王の親衛隊“壮勇衛”新設!命がけの出産…「イ・サン」第71話あらすじと予告動画と前2回ダイジェスト-NHK

2012年11月03日16時35分ドラマ
(c)2007-8 MBC

ソンヨンの懐妊で大喜びのサンとヒョイ王妃!サンのピンチを救い、王の御子を宿したとなれば恵慶宮とて知らん顔は出来ない、ソンヨンを呼びつけ側室として正式に認めた…第71話では、ドラマ「ペク・ドンス」にも登場した王の親衛部隊“壮勇衛”も登場、番組サイトでは予告動画と前2回分のダイジェスト映像が公開されている。「ペク・ドンス」についてはこちらで紹介⇒【「ペク・ドンス」を2倍楽しむ】

サンは改革の第一歩として軍事組織の改編をした。ホン・グギョンが死の間際まで心配していたことだ。これまでの軍事組織が老論派に牛耳られていることを、嫌と言うほど知らされてきたサンは、精鋭の武官を集めた新たな王の親衛部隊、壮勇衛(チャンヨンウィ)を組織し、テスを副大将に任命した。次にサンは、父の思悼世子(サドセジャ)の墓に参拝し、墓を華城に移すことを発表した。

これで老論派に激震を走った。「これまでサンが、思悼世子の死に関わった人物を処刑しなかったのは、絶好の機会を待っていたのだ。それがどうやら今らしい。そうなれば老論派の重臣たちはもちろん、貞純大妃の命も危ない」と、いうことを悟ったのだ。貞純も必死だ。まずは、先代王の遺書がどんな内容なのかを探る作戦に出た。久々のハラハラドキドキのシーンだ。

前回、サンはチョン・ヤギョンを「流刑に処す」と言ってからかったのは、数千人が一度に漢江(ハンガン)を渡る方法を考えさせるためだった。サンから謎かけのような課題を与えられたチョン・ヤギョンは、寝食を忘れて答え探しに没頭していた。ヤギョンと世話係との頓珍漢なやり取りが楽しいのでお見逃しなく。やっと答えを見つけて深夜にサンに報告に行くヤギョン。飛び起きてヤギョンの肩を抱くようにして、見に行くサン。2人のいたずらっ子のような輝く笑顔に注目しよう。さて、ヤギョンの考えついた「一度に数千人が川を渡る方法」とは…。

こんなに忙しい中でも、サンは身重のソンヨンの元を訪ね気遣う。ところで身重なのはソンヨンだけではなかった。(これにはちょっと残念な気もするが、王なら仕方がない、とここは割り切ろう)。側室の和嬪(ファビン)もソンヨンに続いて懐妊していたのだ。恵慶宮は今ではソンヨンを認めているが、それでも家柄の良い和嬪に王子を産んでもらいたいらしく、何かにつけてソンヨンは後回し。もちろんそんなことでへそを曲げるソンヨンではないが、王と王妃のためになんとしても王子を産んであげたかった。ソンヨンのお腹の子のために手書きの書物や木刀や弓まで準備している王に、「王女が生まれたら…」と不安がるソンヨン。そこでサン一言が、彼の誠実さを物語っている。ドラマの中で確認しよう。

いよいよ予定日が近づくが、ソンヨンの陣痛は始まらない。遂には、「羊水過少症」の診断までされ、このままでは母子ともに危ないと言われてしまう。こうなると一刻も早く胎児を取り出さなければ、胎児仮死や子宮内胎児死亡に至ることもある。今なら緊急帝王切開と言うところだろうが、当時はそうもいかない。ここで登場するのが「佛手散」と言う漢方薬だ。この薬品名を聞いて「チャングム」を思い出した方は凄い!36話で中宗の王妃が流産したとき、胎児が双子だったと気づいたチャングムが選んだ薬だ。(詳しくはチャングムの医女見習い時代の見どころで紹介)

和嬪の陣痛が始まり、やっとソンヨンの陣痛も始まった!先に和嬪が出産し、大難産の末ソンヨンも無事出産する。一人は王女、一人は王子。果たしてソンヨンが産んだのは…?
同時に2人の我が子の誕生に大感激のサンだが、ここでも彼の人徳の高さが証明される。サンは、王女を産んだ側室の方を先に見舞いに駆けつけ、王子でないことを謝罪する側室を慰め、はやる心を抑え、王子には翌日に会いに行く。並みの男ではできないこと。

「イ・サン」第71話は、明日11月4日(日)夜11時から放送、予告動画と前2回のダイジェスト映像は番組サイトで公開。「イ・サン」終了後は、「イ・サン」の前史にもあたる「トンイ」を2013年1月から放送。【「トンイ」を2倍楽しむ】でナビコンでは全話のあらすじと見どころを紹介しているので、気になる方は、先取りチェックをどうぞ!

NHK総合「イ・サン」番組サイト

kandoratop【作品詳細】【「イ・サン」を2倍楽しむ】