「トンイ」第35話あらすじと予告動画:剣契の娘トンイ!謄録類抄を捜せ!

2011年12月03日17時35分ドラマ

剣契(コムゲ)の首長が父親だという、自分の罪ではないことでトンイが傷つくことに心を痛めたチョンスは、トンイの素性を隠すために動いたが、遅かった…ソ・ヨンギが全てを知ってしまった!はたしてこの秘密はそのまま粛宗に告げられるのか?第35話は、トンイの葛藤と、オクチョン(禧嬪)が本物の謄録類抄を見つけるための強硬手段が見どころ。「トンイ」番組サイトでは、前2回のダイジェスト映像と35話の予告動画が公開されている。
(以下、NHKBSプレミアムにて2011年04月~2012年06月放送時に紹介したものです)

【「トンイ」を2倍楽しむ】で、時代背景や実在の人物、各話のあらすじ(ネタバレあり、なし)、見どころ、豆知識などまとめて紹介している。



ソ・ヨンギに問い詰められたトンイは、自らの素性を明かし、自分が亡くなった剣契(コムゲ)の頭、ヒョウォンの娘だと認める。長年探していたトンイが、チェ・トンイだと知ったヨンギは、いまだにヒョウォンに裏切られ、剣契が自分の父親を殺したと信じていた。トンイは粛宗にももう隠しておけないと覚悟し自ら粛宗に明かそうとしたが、ソ・ヨンギは、その事実を自分の口から粛宗に伝えトンイとチョンスを国法によって裁くと告げる。
ひと足遅れながら、チョンスはソリの協力によってトンイの偽の戸籍証明を手に入れ都に戻った。しかし全てをヨンギに知られたと悟ったチョンスは、ヨンギに、ヒョウォンがヨンギを救うために罪を被ったことを告げた。ヨンギはこの事実を粛宗に告げるべきか迷っていた。その時、トンイの素性について知ったシム・ウンテクから、トンイが自ら粛宗に事実を話すため大殿に向かったことを聞かされ決心した。果たしてヨンギは、粛宗にトンイの真の素性を明かすのか?

一方、清国に謄録類抄(トゥンノンユチョ)を渡す期限は刻々と近づいた。オクチョンは、本物の謄録類抄がトンイのところにあることを確信する。そこで、清の使臣団のための宴会を開き、その隙にトンイたちの部屋に侵入し謄録類抄を探し出そうと企むのだった。チョンスやソ・ヨンギまで宴会場に集められたことに疑いを感じたトンイが、部屋に戻ろうとするのだが、オクチョンに止められてしまう。さあ、トンイたちはオクチョンの罠にはまってしまったのか?第35話はハラハラドキドキの騙し騙されの頭脳戦が繰り広げられる。

■当時の髪型とヘアアクセについて
たびたび紹介しているドラマ「張禧嬪」と「トンイ」とは、同じ人物を取り上げながらも、随分印象の違うドラマに仕上がっているが、映像的にも大きく違うのが、宮廷の女性陣の髪型だ。
第17話のあらすじと見どころ紹介で、前王妃の髪型と、側室だったオクチョンの髪型の違いについて紹介したが、粛宗の時代の王妃はじめ宮女たちは、みんなカチェというカツラをつけていた。このカチェは、8kgにもおよぶ重さで、歴史ドラを演じる女優泣かせの代物でもあった。イ・ビョンフン監督の作品でも「宮廷女官チャングムの誓い」ではカチェをつけて撮影していたが、監督は「イ・サン」以降は、これを使用していない。これだけでも女優たちにとってはありがたい英断だろう。

では、このカチェはいつの時代まで続いていたのだろう。朝鮮王朝でもカチェは人毛で作られ、高価でとても重く宮女たちにとっては、オシャレはしたいが重く負担の大きいものだった。そこで質素を好む英祖(トンイの息子)が、王位にあった時“カチェ禁止令”をだしてこれを禁じた。王妃や宮女たちは、カチェの代わりに、髪をセンターに分けてなでつけ、後ろで束ねた“チョクチンモリ”を“ピニョ”と呼ばれるかんざしでまとめ、頭のてっぺん付ける飾り“チョクチ”や後ろに束ねた髪につける“トルジャム”などのヘアアクセサリーで飾った。
しかし、祭礼の時や、妓生(キーセン)はその後もカチェを使った。

これについては、2009年韓国KBSのニュースで興味深い動画ニュースがあった。現在はこの動画ニュースを視聴することはできないが、動画の内容を紹介した記事があるので参考にされたい。⇒【韓国文化】史劇ファン必見!歴史ドラマに見る女性の髪型を動画で紹介

NHKBSプレミアム「トンイ」番組サイト

kandoratop【作品詳細】【「トンイ」を2倍楽しむ】