300人が納得!チャン・ヒョクが登壇した「根の深い木」日本初放送記念~第1話特別試写会を丸ごとレポート-予告動画公開中

2012年02月11日15時24分ドラマ
(c)SBS

「2011年SBS演技大賞」大賞他5部門を独占受賞した韓国歴史ドラマ「根の深い木」を、KNTVが3月17日(土)から日本初放送!これを記念して、昨日10日(金)に約300人を招待して東京四谷・ハンマダンホールにて「第1話特別試写会(無料)」を開催、試写会の後には主演で人気俳優のチャン・ヒョクが登場し、舞台挨拶を行った。ナビコンでも取材に出かけたので、いつものように90%の再現目指してレポート!番組サイトには見どころたっぷりの予告動画2編が公開されているので、当日参加できなかった方は、レポートと一緒に視聴して、臨場感をどうぞ。以下、カタカナは日本語、(赤字)は記者の感想やその場の雰囲気。今回の舞台挨拶でのコメントは、9日の「ファンミーティング」をダブっているところが多いので、要約してレポート。先にファンミレポートに目を通してお読みください。

■試写会編
試写会は10日(金)14時から。13時には、すでにハンマダンホールのロビーに人がたくさん詰めかけていた。歴史ドラマというだけあって、年代層はやや落ち着いたファン層。昨日、日比谷公会堂で開催された「2012年チャン・ヒョク バレンタイン スペシャル ファンミーティング」でお見かけしたお顔も、あちらこちらで見受けられる。

12時45分を回ったところで整理券が配られ、この後席順が決まる。プレスは一足先に2階席に通される。ほぼ定刻通りに試写会が始まる。ドラマのオープニングは、成長したカン・チェユンが登場。チャン・ヒョクの登場に一瞬ざわめいたが、視聴者の関心はすぐに物語に引き戻され、身じろぎもせずに静かな鑑賞が始まった。
鮮烈な映像美、刀が交わる音までが計算された音響効果、映画並みの大画面で見るのに十分な迫力の作品に仕上がっている。チェユンに向かって真っすぐ飛んでくる槍、スローモーションを交えたチャン・ヒョクのアクションは相変わらず美しい。ジークンドーで鍛えたチャン・ヒョクのアクションは短いながらもオープニングでたっぷり味わうことができる。

「根の深い木」(根深い木)は、韓国歴代王の中でもっとも有名かつ愛されている朝鮮王朝第4代・世宗を新たな視点で見つめた作品。韓国の1万ウォンにも登場する偉人と、彼が遺した最高の偉業である「ハングル創設」を巡る謎を明かしていく。世宗を演じるのは、韓国を代表するカリスマ俳優のハン・ソッキュ、ハングル創設の裏に隠された謎を解く奴婢出身の武官である武官カン・チェユンを「推奴-チュノ-」のチャン・ヒョクが演じる。そして、チェユンの幼馴染のソイを「善徳女王」でチョンミョン王女を演じたシン・セギョンが演じる。

試写会の行われた第1話は、メインキャストがなぜ、憎しみ、理解し、愛し、復讐するのか、そのすべての原因となる一つのエピソードを丁寧に描いていく。過去に戻っての因縁の紹介ということで、主要キャストの3人はそれぞれ青年または子役俳優が演じている。第1話では、世宗の青年期を「トキメキ☆成均館スキャンダル」のヨリム役のソン・ジュンギ、カン・チェユンの少年期トルボクをチェ・サンウ、ソイの少女期をキム・ヒョンスが演じている。

ドラマについてはこちらで詳しく紹介しているので参考にされたい。⇒「根の深い木」を2倍楽しむ

第1話の試写はあっという間に終了した。もちろん満足感いっぱいだが、今日の目的は多分この後のチャン・ヒョクの舞台あいさつ。1階のファンの皆さんはチャン・ヒョクの登場を今や遅しと待ちわびている様子。

舞台挨拶(C)KNTV■舞台あいさつ編
司会:カン・チェユン役を演じたチャン・ヒョクさんの登場です。(大拍手)
チャン・ヒョク(以下、ヒョギ):アー、コンニチハ。チャン・ヒョクデス。オヒサシブリデス、ミナサン。このようにドラマプロモーションでまいりましたが、気になる点や質問はドシドシお聴きください。誠心誠意でお答えしたいと思います。(昨日に比べて少々おとなしめ?お疲れが出ているのかな?)
司会:作品の内容と役どころをどうぞ。
ヒョギ:「根の深い木」は、韓国でベストセラー作家イ・ジョンミョンさんの小説をドラマ化した作品です。ハングル創設に絡んだ殺人事件を解く物語です。私が演じるのは、事件を調査する兼司僕という役人です。
司会:ドラマの脚本を初めて見たときの感想は?
ヒョギ:ベストセラー小説をドラマ化した後、ドラマが大ヒットし、さらに小説が売れたというサイクルになった。ドラマは24部作で描かれるが、キャラクターの描かれ方がよかったと思います。(この効果は「成均館」と同じだね)
司会:演じた手ごたえは?
ヒョギ:原作ありきのドラマということでどう表現しようか苦労しました。共演者や監督と話し合いながら演じていきました。
司会:ハングルについては?
根深い木(C)KNTVヒョギ:ハングル創設に携わる時代ですが、朝鮮王朝時代、文字というものが平民や奴婢たちにとってどんな存在だったか感じさせられました。コミュニケーションをとることの大切さを改めて考えさせられました。実は、ドラマの裏話などをもっと面白可笑しく紹介できますが、今回はドラマのプロモーションということでまじめにやっています。(そうか!お疲れではなかったんですね。安心安心)

司会:これまで持っていた世宗大王のイメージとドラマの王とはイメージが違いますか?
根深い木(C)KNTV
ヒョギ:このイメージのギャップが視聴者に響いたと思います。これまでの世宗のイメージは、物静かで知的であこがれの人物。対するハン・ソッキュさんの世宗は人間味があり、思い悩んだり楽しんだりとずいぶん違います。さらに、俳優の解釈がとても大切だと、この作品を演じて感じました。(ここでチャン・ヒョクが謎の笑い。どうやら客席のファンの顔が見たかったようで、会場が少し明るくなる。本当にファンが好きなんだ!)
司会:記憶に残るシーンは?
ヒョギ:個人的に印象に残っているのは、歴史大作、アクションなどのイメージが強いですが、ドラマとしては人間のつながり、愛を描いたところですね。特に別れた父親との再会シーンは記憶に強く残っています。

司会:一番の見どころは?
ヒョギ:僕を見てください。(笑い)
司会:たくさんの賞を受賞できた理由は?
ヒョギ:このドラマは歴史の再解釈というところが新鮮だったと思います。毎回、ミステリーや、別れ、王の苦悩、身分制度の中でも平民の苦しみなど、様々な視点で描かれていたことも大きかったと思います。そしてラブストーリーがあるのでこれも視聴者にとって大きな魅力になったと思います。

司会:ではここで俳優人生について。15年を振り返っていかがでしたか?
ヒョギ:振り返りたくないです。(笑い)デビューがつい先日のようです。いろんな作品に出演しましたが、いまだにうまくできるだろうかと不安を感じます。時間だけが過ぎてデビュー当時から気持ちは何ら変わっていません。
司会:「僕の彼女を紹介します」などの作品からは大きく変わったチャン・ヒョクさんですが、その契機となったことは?
ヒョギ:(笑い)何かがあって変わったということはないですね。人の成長過程はいろいろあって、思春期や社会人になって、自然に変わってきたのでしょうね。周りの、見ている方が変化を感じてくれるのではないでしょうか?
司会:「推奴-チュノ」の肉体は維持されていますか?
ヒョギ:(長い沈黙。ぼんやりしていたようだ。会場爆笑)運動自体はやっていますが、「チュノ」の時は特別に鍛えましたが、今はそれなりにです。

司会:昨日のファンミーティングに行った方は?(多くの方が挙手。記者も行ったよ。成り行きで握手もしたよ!詳しくはファンミレポで紹介)日本のファンの印象は?
根深い木(C)KNTVヒョギ:日本を初めてプロモーションで訪れた時は「火山高」で来たんですが、言葉のギャップが不安でした。ですから、少しオーバーなところもありました。でも時が経ってみると、一番大事なのは感情だとわかりました。日本のファンはとても思いやりがあって、私によくしてくれました。だから(それにこたえるために)話が長くなるんです。(このあたりのトークは、ファンミに行っていないと面白さ半減。レポで確認してね)
司会:バレンタインでもらったプレゼントや言葉などで一番うれしかったのは?
ヒョギ:僕はフィギュアが好きですが、今回の役のフィギュアを作ってくれたファンがいました。ファンの方は、俳優に会うために長い時間を待ちますが、私たち俳優もキャラクターを作るために長い時間をかけます。そのために悩んだりストレスになったり、喜びになったりしますが、受け手のファンがそれをフィギュアにして作ってくれたということでとてもうれしく感じました。
司会:これを機会に皆さん粘土細工の練習ですね。(笑い)

司会:他にも日本での活動の予定がありましたら教えてください。
ヒョギ:「依頼人」という映画は近く封切りされます。「根の深い木」に関しては、どうぞ多くの方に見ていただき、共感していただきたいと思います。ドラマはシリアスですが、明るい現場で楽しんで作ったドラマです。「依頼人」も楽しい現場だったので、こちらもプロモーションに来れるようなら来たいと思います。(日本では7月公開ですね。大拍手!)

司会:ドラマのヒットには子役は重要なキーパンソンになりますが、チャン・ヒョクさんの子役を演じるチェ・サンウ君とヨ・ジング君はどうでしたか?
ヒョギ:ヨ・ジング君は、いつも僕の子役をしてくれます。ですからすぐにヨ・ジング君を推しましたが、彼が思春期で声変わりしていました。で、急きょオーディションをしました。子役の演技を見ると、本当に素晴らしく自分も負けられないと思いました。
司会:ハン・ソッキュさんは、16年ぶりのドラマとのことですが、初共演の印象は?
ヒョギ:ハン・ソッキュ先輩は、韓国で有名な俳優で、私が俳優をする前から俳優をしていらして、私もそうですがみんなも一緒に共演したいとおもう俳優として5本の指に入る方です。どんな演技をしても応えてくれる先輩で、学ぶべき点が多かったです。
司会:時代劇と現代ドラマを演じるうえでの違いは?
ヒョギ:(また、長い沈黙だ!ぼんやりしているのかな?)考えているんですよ。(笑)私は、その差はあまり感じません。単に時代背景や衣装の違いはありますが、演じるうえで一番大切なので、時代背景でなく、演じる人物がどんなキャラクターであるのか、それが医師だったとしても、その背景を見ることが大切なので、時代劇だから、現代劇だからということはありません。
司会:アクションで大変だったことは?
根深い木(C)KNTV
ヒョギ:アクションで大変だったことはありません。なぜならアクションが得意だからというわけではなく、アクションも一つの演技である以上、大切なのはコミュニケーションだと思います。それがきちんと取れないとカメラにもそれが出てきます。今回の作品では周りとのコミュニケーションもうまくいったと思います。(そのために話しが長くなるんだものね)

司会:では最後にご挨拶をお願いします。
ヒョギ:僕もドラマを見る一視聴者としては、色々なことを考えますが、最終的には自分の心の中に深く残ったのがよいドラマだと確信を持っています。(根の深いドラマだね) ですから、鑑賞ポイントやどう見てほしいではなく、気楽に見ていただければ、このドラマは最終的には深く心に残るドラマになると思います。
司会:ドラマ「根の深い木」は、3月17日(土)より、KNTVにて放送されます。チャン・ヒョクさんありがとうございました。盛大な拍手でお送りください。
ヒョギ:アリガトウゴジャイマス。

司会:本日のイベントの様子は、4月にKNTVで放送される予定です。ありがとうございました。

KNTV「根の深い木」
・3月17日(土)日本初放送スタート!
 <本放送>毎週土・日 午後10:00~11:15
 <再放送>毎週月・火 午後2:05~3:20

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kandoratop  「根の深い木」を2倍楽しむ

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