ニコ生ユーザー26万人が見守った「アメリカ大統領選」16時間ぶっ通し解説&生放送レポート!動画も配信中。

2012年11月09日17時06分政治・経済

延べ26万人が視聴、25万件以上のコメントが書き込まれた「アメリカ大統領選【オバマvsロムニー】開票まで16時間ぶっ通し!解説&実況生放送」の模様をレポートで紹介!本番組はタイムシフト機能で現在も視聴可能となっているので、見逃した方はレポートと一緒にどうぞ。

この番組は、11月6日(火)~7日(水)にかけて、16時間ぶっ通してニコニコ生放送で放送する予定だったが、延べ26万人にも及ぶユーザーからの延長希望によって17時間以上の放送となった。これこそテレビではできないニコニコ生放送の強みだ。
アメリカ大使館文化担当官&杉本アメリカ大使館文化担当官&杉本番組は、アメリカ大使館主催のもと放送され、メディア・アクティビストの津田大介氏、タレントの麻木久仁子氏、俳優・映画監督の伊勢谷友介氏、米在住映画評論家の町山智浩氏、ジャーナリストのモーリー・ロバートソン氏ら有識者総勢20名が番組に出演した。

ルース大使登場ルース大使登場番組ではアメリカ大統領選について現地からの中継を挟みながら、オバマ・ロムニー両陣営の戦略や日米関係のゆくえについて議論が交わされた他、放送終了直前には急きょ駐日米国大使のジョン・V・ルース氏も出演し、ニコニコ生放送を視聴する日本の若者に向けて激励の言葉を送った。

そもそもなぜアメリカ大使館とニコニコ生放送とのコラボレーションが実現したのか。
番組冒頭に出演したアメリカ大使館文化担当官のリチャード・メイ氏は「大統領選は日本でもニュースで流れるが、深い内容ではなく少ししか理解できない。ニコニコ生放送はコメントもできるし、アメリカから直接映像もくるので、若い日本人に大統領選の意味を伝えられると思った」と、今回の企画への期待を語った。

アメリカ大統領選への注目度の高さ、そしてニコニコ生放送初の米国大使館とのコラボ番組ということもあり、番組の視聴者数も急増。多数のニコ生ユーザーが視聴する中、メディア・アクティビストの津田大介氏が進行を務め、番組は進行していった。

スタジオにゲストとして登場したのは、タレントの麻木久仁子、青山学院大学教授の中山俊宏氏、小説家の平野啓一郎氏、またVTRで俳優・映画監督の伊勢谷友介氏、作家の村上龍氏らが出演し、それぞれの立場から選挙戦の行方や日米関係について熱く議論を交えていた。

中でも、ネット中継対談で登場した米国在住の映画評論家・ジャーナリストの町山智浩氏は、今回の大統領選の背景や現在の状況、特に「オハイオ問題」や「ロムニーケア」、「47%問題」、「FEMA問題」など、大統領選に大きな影響を与えた事例を丁寧に解説。
これにはニコ生ユーザーからも「もっと聞きたい!」「延長して」など多くの関心と反響がコメントで寄せられていた。

そうこうしているうちに、大統領選は開票が始まり、次第に趨勢が明らかになっていく。
スタジオとなったアークヒルズ仙石山森タワーも緊張感に包まれる中、ついにオバマ候補の当確が発表となり、ニコ生コメントも一気に盛り上がりを見せた。

ここでスタジオに登場したのが、急きょ出演が決定した駐日米国大使のジョン・V・ルース氏だ。もちろんニコ生には初出演となる。

ルース氏はニコ生出演について「何万人という方がライブストリーミングで見ていると聞いて、本当にわくわくしています」と述べ、「両候補とも力いっぱい戦いぬき、米国の異なる2つのビジョンを提示しました。重要なのはすべてのアメリカ国民に選挙権があり、それを行使したということ。それが民主主義なのです」と今回の選挙戦を振り返った。

ルース大使と出演者ルース大使と出演者その上でルース氏は、ニコ生の若い視聴者に向けて「選挙戦の結果に対して若い人がもたらしたインパクトは大きい。日本の若い人も、ぜひ選挙の際には家から出て投票することで自らの見解を明白にしてほしい」とコメント。
さらに「今回の選挙ではテクノロジーの力が大きかった。興味深いことに、私は選挙の結果をTwitterで知ったのです。若者は持っているパワーだけでなく、そうしたテクノロジーをもって影響力を行使するべきです」と、インターネットの持つ力を若者はもっと利用すべきだと語った。

そんなルース氏に、津田氏からは「今回の選挙でインターネットが果たした役割は、前回の大統領選があった2008年と比べてどうか」という質問が。

これにルース氏は、「選挙のたびにインターネットの力は大きくなっていくと感じます。2000年の選挙ではまだインターネットの力は台頭したばかりだったが、今回の選挙でその力が大きくなっていることを実感しました」と答えた。

オバマ再選演説オバマ再選演説また、今後の日米関係について質問を受けたルース氏は、「日米関係は政府対政府の図式でもありますが、もっともパワーを持っているのは国民同士のコミュニケーション。今一番心配しているのは日本から米国への留学生が過去10年間で半減したこと」と述べ、また「日本とアメリカは世界におけるもっとも偉大な民主主義の2大国家です。お互いにパートナーとして多くの貢をしあっているのです」とコメント。このルース氏の言葉には、ニコ生ユーザーからも「888888」という拍手を表すコメントが弾幕となって流れていた。

オバマ再選オバマ再選番組は、最終的に放送時間を延長してオバマ大統領による勝利宣言演説の模様まで中継。17時間以上に及んだ生放送は、延べ26万人のユーザーが視聴、25万件以上のコメントが書き込まれ、大盛り上がりのまま幕を閉じた。

■番組概要
【 タイトル 】アメリカ大統領選【オバマvsロムニー】
       開票まで16時間ぶっ通し!解説&実況生放送
【日   時】2012年11月6日(火)22:30~2012年11月7日(水)放送
【生放送 URL】http://live.nicovideo.jp/watch/lv113674556
       ※タイムシフト視聴が可能です。

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