心の友が悲しき暗殺者へ!グギョン転落の始まり…!「イ・サン」第65話あらすじ、見どころと予告動画-NHK

2012年09月15日17時09分ドラマ
(c)2007-8 MBC

ホン・グギョンのヒョイ王妃に対する横暴な態度はますますひどくなり、前回ラストでは、ついに「側室になっても、サンの母である惠慶宮から認められていないソンヨンが王子を産んでも争いの火種をもたらすだけだ」と、ソンヨンを冒涜する暴言まで吐く!明日放送の第65話は、ちょうどそこにサンが通りかかるところから始まる…第65話「悲しき暗殺者」 は16日夜11時からNHKにて放送、番組サイトでは前2話分のダイジェスト映像と予告動画が公開されている。

サンは、グギョンを呼び出し、ソンヨンに対する暴言に関しては触れず、貞純大妃の動きを調べるように命じる。老論派がそろって完豊君(ワンプングン)の世子擁立に関する上奏文を提出したことに、大妃の関与を疑ったのだ。

ヒョイは、大妃の尚宮と亡くなったウォンビン(元嬪)に仕えていた尚宮とが手紙のやり取りをしていることを知り、テスにグギョンの身辺を探るように命じる。テスにとっては、サンを頂点に、グギョンは師でもあり兄のような存在、王妃はサンの妻でソンヨンを守ってくれる人。そんな大切な恩人2人の確執の間に立たされたテスのやりきれなさをお見逃しなく。

同じころヒョイと同じくサンもグギョンの動きに不信感を持っていた。しかし、サンにとってグギョンはただの忠臣ではなかった。同志であり、自分を王位につけてくれた貢献者であり、そして同じ目線でモノが見られる心の友だったのだ。そこでサンはグギョンに最後のチャンスを与える。このツーショットの場面をお見逃しなく。
「権力を得るためには手段を選ばないが、手にした権力をむやみに行使しない」サンと初めて出会ったころのグギョンの言葉だ。この言葉を信じてサンは彼に大きな権力を与えてきたのだ。最後にもう一度チャンスを与えたいサンはグギョンを都承旨(トスンジ)という王の最側近である任から解く決意をする。サンとしてはこれは左遷ではなく再起のための最後のチャンスを与えたつもりだったのだが…。

ヒョイの頼みに悩むテスはあることで意を固める。その“あること”がまたテスを悲しませる。テスはグギョンと大妃の密会を目撃し、衝撃を受ける。それでもグギョンを守りたいテスはこの後、実に男らしい行動に出る。(筆者の中ではもちろんサンが一番だが、テスの株も上がりっぱなしだ)
グギョンが大妃と密通していたことを知ったヒョイは、グギョンを呼び出し、自白しなければ数日後の行幸の後、サンにすべてを打ち明ける、と告げる。
都承旨の職も解かれ大妃とのつながりまで知られれば、今度こそサンに見捨てられると思ったグギョンは、必死にヒョイにすがるが、彼女を翻意させることはできなかった。
もし、テスが大妃との密会をヒョイに報告しなければ…、もし、ヒョイがもう一度だけ彼を許していれば・・・、グギョンの暴挙は止められたのだろうか?

ついにホン・グギョンは、行幸先でヒョイ王妃暗殺のある計画を部下に指示する。しかし、その直後にホン・グギョンは、サンとヒョイの仲睦ましい姿を目撃し、あわてて外に出て走り出している。グギョンはどこへ行ったのだろう?

第65話からは、主従関係を超えた心の友として幾多の苦難を乗り越えてきたサンとグギョンの関係が壊れていく悲しい場面が続くが、そんな中でもイ・ビョンフン監督は視聴者に笑いを提供してくれる。
キム尚宮とヤン尚宮(チョビ)が、「はじめて会った気がしないワ~」「ここが(宮殿)がなぜかしっくり来るのよ~」なんて会話するシーンがこれだ。イ監督のファンならすぐにピンと来るだろう…そう!2人はそろって「チャングムの誓い」に出演しているのだ。
何気ない尚宮2人の会話のシーンを描きながら、見る人が見ればわかる笑いをツボを押さえるあたりが、イ・ビョンフン監督のすごさだ。こうしてファンは次々とイ監督の作品を手にしてしまい、寝不足になるのだった。


「イ・サン」第65話は9月16日(日)夜11時から放送、予告動画と前2回のダイジェスト映像は番組サイトで公開。

NHK総合「イ・サン」番組サイト

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