「密室は破れました」今夜、榎本が破る密室は、とある中学校の科学教師の自宅の一室…嵐の大野智、佐藤浩市、戸田恵梨香の3人が密室の事件を解決するミステリー月9ドラマ「鍵のかかった部屋」は、先週16日、15分拡大版で放送され、平均視聴率は18.3％（ビデオリサーチ調べ、関東地区）と、春の連続ドラマ第2位と好調な滑り出し！番組サイトでは今夜の予告動画と事前クイズが公開されている。

第一話は、新米弁護士の純子（戸田）が、誤って銀行の巨大金庫の中に上司の芹沢（佐藤）を閉じ込めてしまう。開錠を「東京総合セキュリティ」に依頼し、駆け付けた榎本（大野）が、その扉を開けたことが縁で3人が顔合わせする。そして、密室で死亡した葬儀会社社長の死亡事件を解決しながら、芹沢のやり手ぶり、純子の熱血ぶり、そして榎本の鍵オタクぶりがコミカルに紹介された。

第二話は、葬儀会社社長の死亡事件を解決した後、芹沢が車で帰るところから始まった。彼の車の中で聞えてきた、「テープで密室にした自室で練炭による一酸化炭素中毒で死亡…」が第二話の事件だ。
芹沢が車中のラジオで聞いた事件の死亡者は、とある中学校の科学教師・高澤（髙嶋政宏）の義理の息子・大樹だ。大樹は、3年前に母親を亡くし、妹の美樹（福田麻由子）とともに高澤に育てられていた。
大樹の部屋には、内側からビニールテープが貼られており、状況からすると、自分でテープを貼り、自殺したとみるのが一番可能性が高い。ところが、兄妹のおじの会田愛一郎（中村獅童）は、妹を残して大樹が自殺するとは思えず、多額の遺産を受け継ぐため高澤に殺されたのでは疑っていた。遺体を発見したのは、妹と継父の高澤とこの会田。大樹が死亡した日、会田は高澤に呼び出されて家にやって来た。大樹の部屋の前では美樹がドアを叩くが、鍵がかかりなかからの反応もない。異変を感じた高澤が電動ドリルでドアノブの上に穴を開け、その穴から会田が工具を差し入れ、ついに鍵は開き、遺体となった大樹を発見したのだった…。トリックを見破るポイントは、部屋を密室にしたのが、ガムテープではなくビニールテープというところにあるようだ。果たして榎本はどんな推理でこの密室を暴くのか？

第一話では密室のトリックを、榎本が、事件現場の部屋の模型を作って推理した。手先の器用な大野が喜びそうな小道具だ。他にも、榎本の部屋には、様々な鍵の小道具が用意されており、大野もこうした小道具がお気に入りのようす。その模型は今回も登場する。榎本の早口でまくしたてる専門用語と一緒に、こちらもお楽しみに。
ところで、このドラマは二重構造のミステリーとなっている。というのは、榎本が謎解きするのはあくまでも密室トリックのみ。彼が興味のあるのは密室トリックだけ。だからそのあとの犯人捜しなんて興味がないのだ！第一話では、ここから先を、芹沢が推理しみごとに犯人を暴き出した。

今回の春の連続ドラマでは、初回の視聴率のトップ3は奇しくもミステリードラマが3作並んだ。第1位はジャニーズのSMAP中居の「ATARU」、2位が本作で、3位は嵐の相葉の「三毛猫ホームズの推理」。
相葉は刑事役なので、犯人特定までかかわるが、大野の演じる榎本と、奇妙な言葉の羅列でヒントを与える「ATARU」の主人公はヒントを与えるだけ。男2人に女1人という組み合わせも同じで、今後、TOP3の春ドラマで、失速せずに最後まで走りきるのかどのドラマなのか？こちらも大いに気になる。

ところで、ネットでは、このところ「カギの110番」のサイトへのアクセスが、急激に増えているそうだ。この会社は、「鍵のかかった部屋」でカギの110番・カギの救急車が撮影協力した。
また、榎本径が勤務する警備会社、東京総合セキュリティは、ALSOK総合警備保障本社。ドラマの防犯監修もALSOK社員が担当したということで、こちらのサイトも訪問者が急増しているとのこと。これがきっかけで防犯意識が高まれば、これもドラマのお手柄だ。

「鍵のかかった部屋」の第二話は、今夜23日夜9時からフジテレビにて放送、予告動画と、番組関連グッズが当たるクイズは、サイトの「物語」で視聴できる。4月30日 (月) 15:52-16:50に フジテレビにてダイジェスト放送。

※ナビコンでは、過去に紹介した嵐のCMとドラマの紹介を嵐のCM特集のコーナーで一挙紹介。

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