ウンゴの作戦は薯童謡!イ・ソジンが獣になって戦う「階伯〔ケべク〕」第8話のあらすじと見どころ!PV動画公開

2012年05月22日12時30分ドラマ
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ウンゴは、王子の母ソンファ王妃とムジン将軍を救おうとして斬殺されたハンビョクの娘、サテク一族に復讐すべくサテク妃に近づいていたのだった…番組サイトには名場面映像が、DVD公式サイトにはPV動画が公開されている。これまでの回を見逃した方は、【「階伯〔ケべク〕」2倍楽しむ】にこれまでのあらすじを紹介しているので参考にどうぞ。今回は、第8話のあらすじと見どころを紹介。

すっかりサテク妃の信頼を得たウンゴは、その裏でウィジャはサテク妃を倒すために手を組んでいた。まずウンゴは有力貴族の燕文進(ヨン・ムンジン)の娘テヨンとウィジャを結婚させようとしていた。テヨンはサテク妃の息子キョギとの縁談が決まっていた。もしこれが実現すれば、サテク一族の勢力はますます巨大化し、その勢いは止められなくなる。極秘裏に進められたこの婚姻の話を、ウィジャは女好きキャラで内臣佐平の妾と密通してキャッチした。ウンゴの立てた作戦だが、この時ばかりはウィジャは文句があるようだ。果たして、その真意は?

ウィジャは、亡き母の「陛下を信じるな」という遺言通り、父武王の前でも愚鈍を装い、王子がサテク妃への復讐の機会を狙っているとは、誰一人想像だにしなかった。サテク妃ただ一人を除いては…。そんなウィジャの心の中を知らない武王は、息子の王子としてあるまじき言動にあきれ、「なぜ生きているのだ」という言葉まで投げかける。この言葉に対してウィジャがなんと答えるのか?その言葉の奥に、ウィジャの強い信念が見て取れるのでお聴き逃しのないように。
次にウンゴは、武王がソンファ妃への思いを遂げるために使った「薯童謡(ソドンヨ)」の手法を借りて、既成事実を作り上げてしまう。いったいその手法とは?

一方新羅の捕虜兵士ケベクはイリと呼ばれ、次々と戦勝を上げ捕虜兵士たちからの人望を集め、将軍金庾信(キム・ユシン)からの信頼も得ていた。その頃百済では新羅の椵岑城(カジャムソン)を攻略する計画が持ち上がっていた。「カジャム城を手に入れろ!」と、指示する武王の前で、破談のことでウィジャを恨んでいるキョギがとんでもないことを口走る。果たしてその内容とは?

■見どころ
サテク妃のお気に入りとなったウンゴの活躍が凄い。今ではすっかりアイラインの細くなったサテク妃より迫力がある。「朱蒙」の控えめで悲運なチュモンの妻を演じたソン・ジヒョとは全く別人だ。彼女の考えた薯童謡の作戦は、ドラマ「薯童謡」で登場する。世に広く知らしめたい内容を、子供にわらべ歌として歌わせたあの手法だ。いくら取締りが厳しくても、子供の口には戸はたてられないみごとな手法だ。

イ・サン(予告編・動画)(c)2007-8 MBCまた、本格的に大人の俳優になり、主人公のイ・ソジンが前面に登場してきたが、韓国史劇のなかで、それまで武骨な主人公像を、色っぽく気品あるキャラにしたと信じている筆者に、イリは少々きつい。(詳しくはこちらで説明) 筆者は、画面に映るケベクの汚れたお顔をハンカチでぬぐってあげたくなる衝動を抑えられない。同じ感想を持つファンも多くいるようだが、もう少しお待ちくだされ!お顔がきれいになった後は、あの、人を眩しそうに見つめる目やどきりとするほどセクシーな切ない表情、あどけないエクボの笑顔に会えるので…。「イ・サン」の時と変わったのは外見だけではない。そのアクションも全く違う。まるで舞うように剣を操る美しい殺陣から、本作では縦に横に飛び跳ね、ワイヤーアクションを使った荒々しいアクションに代わる。そのさまは、ユシンの言葉を借りるなら、まさに「獣(けだもの)」。これは、次回以降ますます磨きがかかるのでお楽しみに。

さて、「ケベク」を観始めて、「善徳女王」との関連性の高いのに驚いた方も多いはず。それもそのはず、ドラマの年表:三国時代編で確認すればわかるように、本作はほぼ同じ時代を、「善徳女王」は新羅目線で、「ケベク」は百済目線で描いている。次回は、そんな2作品の比較をするので、お楽しみに。

「階伯〔ケベク〕」は、毎週火曜日夜10時からBSフジにて放送。番組サイトには名場面映像が、DVD公式サイトにはPV動画が公開されている。

■作品紹介
・放送:2011年、MBC
・話数:全36話
・脚本:チョン・ヒョンス
・演出:キム・グンホン
・キャスト
 ケベク:イ・ソジン、イ・ヒョヌ(子役)
 ウンゴ:ソン・ジヒョ、パク・ウンビン(子役)
 ウィジャ王:チョ・ジェヒョン、ノ・ヨンハク(子役)
 サテク妃:オ・ヨンス
 ムジン:チャ・インピョ

kandoratop【作品詳細】【「階伯〔ケべク〕」を2倍楽しむ】