涙の譲位…首陽即位の日!「王女の男」第16話あらすじと予告動画、前回ダイジェストとキャスト&OST情報

2012年10月20日23時35分ドラマ
(C)KBS

端宗(タンジョン)王は、いつまでも続く首陽(スヤン)の殺戮に、譲位するので人を殺めるのをやめてください、と首陽に告げた…明日21日放送の第16話で、いよいよ首陽の即位が近づく中、セリョンはどう動くのか?番組サイトで前回ダイジェストと予告動画が公開されている。

見逃した回のある方は、【「王女の男」を2倍楽しむ】で全話のあらすじと見どころを紹介しているので参考にされたい。今回は第16話のあらすじ紹介だが、視聴前にあらすじを知りたくない方は、「見どころ」だけを先に読んで、「あらすじ」は視聴後にどうぞ。

■第16話見どころ
今回は、イ・ゲを演じたオム・ヒョソプの演技に注目しよう。後に「死六臣」のひとりとして後世に残る忠臣イ・ゲは、ドラマの中ではスンユたちの師として登場している。慈悲深く憐れみ深い人物を好演している。が…この人物どこかで見た記憶がないだろうか?歴史ドラマファンならピンと来るはず。…あの「善徳女王」のピダムを破滅に追いやった憎いヨムジョンだ。善悪自在に演じ分ける彼の演技力に感心しきり。

■第16話「即位の日」
黒覆面に一段と低い声…スンユが首陽側の温寧君(オンニョングン)を襲う。自らの顔を見せ、温寧君が「スンユ」と呼ぶ声に、「そんな奴はこの世におらぬ」と、刀をおろし、亡き父、キム・ジョンソの別名「大虎」の字を血で書き残す。温寧君死亡の報告を受けた首陽らは、「大虎」を名乗る正体不明の敵にいらだつ。

端宗の譲位を反対する声も多かったが、王座を狙う首陽が無残に人びとの命を奪うのを止めるため、そして、叔父のクムソンと義兄ジョンの命を救うため、ついに譲位を決意。「叔父上、どうぞ聖君におなりください」と宮殿を去る。セリョンは父が王位に就き、自分もじきに王女になると母から知らされ、部屋を飛び出す。姉を心配する弟のスンの清らかな心根がセリョンのせめてもの慰めだった。
譲位の知らせはすぐにスンユの耳にも届き、首陽の元へ乗り込もうとするスンユをソクチュが止め、「あの女が王女になる前に、いっそ駆け落ちしろ。子供を育てれば復讐など忘れる。すべてを忘れろ」という。

ついに即位の日。こわばった表情で父首陽を見送るセリョン。沈黙を守っていたセリョンがついに口を開いた。果たして首陽を凍りつかせたセリョンの言葉とは?そして首陽に暴言を吐くセリョンをミョンが連れ出す。セリョンの怒りはまだ収まらない。ここでミョンに言い放つキツイ一言にも注目を!
一方、すっかり頼もしい夫になったジョンは、もう王女ではなくなった妻キョンヘをいたわり、宮殿を後にする端宗を優しく出迎える。

「大虎」になったスンユは次なる復讐の相手シン・スクチュを襲った。刀を振り下ろそうとしたその時、ミョンが駆け付け失敗に終わり、互いに刀を交える。ミョンの部下が駆けつけ、スンユは立ち去る。そのままジョンの元へ向かスンユは、ここで恩師イ・ゲと再会を果たす。「泣くな…泣くな…」という師が大粒の涙を流してスンが生きていることを喜ぶ。その頃、手下がこぞってソクチュの元へ戻ったのに怒るチルグは、ミョンの元へ向かい、「護送船から、生還した者が妓楼にいる」という情報を与える。

翌日、ミョンが駆け付け、その視線の先にスンユが…。

■豆知識:キャスト情報とOST情報
今回のラストも感動の名場面が見られる。そしてそこで流れる音楽がOSTの女王、そしてバラードの女王ペク・チヨンの歌う「今日も愛してる」。「韓国ドラマ「王女の男」 オリジナル・サウンドトラック」に収録されている楽曲だ。さあ、どんな名場面でこの曲が流れるのか?
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♪「今日も愛してる」
「見つめるしかできない、触れることさえできない…悲しくて…すぐ前に立っているあなた、そしてあなたの後ろにいる私…」まさに、ピッタリの音楽だ。
第14話でもOSTの紹介をしたが、本作のOSTには、音楽オーディション番組「私は歌手だ」の審査員でヒットメーカーのユン・イルサンをはじめ、ドラマ「シークレットガーデン」OSTも担当したユン・ミンス、作曲家のキム・ドフンら、韓国のトップクラスのプロデューサーが多数参加したことでも有名。その実力はさすがで、豪華アーティストたちの実力を十分に引き出している。「今日も愛してる」は、バラードの女王ペク・チヨンがピアノとストリングスの演奏をバックに情感たっぷりに歌い、配信後1ヶ月が過ぎてもいろいろな音楽チャートで1位を独占し続け大ヒットした。

「王女の男」第16話は、NHKBSプレミアムにて21日(日)夜9時から放送。予告動画と前2回のダイジェストは番組サイトで視聴できる。
「癸酉靖難」をはじめ、ドラマ視聴に役立つ歴史については、【「王女の男」を2倍楽しむ】の「(2)時代背景:ドラマと一緒に朝鮮王朝を勉強」で紹介しているのでチェックをお忘れなく。

NHKBSプレミアム「王女の男」番組サイト

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