「トンイ」第22話あらすじと見どころ:王の釈明!オクチョンが下した恐ろしい命令…

2011年09月03日15時31分ドラマ

内需司(ネスサ)の不正を見つけたトンイに、内官たちからのいやがらせが続くが、自分の仕事である監察をするため、何度も内需司に向かう…そんなトンイの姿に、監察府の宮女たちが立ち上がった。また、トンイが始めた内需司の監察に絡んで、トンイと粛宗王とが何度か密会する。偶然それを目撃したオクチョン(禧嬪=ヒビン)が、ついにトンイへの強い殺意を示す。番組サイトには次回予告動画が公開されている。
(以下、NHKBSプレミアムにて2011年04月~2012年06月放送時に紹介したものです)

【「トンイ」を2倍楽しむ】で、時代背景や実在の人物、各話のあらすじ(ネタバレあり、なし)、見どころ、豆知識などまとめて紹介している。



内需司が禁軍を呼んで監察府を追い出させようとしたことで、事件が粛宗の耳にも入る。粛宗はトンイ(c) 2010 MBC各部の責任者を呼び出す。トンイは当然、粛宗が適正な措置をとってくれると思ったが、粛宗は「今回は、監察府が譲れ」と意外な王命を下す。いくらトンイでも王命とあっては身動きできない。ところが、そんなトンイをファン主簿とヨンダルを通じて粛宗が呼び出した。ここで粛宗が今回下した王命について釈明する。その理由は、国の流通に支障をきたす重要な事件に絡んでいる。監察府といえども一介の宮女にわざわざ説明の必要なないはず。果たして“らしくない”王命を下した理由とは?そして、わざわざトンイを呼び出してまで釈明した粛宗の心中は?

オクチョンもまた粛宗の判断が「粛宗らしくない」と考え、兄のヒジェを呼出し、内需司にある証拠をすべて消すように指示する。実は、今回の大妃殺害と王妃廃位では、裏で莫大な金が動いており、これは王室の財産から流用したのだ。そのため、内需司に監察が入れば、全ての悪事が明るみに出てしまう。そこでオクチョンは命じたのだが、ひと足遅かった。粛宗が、既に記録保管庫の完全封鎖を言い渡した後だった。

さて、ソ・ヨンギ従事官の指示で、軍官となってヒジェの下で働くチャ・チョンスは、ヒジェの行動を監視し、ヒジェの部下が持っていた典需宛の手紙を奪って、証拠捏造の企みを知る。そうなるとトンイはじっとしていられない。粛宗が墓参りに行き、宮殿が手薄になったところで、記録保管庫に忍びこんで悪事の証拠を持ち出すと言いだした。

オクチョンもまた、同日に証拠の抹殺と、トンイの始末を命じていた。しかし、この時オクチョンはトンイの抹殺に迷いがあった。しかし、夜遅く粛宗を慰めに出向いたオクチョンは、粛宗とトンイが仲睦まじく会話しながらふざけあっている姿を目撃し、トンイへの殺意を強める。

賢いオクチョンは早い段階から、粛宗のトンイへの感情を感じ取っていたが、今回は、それが顕著に現れる。まず一つは、前述の“粛宗らしくない措置”の釈明。そしてもう一つは、オクチョンに目撃された夜の密会(?)のために、尚膳に「トンイをすぐに呼べ!」と命じたときだ。「寝室にですか?」と質問され、粛宗は大慌てしている。この動揺ぶりはもはや、心の底のトンイへの淡い恋心が頭をもたげてきた証拠。粛宗がこの感情をはっきり自覚するのはいつになるのか?こちらも大いに気になるところだ。

さて、墓参り当日…。針房の女官に変身したトンイはオクチョンと通じているユ尚宮におつかいを頼まれる。これはオクチョンたちの仕組んだ罠。果たしてトンイの命は…。

ところで、トンイは記録保管庫に忍びこむために、針房の女官に変装している。もともとトンイが監察府の宮女だったという記録はどこにもなく、ドラマ「張禧嬪-チャン・ヒビン」では、針房のチェ(崔)ムスリとして登場する。(ムスリとは雑用を担当する下働き、奴婢のようなもの) ひょっとすると、これは「張禧嬪」を知っているファンへのイ・ビョンフン監督お得意のサービスかも。

NHKBSプレミアム「トンイ」番組サイト

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