護衛官テス誕生!テスの悩殺ウインクとサンの悪戯ウインク!「イ・サン」第15話の見どころと予告動画

2011年07月30日16時01分ドラマ
画像:(c)2007-8 MBC

元護衛官ソ・インスたちの無罪の証明で、お手柄を立てたテスとソンヨンを宮中に招いたサンは、ソンヨンの手をとって画員になることを勧める!そんな親しげな二人の姿を目撃したサンの正室ヒョイは、やきもちを焼くどころか、ソンヨンをサンの大切な友として受け入れる。NHK番組サイトでは予告動画が公開されている。以下、王朝特有の用語やしきたりについては、朝鮮王朝豆知識を参考に!

重臣のハン・ジュノは、陰謀はすべて一人で企てたと遺書を残して獄中で自害する。しかし英祖はひるまずに真相を究明しろとサンに告げ、証拠不十分のファワンを自宅待機にさせる。
これまで沈黙を続けていたサンの母・恵嬪(ヘビン)も、積極的に動き出す。まず、亡夫の実妹でありながら敵の黒幕として暗躍するファワンに釘を刺し、英祖にサンへの力添えを申し出る。そうでなくちゃ!演じたキョン・ミリは、ドラマ「宮廷女官チャングムの誓い」であれだけチャングムを苛め抜いた悪女。息子の一大事にただ大人しく手をこまねいているのは似合わない。今回は今のところ賢母役だが、サービス精神豊かなイ監督のこと。きっとこのままでは終わらせないはず。期待しよう。

思悼世子の一件があるだけに、英祖もヘビンには弱い。というわけではあるまいが、ここから英祖は全面的にサンを支援し始める。その第一歩として、大臣たちの前でサンが正規の後継者であることを宣言する。

また、サンを守る護衛部隊たちも変わった。弓の練習では見違えるほど腕が上達。サンとの絆はこの後どんどん固く結ばれる。これは、ひとえにサンの人徳だろう。護衛官たち以上に厳しい練習を“見えないところ”でやり、部下の成長をきちんと“具体的な言葉”で評価する。また時には“一緒に遊んだり”と、人の上に立つ理想の上司像がそこにあった。

しかし、もっとも劇的な変化があったのはテスだろう。これまでサンに迷惑をかけていた彼が、護衛官となってサンの命を守るのだから。
もっともこれは、ホン・グギョンという人物の力添えなしには果たしえなかったこと。当時、官職の採用は科挙という試験を課していた。ところが両班たちの不正・縁故採用がまかり通っていた。このことを重く見たサンは、なんとしてもテスを正当な方法で武科に合格させたかった。そして、護衛官として自分のそばで仕えて欲しかったのだ。これは、同時にテスの夢でもあった。そこで、サンは、ホン・グギョンを側近にするかどうかを見極めるための課題として、テスを武科に合格させることを命じる。

しかし、テスときたら腕っ節はめっぽう強いが、暗記力にはとんと弱い。これにはさすがのホン・グギョンも弱り果てた。4点足りず合格には届かなかったが、発表当日、ホン・グギョンはあっと驚く方法でテスを合格させる。さあ、策士ホン・グギョンの最初のお手並みを拝見しよう。

ついにテスが護衛官になった!任命式の日、居並ぶ合格者たちの中でテスの姿を見つけたサンが、ウインクをする場面がある。これが放送直後、大受け。しかし、このウインク、実はこの15分ほど前にテスが、図画署の意地悪な茶母チョビに投げている。このウインクでチョビはハートを射抜かれ、テスと親しいソンヨンに優しくするようになるのだ。残念ながらテスの悩殺ウインクは、あまり話題にはならなかった。

これからはドラマの最後までテスの活躍がいたるところで見られる。「イ・サン」は正祖王の激動の半生を描いたドラマだが、同時に、“テスの成長記”とも言えそうだ。イ・ビョンフン監督もテスを演じたイ・ジョンスの演技を高く評価している。

ドラマ「イ・サン」は、2011年4月3日よりNHKにて毎週日曜日深夜11時から放送中。番組サイトには予告動画が公開されている。

kandoratop     [「イ・サン」を2倍楽しむ]に戻る

NHK総合「イ・サン」番組サイト

★本サイトで掲載されている記事、写真については無断使用・無断複製を禁止いたします。