愛しい人の最後の肖像画…奇跡の治療法を求めて!「イ・サン」第74話あらすじと見どころ動画-NHK

2012年12月01日16時49分ドラマ
(c)2007-8 MBC

イ・ソジンが、これまでで一番悲しかったと言いい、撮影後も涙が止まらなかったという場面がついに明日放送される!女優ハン・ジミンのソンヨンが乗り移ったような迫真の演技も見逃せない…1週間あいた明日12月2日(日)は「イ・サン」第74話を放送、番組サイトでは予告動画と前2回分のダイジェスト映像が公開されている。

イ・ビョンフン監督は、自身の著書「韓流時代劇の魅力」で、ヒロインを演じたハン・ジミンを女優として高く評価し、「涙の演技が誰よりも美しい」と、彼女の涙の演技を絶賛している。そんな監督の言葉がまさにドンピシャなのが今回。女優ハン・ジミン最高の美しい涙、そしてイ・ソジンの号泣、テスの悲痛な心の叫び…視聴者を泣かせる名場面が続く。大判のハンカチ、またはティッシュの箱を用意して明日の放送に望まれたい。また、遷都のための築城に向けてチョン・ヤギョンが、次々と驚きの発明品を考案するのもみどころだ。

最終回まで、ネタばれが多くなっています。気になる方は、ドラマ視聴後にお読みください。もちろん、ネタばれしてもドラマが楽しめるように配慮しております。


第74話:最後の肖像画
サンは国中に治療法を探し、ヒョイ王妃は1ヶ月間1日も欠かさず三千拝を捧げてソンヨンの回復を祈ったが、ソンヨンの病は悪化の一途をたどった。なんとしてもソンヨンを失いたくない、というサンの強い気持ちが彼の気が全身から噴き出している。遂にサンは当時未知の分野の西洋医学にまで救いを求める。西洋医学の手術を残酷な医療行為という言葉に、ふと日本のドラマ「JIN-仁-」を思い出した。

唯一の治療法を求めてテスが清国に発つ日、サンに余計な心配をかけたくないと引き止めるソンヨンに、テスが言った言葉が彼女の胸を打った。テスに与えられた時間は1ヶ月!この1ヶ月の間にソンヨンはもっとも彼女らしい方法で、サンへの愛を形に残そうとする。そして、幼い子を諭すような言葉でサンにある約束をさせる。果たしてソンヨンの愛の形と、サンにさせた約束とは…。

サンが狙われたときも、ソンヨンが誘拐されたときも、ホン・グギョンの判決文を読み上げるときも、いつもテスが守ってくれた。今度もテスは清国から名医を連れてくるのか?その日までソンヨンの命の灯火は消えないでいてくれるのか…。

イ・ビョンフン監督は、ドラマのいたるところに布石を打つ名人だが、ここで最高の布石を使ってしまう。これまでサンとソンヨンとの愛のシーンで何度も活躍した思い出の帯を使うシーンは、どうぞ落涙、嗚咽、号泣、悲泣、哀哭…お好きな形でお泣きください。m(__)m
宮中が悲しむ中、サンは必死で悲しみをこらえ、横たわるソンヨンの手に愛の帯を結びながら静かに語る。サンの言葉を一言一句お聞き逃しのないように。

この後のサンはこれまで以上に政務に打ち込む。チョン・ヤギョンもサンの期待にこたえるように忙しく立ち働く。さて、監督は前シーンであまりにも視聴者を悲しませすぎたお詫びのつもりか、ほんの一瞬サンのカワイイ姿を見せてくれる。報告会にヤギョンが遅れて駆けつけるシーンで見られるのでお見逃しなく。
これまで準備してきた改革も徐々に姿を明らかにしてきた。ここでヤギョンはとてつもない機械を考案する。歴史にも残る華城の城郭は何もかもこれまでの城とは違っていた。レンガを使ったのも華城がはじめてで、城壁が低いことも珍しい。これまでは敵兵が上ってこないように、塀を高くしてきたが、華城では大砲の攻撃に耐えられるように低くした。防御ではなく攻撃型の築城だ。そして驚くべきは、こうした画期的な工夫を凝らした築城に、わずか28ヶ月しかかかっていないということだ。それを可能にしたのが、ヤギョンが考案した「挙重機」にある。ところで、第13話で橋の工事があったのを覚えておいでだろうか。あそこで大きな石を運ぶ大変さを見せているのは、この「挙重機」のための布石と見るのはちと考えすぎだろうか。
ともかくこの機械のおかげで、工期は大幅に短縮され、同時に王の親衛部隊は壮勇衛から壮勇営となりますます強固な部隊となった。

ついにそのときは来た!サンは重臣たちの前で、華城を第二の都市にすることを発表。もちろん現在の都、漢城で甘い汁を十分吸っている老論派の重臣たちは猛反対をするが、サンは聞き入れない。いよいよサンの理想の国造りのための計画が実行される。
そして、それは貞純大妃たち老論派にとって、最後の生き残りをかけた戦いのスタートでもあった。

このあたりの事情を別の角度で描いたのが、JYJユチョン、パク・ミニョン、ユ・アイン、ソン・ジュンギがメインキャストを務めたドラマ「トキメキ★成均館スキャンダル」だ。アイドルのドラマと敬遠していた方にも、「イ・サン」にハマった方なら是非とも視聴してほしい一作だ。

いよいよ「イ・サン」も残り4話。第74話「最後の肖像画」は、明日12月2日(日)夜11時から放送、予告動画と前2回のダイジェスト映像は番組サイトで公開。また、また、「イ・サン」最終回終了後は、「イ・サン」の前史にもあたる「トンイ」を2013年1月から放送。【「トンイ」を2倍楽しむ】でナビコンでは全話のあらすじと見どころを紹介しているので、気になる方は、先取りチェックをどうぞ!
なお、LaLa TVでは、1月から「イ・サン」の放送を開始する。詳しくはこちらで紹介⇒ 1月、LaLa TVに「イ・サン」登場!「愛の選択」「ヨメ全盛時代」も放送!MBCにて初回20分無料配信

NHK総合「イ・サン」番組サイト

kandoratop【作品詳細】【「イ・サン」を2倍楽しむ】