華やかな暗殺計画!テスの活躍…「イ・サン」第25話あらすじと見どころ、予告動画-NHK

2011年10月08日16時11分ドラマ

ホン・グギョンが起こした不祥事のため、摂政を辞めさせられたサンだったが、偶然出会った奇妙な老人にすっかり心酔し、老人から時流を見る目、農具の開発など、いろいろなことを学び、充実した毎日を送っていた!しかし、第25話からは、一転してサンの身辺が騒がしくなる。第25話の予告動画は、NHK番組サイトで視聴できる。

貞純王妃の兄キム・ギジュは、儺礼戯(ナレイ)宴の場でサンの暗殺を企てていた。そのための火薬を受け取ったところでちょうどサンと出くわす。ここでキジュは、サンに何を持っているか、と聞かれるのだが、“火薬”と正直に答えている。下手に隠し立てしないでごまかすあたり、このキジュという男、相当の悪と見た。

イサン(c)2007-8 MBCテスから相談を受けたホン・グギョンは、王室行事の儺礼戯でのサン暗殺計画を疑うが、はっきりとした証拠がない。官職を離れているグギョンは、テスに命じて武官のカン・ソッキとソ・ジャンボにチョン・フギョムとキム・ギジュを監視させ、サンの側近のナム・サチョとチェ・ジェゴンに疑惑を伝えるよう命じた。ジェゴンは早速サンの元に駆けつけるが、老人との出会い以来すっかり明るくなったサンに、また、暗殺が起きるとはどうしてもいえなかった。まるで子供のように目をキラキラさせて「新しいことを学ぶのは楽しい」というサンの顔を見てしまうと、彼を悲しませるようなことは言えないだろう。

ところで今回の暗殺阻止作戦だが、表立って動けないグギョンに代わって、テスが陣頭指揮をとっている。グギョンの指示通りにテキパキと指揮をとるテスを見て、内侍ナム・サチョは、まるで我が息子の成長を見守る父親のような目で「頼もしくなったな~」と嬉しそうにしているのが、ほほえましい。

ドラマに戻って…和緩(ファワン)とフギョムは自分たち抜きでのサン暗殺計画を、なんとか阻止しようとキム・ギジュの動きを探っていた。そして、サンの護衛兵であるジャンボがキジュの身辺をかぎまわっていることを知り、「今回の暗殺計画をサンは知っているぞ」と貞純にけん制をかけた。貞純はすぐにキジュに計画中止を命令したが、そこは不出来の兄キジュは、独断で計画を実行してしまう。この件があって貞純と和緩との溝はますます深くなる。

暗殺計画の証拠はなかなか見つからないものの、さすがグギョン!昨年の記録画の席順と照らし合わせ、今年の席順が暗殺しやすい場所に変っていることに気づく。これで暗殺の計画があるのはほぼ間違いない、と確信したが、肝心の暗殺計画の中身がわからない。

そのころ身分を隠したままのサンは、老人の元で二人の若者と出会う。老人を師匠と呼ぶ二人は、自称半人前の両班。「両班の家に生まれたが正室の子でない自分たちに官職は望めない」という二人に、サンは「王は公平な登用を認めた。能力さえあれば要職にでも就けるはず」と反論するが、この後二人がサンになんと言ったかはドラマで確かめよう。

イ・ビョンフン監督の作品は、雅な宮中行事についても詳しく描いている。ドラマ視聴の際には、こうしたところにも注目しよう。25、26話に登場する「儺礼戯」については、朝鮮王朝豆知識【◆儺礼戯(ナレヒ)】の項で詳しく紹介しているので参考にされたい。
kandoratop【作品詳細】【「イ・サン」を2倍楽しむ】

NHK総合「イ・サン」番組サイト

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