宴の場にトンイとファン・ジュシク、ヨンダルも招待したのだが、ジュシクとヨンダルには豚の皮を用意したと冗談を言う。第11話でトンイと粛宗、ジュシク、ヨンダルの4人で酒盛りしたときのことをジョークにしたのだ。ドラマでは、4人にしか分からないこのジョークを、複雑な表情でオクチョンが見守っている。
この豚の皮の料理は、コッテギという料理。韓国では、豚肉は捨てるところがないというほど、実にいろんな部位を食する。コッテギもその一つで、産毛をキレイにカットした豚の皮を醤油ベースの特製ダレに漬け込み、鉄板でこんがり焼いて、ごま油&塩で食べる。カリカリに焼いたコッテギは香ばしくておいしい。スルメのように弾力もあって酒の肴に最適。

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