「トンイ」第59話あらすじと見どころ:真心の内旨標信と粛宗の譲位宣言!仁元王妃紹介

2012年06月09日17時20分ドラマ
(c) 2010 MBC

チャン・ムヨルは、イヒョン宮の近くへ出かけている世子を襲わせ、襲われているのがトンイだと勘違いしたチャ・チョンスらが助けに入ったところで、チョンスらを捕え、トンイ一派が世子暗殺を企てたという罠を仕掛けたのだった…残すところあと2話となったドラマ「トンイ」、第59話、番組サイトには、全2回のダイジェストと次回予告動画が公開されている。
(以下、NHKBSプレミアムにて2011年04月~2012年06月放送時に紹介したものです)

【「トンイ」を2倍楽しむ】で、時代背景や実在の人物、各話のあらすじ(ネタバレあり、なし)、見どころ、豆知識などまとめて紹介している。



第59話では、粛宗に代わって仁元(イヌォン)王妃が出した「内旨標信」をもって、ムヨルがトンイ逮捕の命を下す。ところが、兵は突然ムヨルを取り囲んだ。トンイは毅然として、「世子殺害を企んだ罪人を捕らえろという仁元(イヌォン)王妃の命令だ」と言い放つ。その言葉が信じられずにうろたえるチャン・ムヨルの前に王妃が現れ、その命令に間違いはないと断言する。証拠などないと思っているチャン・ムヨルに、トンイはお前の企てにとうに気づいていたと告げる。

実はチャン・ムヨルが兵力を掌握した時からその動きを疑っていたトンイは、このことを粛宗に伝えていた。そしてムヨルの企みと粛宗が禅位(世子に王座を譲位)しようとしていることを中殿に伝え、自分を信じてくれと嘆願していた。その一方で、粛宗にムヨルの悪事を報告し、粛宗は外出先で、徹底的にムヨルの悪行の証拠を探していたのだった。すべての計画の仕上げは王妃の決断にかかっていた。トンイの真意に触れ心を動かされた王妃は、トンイを信じ、ムヨルを捕らえろとの「内旨標信」を出したのだった。ムヨルには打ち首が、イム・サンヒョンらには流刑および死罪が言い渡され、一件落着となる。自分の不在時に、みごとすべての事件を解決したトンイに、粛宗がどんな言葉で慰労するのか、お聴き逃しのないように。

ついに粛宗が譲位を発表!もちろん重臣ら全員が大反対するも粛宗は受け入れない。とうとう世子は席藁待罪(ソッコデジェ)までして、譲位撤回を申し出る。粛宗の国造りは志半ば…トンイとて粛宗の譲位は早いと思っていた。しかし、そんな粛宗の決心を王妃が変えるのだった。果たして、王妃はどんな方法で、全員を納得させ事態を収拾するのか?

■ドラマをもっと楽しむために:仁元(イヌウォン)王妃の心変わり
今回、大活躍した仁元王妃(演じたのは、オ・ヨンス)だが、1687年~1757年に実在し、1721年に粛宗の第3番目の王妃となった“仁元王后”がモデル。世子を擁護する小論派のキム・ジュシン(金柱臣)の娘。ドラマでも、世子派として登場し、後にトンイの人柄に打たれ、後にヨニン君(クム)を擁護すると描かれているが、実在の仁元王后も始めは世子派だったが、粛宗が老論に傾き、世子よりヨニン君やもう一人の息子延齢君をかわいがるにつれ、ヨニン君派に鞍替え。そして、生母の身分の低いヨニン君を擁護し、強力な後ろ盾となる。

NHKBSプレミアム「トンイ」番組サイト

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