イ・ビョンフン監督の究極の歴史医療ドラマ「馬医」第1話あらすじ・見どころ・舞台背景紹介

2014年09月26日10時20分ドラマ
(C)2012-13 MBC

巨匠イ・ビョンフン監督のメディカル史劇「馬医」の舞台は、朝鮮王朝第16代の仁祖の時代…第1話は、互いの身分にとらわれずに医術という同じ道に進む3人の友情物語から始まる!ドラマの時代背景と第1話あらすじと見どころを紹介、番組サイトに予告動画が公開されている。
(以下、NHKBSプレミアムにて2013.07.07~2014.6.29放送時に紹介したものです)



※視聴前にあらすじを読んでもドラマが楽しめるように配慮していますが、知りたくない方は、赤字の見どころだけを先に読んで、あらすじはドラマ視聴後にどうぞ。

ドラマの時代背景となったのは、第16代王・仁祖~19代王・粛宗まで。仁祖、孝宗の時代については、 【「馬医」を2倍楽しむ】の「時代背景」で詳しく紹介している。
また、この時代を舞台にした韓国ドラマにどんなものがあるのか、こちらにドラマの年表で見てみよう。⇒ドラマの年表(朝鮮王朝時代)
この時代はオレンジ色に色別されたドラマが多い。「【一枝梅~イルジメ」「快刀ホンギルドン」「推奴-チュノ‐」などがそうだ。この色は「義賊・捕物」ドラマで、当時の時代の闇が描かれている。それだけ世の中が乱れていたということだ。当時治世の王、仁祖は「仁祖反正」というクーデターにより玉座に就いた王で、「崇明排清」(明と親しくして清(後金)を認めないという思想)を掲げる西人派が政権を握っていた。この時代背景についてはドラマ「推奴-チュノ‐」【(2)「推奴」の舞台背景を知る】で詳しく紹介しているので、気になる方はチェックをどうぞ。当時の党派(今の政党の様なモノ)についてはこちらの【党派の年表】で詳しく紹介している。

■キャスト
ペク・クァンヒ役:チョ・スンウ 『マラソン』『ラブストーリー』
チニョン役:イ・ヨウォン「善徳女王」「私の期限は49日」
ソンハ役:イ・サンウ「神々の晩餐‐シアワセのレシピ‐」
シャン・インジュ役:ユソン「ソル薬局の息子たち」
スッキ王女役:キム・ソウン「悲しき恋歌」「花より男子」
イ・ミョンファ役:ソン・チャンミン「シンドン」「ロードナンバーワン」

■第1回「消せない過去」
時は17世紀、朝鮮王朝第16代王、仁祖の治世。カン・ドジュンは名家の生まれながら官職には就かず、庶民を救う医官を目指す。イ・ミョンファンは貧しい身分である馬医の息子に生まれるが、医術の才能を認められ医官の養子になる。相反する身分の2人は共に医学生となり、優れた医女チャン・インジュと出会い、友として強い絆で結ばれる。やがてトジュンとミョンファンはそれぞれ優秀な成績で内医院の医官の試験に合格する。
清国に捕らわれていた王位後継者の昭顕(ソヒョン)世子が帰国する。昭顕世子は清国に人質となっていた間に、その進んだ文化に感動。そんな世子を西人派は、親清派とみていた。そんな世子の帰国を喜ばない者がいた。仁祖の側室趙昭容(チョソヨン)だ。いずれこの世子が邪魔になると考え、吏曹判書キム・ジャジョムと世子の暗殺を目論む。

そんな折、貧しい人のために医療所を作って診察をしていたトジュンは、内医院でミョンファンとインジュから昭顕世子がマラリアにかかったという話を聞き、さらにその治療にあたった医官を訊き、世子暗殺の陰謀を嗅ぎ取る。トジュンはその陰謀を暴こうとしたが、逆に謀反のぬれぎぬを着せられて処刑される。そんな中、トンジュの妻が出産を迎えることになるが、ここに恐ろしい命令が下されるのだった。

第1話では、主人公ペク・クァンヒョン誕生までのいきさつが描かれる。仁祖についてはこちらで詳しく解説している。
若手を使わず、チョン・ノミン(カン・ドジュン役)、ソン・チャンミン(イ・ミョンファン役)、ユソン(チャン・インジュ役)がそれぞれ医学の燃える若者を演じる。さて主人公の父となるカン・ドジュンは我が子の誕生を見ることが出来ない。実の父子でありながら、父と子が何故違う苗字なのか?ここに、出産の時の恐ろしい命令が関係してくる。また、トジュンの死に、親友のミョンファンとインジュがどのようにかかわるのか?このかかわりこそが今後のドラマの展開に大きくかかわってくるのでお見逃しなく。悪名高き仁祖の側室・昭容(ソヨン)チョ氏を演じるのはソ・ヒョンジン。昭顯(ソヒョン)世子を演じるのはチョン・ギョンウン。


kandoratop 【作品詳細】 【「馬医」を2倍楽しむ】

NHK「馬医」番組公式サイト
 2014.09.27~2015.09.12  08:30-09:30 再放送(BSP)
 2013.07.07~2014.6.29 21:00-22:00(BSP)