幼なじみの兎丸、清盛と袂を分かつのか…大河ドラマ「平清盛」第39話予告動画と前回のあらすじ-NHK

2012年10月07日09時00分ドラマ

10月7日、NHKの大河ドラマ「平清盛」は第39話「兎丸無念」を放送、幼少期から互いを知る平清盛(松山ケンイチ)と兎丸(加藤浩次)であったが、猪突猛進とも思える清盛の姿勢に兎丸は徐々に違和感を覚える。清盛の掲げる最大の野望である福原での日宋貿易の事業に兎丸は欠かすことの出来ない存在ながら、工事について激しく意見が対立する事態となる。それ以前に、兎丸も平時忠(森田剛)が率いる密偵集団「かむろ」の存在を疎ましく思っていた。
<第39回みどころ>
清盛の権力が強大になるにつれ、一門の権勢拡大と共に体勢にほころびが見え始める。後に平家を脅かす大きな存在となる源義経(神木隆之介)が武蔵坊弁慶(青木崇高)と出会ったのも、弁慶がかむろ退治に乗り出したのがきっかけである。清盛がなりふり構わず突き進む道には何があるのか。

■第38回「平家にあらすんば人にあらず」
福原にいる清盛は、来るべき福原港での貿易のために大泊港の工事に心血を注いでいた。兎丸もその補佐をよく務め、防波堤の工法を編み出し清盛と喜びあう。一方で平家に対する不満を早期に抑えるべきと、清盛は時忠に治安維持を命じる。そして時忠が作ったのが、孤児たちを集めて平家に逆らうものを監視する警護団「かむろ」であった。ある夏、妻・時子(深田恭子)が倒れたと聞いて早馬で帰京した清盛に、時子はかむろの存在を諌めるが清盛は耳を貸さない。父と自分を比較して無力感に陥った重盛(窪田正孝)は病がちで、それを案じて時子は清盛に帰京を促すものの、それすらも聞き入れられなかった。清盛にはある大きな野望があった。娘・徳子(二階堂ふみ)を高倉天皇(千葉雄大)に入内させるということであった。我が子を天皇の母にすることで清盛の権力は絶頂に至ると考えられ、一門はあまりの事に驚きを隠せない。
高倉天皇の母である滋子(成海璃子)は清盛の考えに賛同するが、その夫である後白河法皇(松田翔太)の意向がつかめなかった。清盛は意を決して後白河に直談判するが、後白河は問答を吹っかけて話をはぐらかすのだった。清盛は貢物に、京から取り寄せた羊を献上した。しかし、高倉天皇の影で利用されている高倉天皇の子・以仁(柿澤勇人)とその養母・璋子(佐藤仁美)はこれを利用し、都に疫病が流行った折に清盛が持ち込んだ羊によって病が広まったと噂を広める。案の定、この噂に乗じて公卿たちは徳子の入内に反抗する。そこで清盛は福原の館に後白河と滋子を招く。かつて荒れ果てた地であった福原は清盛によって見事に生まれ変わっており、そこには清盛の決意が感じられた。清盛は徳子の入内のためにはこの福原を都ごと後白河に献上すると宣言する。そして清盛は引き伸ばしていた後白河からの問答にも見事な答えを出し、後白河をうならせた。そして後白河はついに徳子の入内を認めるのだった。かくて、清盛の直系が天皇家の一員となる。
この裏で、貴族たちを中心に平家に対する不満は高まりを見せるが、ある時かむろ達は璋子らにも制裁の手を加える。恐れおののく人々を前に兎丸は時忠を叱りつけるが、時忠は「平家にあらずんば人にあらず」と言い放つのみだった。かむろの存在で京の街が不安に包まれる中、鞍馬寺で修行をする義経はある夜使いに出される。その途中、五条大橋の上で義経はある男に行く手を阻まれる。それこそが弁慶だった。

大河ドラマ「平清盛」第39回は7日(日)、総合よる8時・BSプレミアム午後6時から放送。予告動画は公式サイト「あらすじ」で視聴出来る。第38回「平家にあらずんば人にあらず」のオンデマンド配信購入期限は10月14日まで、210円(税込・視聴期間:購入後1日)で視聴出来る。NHKオンデマンドではお試し視聴も配信中、見逃し見放題パック(月額945円・税込)の対象となる。それ以前の過去放送は特選ライブラリとして配信中。

大河ドラマ「平清盛」
NHKオンデマンド|大河ドラマ 平清盛

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