王の代理!サンの摂政スタート…「イ・サン」第19話の見どころと予告動画-NHK

2011年08月27日18時28分ドラマ

ホン・グギョンが仲間と英祖(ヨンジョ)の逝去後のサンの即位について話し合ったことが、チョン・フギョムに知られてしまい、グギョンはもちろん、サンにまで批判の声が上がった!一方、このまま英祖が逝去すると玉座に座るのはサン、反世孫の老論派としてはなんとしても英祖に回復して欲しい。そこで、グギョンは、ファワン(和緩)が入手した薬を使うことを条件に、自分やサンへの批判を止めさせるようフギョムと取引する。以下、王朝特有の用語やしきたりについては、朝鮮王朝豆知識を参考に!

isan(c)2007-8 MBC病状が回復しない英祖は、サンを摂政にするという宣旨を出すが、気づいた貞純(チョンスン)王妃が宣旨を握りつぶしてしまう。その後、ファワンの用意した薬を服用した英祖の容態が急変し、意識を失ってしまう。サンはすぐに投薬を中止しようとするが、ファワンは薬が効き始めた兆しだからそのまま続けるよう訴える。
長く沈うつな時が過ぎ、ついに薬が効きだした。英祖の熱が下がりだしたのだ。前回、サンが医学に造詣が深かったと紹介したが、英祖を看病する姿や脈診するイ・ソジンの姿もなかなかどうして堂に入ったもの。

結局ファワンの探し出した薬で英祖の一命はとりとめた。貞純王妃の取り成しでファワンは宮殿に戻ることができた。やはり父親は娘に弱いのか、それとも思悼世子の一件によほど心を痛めていたのか、すっかり元の父娘の関係に戻っている。
ファワンは、先日の恵嬪(ヘビン)の嫌味が相当腹に据えかねていたのか、もらった薬を恵嬪の元に返しに行く。もちろん嫌味もたっぷり上乗せして。しかしもはや恵嬪はこれまでと違っていた。チャングムをいじめ抜いたあの度胸で堂々とやり返している。

さて、意識を回復した英祖は、サンに摂政を命じるという宣旨が無くなったことに激怒。宣旨を隠し持っていた貞純が言い訳に参上する。涙ながらに口からでまかせをいう貞純の根性に空恐ろしさを感じた。その様子は、ぜひともドラマで確認されたい。
せっかく隠した宣旨であったが、サンへの譲位の気持ちに揺るぎない英祖は、改めて宣旨の内容どおり、サンの摂政を施行することを大臣たちの前で発表した。

英祖の意識さえ戻ればサンの摂政は阻止できると考えていた貞純たちは、想定外の事態にたじろぐが、むしろこれを好機に捉え、サンが王にふさわしくないことを証明しようと躍起になる。

そんなことは百も承知。英祖は政務会議の場で、大臣たちがぐうの音も出ないほどの所信表明をするようサンに命じる。悩むサンにヒントを与えたのはホン・グギョンだった。彼は、サンなら間違いなく王位につけると睨んでサンに仕えている野心家。実は老論派のチョン・フギョムも彼には一目置いており、仲間に引き入れようとしていた。そんな野心満々の彼が、打算抜きで、大きな志を成し遂げようという世孫の野心に惚れたのだ。男が男に惚れる瞬間は19話ラストで見られる。

一方、図画署(トファソ)では恵嬪に依頼された絵の制作が遅れていた。果たしてその依頼の絵とは?

ドラマ「イ・サン」は、2011年4月3日よりNHKにて毎週日曜日深夜11時から放送中。番組サイトには予告動画が公開されている。

kandoratop【作品詳細】【「イ・サン」を2倍楽しむ】

NHK総合「イ・サン」番組サイト

★本サイトで掲載されている記事、写真については無断使用・無断複製を禁止いたします。