師匠が愛弟子に残したもの!四寅剣とは?「ペク・ドンス」第22-24話あらすじと見どころと予告動画

2012年09月05日15時36分ドラマ
(C)SBS

偽人参の事件で逮捕されたデジュンは、身代わりの首謀者をたてることであっけないほど簡単に釈放され、次なる作戦に出た!今回は、第22話~24話のあらすじと見どころを紹介、番組サイトには、特報動画と次回予告動画を公開している。

デジュンが次に仕掛けたのは、正祖を父の世子と同じく謀反人に仕立てること。正祖の剣で王の英祖殺害をさせると見せかけ、間一髪のところを倭人ケンゾウに英租を助けさせた。
この一連の事件が正祖の仕業だとされた決め手は“四寅剣”。ドラマ「快刀!ホンギルドン」にも登場した宝剣だ。四寅剣は、「寅年、寅月、寅日、寅時など寅の字が四度重なる時」に熔解鉄を注いで作るという宝剣。寅(虎)は十二支の中で「陽」気が起こる時期を象徴しており、寅の字が四度重なる四寅に作られた四寅剣は、「陰」で邪悪な気運を斬り、国家の危機をはね除けるという「辟邪」の意味があり、王が新年に魔よけの祭祀などで用いたりした。

しかし、王の正祖に向けた信頼は篤く、グァンテク、ソ・ユデに真相究明を命じた。ドンスやチョリプ(ホン・グギョン)らの働きで、すべての真相が解明され、グァンテクに代わってドンスが御前で、デジュの企みの一部始終を明らかにしようとしたその時、倭人ケンゾウが現れ、すべては偽人参事件で恨むを抱いた倭人のしたことと申し出た。これにより、またもやデジュンはピンチをするりと潜り抜けた。

一方で、ジソンを助け手元に置いたウン。共に暮らすうちにジソンはウンの優しさに触れ、ウンは一層ジソンへの想いを強くする。しかし、彼女の陰に常にドンスがいた。デジュンにジソンの安全を約束させるために、ウンは再び彼と手を組むことを決心し、商売をしたいというジソンの願いを聞き入れドンスの元に帰してやった。

その頃、黒紗燭籠の元イン(人)は、チョン(天)の娘だと信じるジンジュを誘拐し、邪魔者を一人一人殺していこうと計画。そして最初のひとりがジンジュの養父ジンギだった。

■第22話あらすじ
ジンジュがインに捕まったことを知り、一人で助けにやってきたジンギは、仕掛けられた矢を受け倒れてしまう。一方、ウンはインが黒紗燭籠から石弓を持ち出したことを知り、手下にインの隠れ家の場所を聞き出す。そこでジンジュとジンギが倒れているのを見つける。インは次の標的フクサモに一人で来ないとジンジュたちが死ぬとの文を送る。その頃、市場でジンジュを捜していたドンスらの元にもウンの手下らによって文が届く。果たしてその文とは…。
運命に悩みながらも呪われた“殺星”から逃れられないウンは、チョンから、「愛する人を失っては天下一の剣客になっても意味がない。お前の父親を殺したのはお前ではない…お前が縛られている殺星などないのだ」と、ウンに自分の二の舞をさせたくないと言い聞かせるが…。
一方、王宮では、世孫の命を守るめに、孝章世子(ヒョジャンセジャ)の養子にする事をチョリプ(グギョン)が提案する。これで逆賊の息子という、正祖を正式な王位継承者とするための支障は無くなる。デジュにとっては厄介なこと。

■第23話あらすじ
世孫・正祖が孝章世子の墓を参拝する行列が宮殿を出る。護衛に当たるドンスたちはデジュの刺客に襲われ、別働隊のフクサモたちも謀反人の汚名を着せられ捕まる。昭寧園(ソリョンウォン)近くの村に着いたドンスたちはさらなる刺客に襲われ、ウンまでも護衛官をかわしながら世孫へと迫る。その時、刺客の放った矢が世孫の胸に刺さる。しかし、服の下に着けていた鎧のおかげで世孫は助かり、ドンスとホンドと逃げる。チョリプと護衛官の3人が相手になるが、呆気なくウンに倒されてしまう。ところが逃走する正祖を陰から助ける人物が現れ、正祖はなんとか宮殿に戻ることができる。果たして果たして人物とは?
自分が胃がんで余命少ないと知ったグァンテクは、ジンギたちが回復した夜、酒を酌み交わしながらドンスに、義兄弟たちと思悼世子に忠誠を誓ったかつての話をし、自分が守れなければ必ずドンスが、正祖が王位に就けるまで守るのだと語る。ドンスはまるで今生の別れのようなグァンテクの口ぶりに不安を感じる。

■第24話あらすじ
前話で、正祖を守ったのはウンだった。しかもウンは争っても殺さなかった。これを知ったグァンテクは、「ウンは孤独に耐えてるはずだ。助けて戻れるよう導いてやれ」と、ドンスに言った。
そして、ドンスたちはグァンテクが胃がんの身でチョンと闘いに行った事を知る。小屋を出て向かい合うグァンテクとチョン。「お前のおかげでいい人生だった」と礼を言うチョンに、グァンテクも礼を言う。再び斬り合おうとしたその瞬間、テジュの息子サヘの合図で矢が放たれる。グァンテクはチョンを庇い矢を払うが、チョンの剣はグァンテクの腹に。倒れたグァンテクはようやくチの元に行けると笑い、チョンに「そなたを元に戻したかった」と話す。駆け付けるドンスに「天下一の剣客になれ!」と告げ、グォンテクはドンスにあるものを残して命果てる。グォンテクの遺したものこそが、ドンスの武芸を完成させるものだった。果たしてそれは…。
そして己の“殺星”の運命に悩みぬいたウンは、ついに答えを出す!ウンがだした答えとは…。

■見どころ
第24話では、これまでドラマをリードしてきた師匠グァンテクとチョンの最高の見せ場が見られる。2人の愛弟子との最後の絡みも大いに泣かせてくれ、第25話からはいよいよ最終章に突入する。
「ペク・ドンス」はドラマ「イ・サン」「トキメキ☆成均館スキャンダル」「風の絵師」など当代のドラマで描かれたキャストや事件がたくさん登場するが、それがどれも意表を突くもの。それをやってのけるのが、チョリプ改めホン・グギョンだ。第23話でも、「イ・サン」では名場面となった「孝章世子の養子」で大いに驚かされた。今後もチョリプ、いや、ホン・グギョンから目が離せない。この時代のドラマはこちらで確認できる。⇒ドラマの年表(朝鮮王朝編) 年表は[Ctrl]キーを押しながらマウスのホイール(真ん中のダイヤル)を回して大きさの調整が可能。

「ペク・ドンス」は、平日の毎朝月~金8時30分から9時21分までテレビ東京にて、地上波初放送。番組サイトでは予告動画が公開されている。

kandoratop  「ペク・ドンス」を2倍楽しむ

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テレビ東京「ペク・ドンス」番組サイト
「ペク・ドンス」日本公式サイト

■作品紹介
・制作:SBS、2011年
・話数:全29話
・出演: チ ・ チャンウク、ユ・スンホ、チョン ・ グァンリョル、チェ ・ ミンス
・演出: イ・ヒョンジク 「スタイル」「ロビイスト」、キム・ホンソン 「夜叉- ヤチャ -」
・脚本:クォン・スンギュ

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