よき日の求愛の返事…居列城が抱える問題とは?「階伯〔ケべク〕」第19話あらすじと予告動画‐BSフジ

2012年08月07日16時44分ドラマ
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サテク妃の命令で暗殺されたはずの武王は生きていた!自ら仮死状態になる薬を服毒し、ケベクと共に大芝居を打ったのだった…王は自分の葬儀の日に現れ、サテク一族とそれに加担した貴族たちを一掃することに成功した!「階伯〔ケべク〕」第19は今夜7日(火)夜10時からBSフジにて放送、番組サイトには名場面映像が、DVD公式サイトにはPV動画が公開されている。これまでの回を見逃した方は、【「階伯〔ケべク〕」2倍楽しむ】にこれまでのあらすじを紹介しているので参考にどうぞ。

■第19話 居列(コヨル)城へ赴任
太子になったウィジャは希望に燃えていた。ウィジャは今後の百済を自分と一緒に支えるために義兄弟の契りを結んだ3人にも官職を用意することを約束。ソンチュンは人事を司る外舎部、フンスは軍事業務を司る司軍部、そしてケベクは護衛部のそれぞれ徳率という異例の大抜擢となるポジションに推薦する。ところが、武王はウィジャに対して気がかりなことがあった。ウィジャのウンゴへの気持ちだ。ウンゴへの気持ちを訊いた王に対してウィジャはなんと答えるのか?太子妃テヨンは多忙を言い訳に自分を避けるウィジャに寂しさを感じていた。

ケベクはかつて暮らした家をウンゴと一緒に片付け、夢にみた甘いひと時を過ごす。そんな時ウンゴの元に叔父だと名乗る親戚が現れる。
そしてウィジャはケベクたちとともに、百済の民の声を聞いて回る。国を意のままに動かしてきたサテク一族が滅びたことで民衆は喜んでいると思ったウィジャだったが…。

武王は、迷っていた。いくら本人の望んだこととはいえ、息子の前で父であるムジンを殺した王とウィジャを、ケベクは本当に許したのか?傍に置いていいのか?悩んだ王は、ケベクを新羅との国境近くの居列城の郡将に任命する。この地は、新羅の標的になっている城で、すでに群将が2人も死に、皆が怯えてる危険地帯。ケベクはこれを承諾し、ウンゴに同行を求めるが…。その時ウィジャはウンゴに都市部の長史への抜擢するという辞令を持ち込む。新たに新設された官職。もし受入れれば都を離れることはできない。果たしてウンゴはどちらを選ぶのか?

その頃、サテク時代の内臣、佐平キムはウンゴの叔父に金を渡していた。この金が後に大きな禍根を残すとは、金を受け取った叔父自身夢にも思わなかった。

居列城に赴任したケベクは村の荒んだ暮らしに胸を痛める。再三に亘って新羅から攻撃を受けた城壁は崩れ、兵士たちはだらけきっていた。この一帯を治める貴族・ジンドクはこの地を焼き払い、民を連れて移住しようとしていた。しかし、民たちはここを引き払おうとしない。移住先では貴族は生き延びられても、農地のない民は生活できないという。
どうやら新羅との戦いの前に、ケベクにはやるべきことがあるようだ。はたしてケベクは居列城が抱える問題を解決することができるのか?

■見どころ
かつて家族で暮らした家をウンゴと二人で片付け、ウンゴの作ってくれた食事をするケベク。ケベクが一番幸せなひと時。胸キュンの一瞬を決してお見逃しなく。
2人の門出を見守るつもりのウィジャは、果たして本当にウンゴをあきらめ切れるのか?太子ウィジャのウンゴを見つめる目にも注目しよう。

■ドラマをもっと楽しむために
酒場で酔客が、ウィジャ太子の伯母について語るシーンがあるが、この伯母こそがドラマ「善徳女王」のトンマン女王のこと。階伯〔ケべク〕」と「善徳女王」が、歴史の裏表だということがここでもわかるエピソードだ。(「薯童謠(ソドンヨ)」「階伯〔ケべク〕」「善徳女王」はそれぞれのスピンオフドラマ?予告動画と図表でチェックを参考に)
また、今回、ケベクが赴任した居列城は元々伽揶の地。ケベクは、この地の民たちの荒んだ様子と百済への帰属意識の低さに心を痛める。これには深い理由があった。三国時代の地図を見てみよう。小さくピンクに塗られているのが伽耶という国。ドラマ「鉄の王キム・スロ」の舞台となった国だ。この国は元は百済や新羅を超える豊かで強国だったが、もっと広かった領地は、百済と新羅に切り崩され次第に狭小、弱小化し、562年ついに新羅によって滅ぼされた。現代の地図を開いてみよう。居列城があるのは、今の慶尚南道の北西部にある居昌郡(コチャン郡)というところ。かつて伽耶の地だったところだ。そのため土着の民は百済への帰属意識が低く、百済だろうが、新羅だろうが食べていければどちらでもよかったのだ。民は貴重な国の財産。簡単に新羅に寝返りされては困る。だから、貴族のジンドクは田畑を焼き払って民を移住させようとしたのだ。ドラマ「善徳女王」では、この問題でウォルヤを悩ませユシンを苦しめている。

「階伯〔ケべク〕」は、毎週火曜日夜10時からBSフジにて放送。番組サイトには名場面映像が、DVD公式サイトにはPV動画が公開されている。

■作品紹介
・放送:2011年、MBC
・話数:全36話
・脚本:チョン・ヒョンス
・演出:キム・グンホン
・キャスト
 ケベク:イ・ソジン、イ・ヒョヌ(子役)
 ウンゴ:ソン・ジヒョ、パク・ウンビン(子役)
 ウィジャ王:チョ・ジェヒョン、ノ・ヨンハク(子役)
 サテク妃:オ・ヨンス
 ムジン:チャ・インピョ

kandoratop【作品詳細】【「階伯〔ケべク〕」を2倍楽しむ】