「トンイ」第30話あらすじと見どころ:オクチョンの策略、粛宗王の決意!

2011年10月29日18時46分ドラマ

ソ・ヨンギ内禁衛将が、チャン・ヒジェを捕えるために仕組んだ罠とは、ヒジェに帳簿が保管されている書庫を襲わせることだった…首尾よくヒジェを逮捕したソ・ヨンギは、粛宗がすべてを知っているとヒジェに伝えた!第30話では、意識不明だったトンイが意識を取り戻し、オクチョンは兄のヒジェを救出するために次なる策略をめぐらす。番組サイトでは、予告動画と、前2回分のダイジェスト動画が公開されている。
(以下、NHKBSプレミアムにて2011年04月~2012年06月放送時に紹介したものです)

【「トンイ」を2倍楽しむ】で、時代背景や実在の人物、各話のあらすじ(ネタバレあり、なし)、見どころ、豆知識などまとめて紹介している。



トンイ(c) 2010 MBC粛宗は意識不明だったトンイが目覚めたと報告を受ける。すぐに駆けつけたいところではあるが、自分が動けば、南人派にトンイの居場所を知られると考え動かずにいた。そこに、兄ヒジェが捕らえられたと聞きショックを受けたオクチョン(王妃)が、粛宗を訪ね、「兄を投獄するなら、事情を知らないはずのない私も投獄すべきでは?監査府の一宮女の言葉を信じ、それだけで兄を捕らえるのですか?」と粛宗に必死で訴える。さあ、この後粛宗が何と答えるのか?この言葉で、オクチョンはかすかに繋いでいた粛宗への一縷の望みも残っていないことを悟り涙を流す。トンイは、改めてヒジェが「危険な娘だ」といったトンイを傍に置いたことを、激しく後悔するのだった。

オクチョンは、自分を殺害しようとした容疑で捕らえていた、監察府のチョン尚宮たちを解放を命じた。その理由を察することができなかった粛宗。ヒビンの狙いは、トンイを調査するための名分、つまり、重臣たちから、「トンイの証言は信用性がないので調査が必要だ。だからトンイを差し出すように」と申し出させるための策略だったのだ。もちろん粛宗はこれに応じない。業を煮やした南人派たちは、ついにトンイ殺害を計画する。果たしてトンイの命は…?

さて、今回トンイは廃妃(仁顕前王妃)を訪ねる。廃妃は、自らの命をかけて自分の無実を証明しようとしてくれたトンイに深く感謝し、同時に粛宗がどれほど深くトンイを想っているかを話して聞かせる。ひょっとすると、粛宗と一番深く心が通じているのは、この廃妃かもしれない。南人派からトンイを守るため、粛宗はある命を下すのだが、その命とはまさしく廃妃がここで語ったことだった。前王妃がいったい何と言ったかはドラマで確認しよう。

ドラマの中では、温厚で年下のトンイを妹のように慈しむ仁顕(インヒョン)前王妃だが、実際にも“徳高き不遇の王妃”として歴史に名を残している。演じたのは、パク・ハソン。1987年10月22日生まれ、身長167㎝の楚々とした美人だ。劇中、年少のトンイを妹のように可愛がっているが、実際にはトンイを演じたハン・ヒョジュと同じ年(学年ではハン・ヒョジュが一つ上)。映画を見に行ったときに、「シークレット・ガーデン」のハ・ジウォンのマネージャーにスカウトされて芸能界入りした。その透明感のある美しさからか、2007年SBSの作品「王と私」でも悲劇の廃妃シンを演じている。現代劇では「アクシデントカップル」でチェ会長の一人娘のスヨンの役を演じている。ちなみに、たびたび紹介しているドラマ「張禧嬪-チャンヒビン」では、現在フジテレビ韓流αで放送中の「18・29」のパク・ソニョンが仁顕王妃の役を演じている。二人とも透明感のある美しさで、廃妃となってからの慎ましい装いがことさら美しい。

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