王の盾となるヨンシル!儒教国のタブーを犯す王…「大王世宗」第81~84話あらすじと見どころ!予告動画-BS11

2013年07月27日19時37分ドラマ
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ヨンシルを欲しがる明から守るために、世宗が選んだのはあまりのも悲しく辛い選択だった!26日からの「大王世宗」第81話~84話までは、ヨンシルと彼の才能を認め愛する者たちとの涙腺決壊の名場面がいくつも描かれている!DVD公式サイトでは予告動画が公開されている。
ドラマのあらすじを知りたくない方は、赤字の見どころだけを先に呼んで、ドラマ視聴後にあらすじで、ドラマのおさらいをどうぞ。

■第81 話 王の盾
文字の創作は天文よりもはるかに危険!東廠の長ワン・ジンは、「朝鮮に思いらせてやる!」とつぶやく。世宗は文字創作の場所を密かに移すも、シン・スクチュらはチャン・ヨンシルを守れないのなら研究は続けられないと盾突く。重臣会議では、チェ・ヘサンが声を荒げてヨンシル引き渡しに反対し、他の重臣たちはこれを容認しようとする中、チョ・マルセンが意外にも、ヨンシル引き渡しに異議を唱える。
一方、チョン・インジは宮廷内で文字創作の証拠を発見し、報告を受けたチェ・マルリは愉悦する。マルリは、文字の創作は明からの攻撃はもちろん、国内の特権階級たちをも敵に回すことになる。ヨンシルを救いたければ文字の創作をあきらめるべきと説き、世子は父世宗にヨンシルの救命を願う。そんな世子に世宗は、民のために新しい文字がどうしても必要なのだと説き、ヨンシルを密かに国外へ脱出させようと、少々荒っぽい計画を立てる。しかし、チョ・マルセンによってこれを阻止される。あきらめきれない世宗は、「お前は兄弟や妻子より大切な旧友だから頼みを聞いてくれ」と逃げるように言い、「旧友より朝鮮のほうが大切です」とヨンシルはこれを断り、ヨンシルは明へ引き渡されることになるが…。
世宗とヨンシルの主従を超えた友情、時には父以上の存在だったヨンシルへの世子の敬愛の情、そしてヨンシルの能力をいち早く見抜いたチェ・ヘサンの思いなどなど泣かされる場面が続出。そんな中、ヨンシルのチョ・インジに向けた核を突いた発言に注目しよう。

■第82 話 ヨンシルの心
チャン・ヨンシルが明に引き渡される日、世宗の輿が壊れる事件が発生する。ヨンシルは「王への腹いせで輿を壊した」と発言し、杖刑の中で最も重い百叩きの刑が執行される。「肉が裂け、骨が砕ける」刑は死刑も同様…見守る世宗と刑を受けるヨンシル。
ヨンシルへの刑罰で、文字創作の一件がうやむやになろうとする中、チェ・マルリは、チョン・インジの発見した証拠の品を明に渡そうとインジの元へ。その頃、インジは、ヨンシルの「奴婢たちと同じ文字を使うことが嫌で、王の夢を邪魔している」という言葉に、階級意識の上に胡坐をかいている自分たちを顧み、その証拠を燃やす。これをみたマルリは怒る。インジは、かつてともに革命を目指した友マルリに、「階級意識より怖いのは惰性だと、同僚のヨンシルが教えてくれた」と告げる。そしてイ・スンジを呼び出し、開発した技術、それを必要とする民を守ろうとしたヨンシルの心を忘れるなと研究の続行を勧めるのだった。
ヨンシルは不敬罪で罷免となり簡儀台も景福宮から姿を消した。それでも朝鮮の天文観測は続き、同年ついに朝鮮独自の暦法が完成し七政算(チルジョンサン)と命名される。
その後も文字の創作は依然として進まない。そんな中、世宗は、妻の昭憲王后から思いがけないヒントをもらう。
世宗の下した刑罰は、ヨンシルを守るための苦肉の策。これは東廠の長ワン・ジンももちろん見抜いてはいるが、それにしてもあまりにも酷い罰。刑を受けるヨンシルより辛い世宗の心が胸を打つ。ヨンシルを我が子のように愛するチェ・ヘサンが、世宗に涙ながらに刑の中止を申し立てる場面や、世子がヨンシルの作った拡大鏡を世宗に渡すシーンなど涙腺決壊の名シーンをお見逃しなく。

■第83 話 思いがけない再会
1442 年(世宗24 年)。チェ・マルリは地方の儒生や有力者を集め、世宗が文字の創作をしていると話し、阻止するための活動を計画する。一方、チェ・ヘサンはチャン・ヨンシルを捨てた世宗を日々、恨み続けて、体たらくな毎日を送っていた。この頃、世宗の視力が急速に悪化。医者に失明の危機にあると告げられた世宗は焦りを隠せない。時を同じくして世宗は、東廠にスパイとして送り込んでいるブンゲから、新武器の技術のために明がヘサンを狙っていると聞き、ヘサンを拉致する。その隠れ家に潜んでいたのは、なんとヨンシルだった。再会を喜ぶものの、今度は閉じ込めて穴倉で働かせているのか!と世宗に怒るヘサンに、ヨンシルはヘサンをある言葉で呼びかけ、これからもヘサンとともに民のための開発を続けたいと訴える。
ヨンシルとの再会で元気を取り戻したヘサンは、軍器監に出勤してイ・チョンを訝しがらせる。そのあまりの変貌ぶりを怪しむヘ・スは、ブンゲにヘサンの心変わりの理由を探るように命じるが…。
死んだと思っていたヨンシルが生きていたことに驚くヘサン。我が子のように思っていたヨンシルが生きて、自分をある言葉で呼べという感動のシーンをお見逃しなく。果たしてヨンシルはヘサンを何と呼んだのか?感動の場面をお見逃しなく。
しかし、ブンゲは、ヘサンの拉致の一件でヘ・スから疑われることになる。


■第84 話 儒教国のタブー
ヨンシルのいる山小屋で世宗は転倒し明かりをつけろと命令する。すでに明るいその部屋で、世宗は失明の恐怖を感じる。その頃、文字創作は遅々として進まず、チョン・インジは朝鮮語の発声が理解できずに悩んでいた。世宗もまた研究が進まないことを焦り、人体の構造を理解したいと解剖を願うようになる。そこで世宗は、文字創作のメンバーや晋陽大君(後の首陽大君)に、人体解剖を打ち明ける。しかしは、晋陽大君は、儒教の国がすることではないとして猛反対し、協力を拒否する。一方、チェ・ヘサンは、ヨンシルから誰もが簡単に覚えられる文字があれば、大砲などの使い方もわかりやすく説明することができると、説得され考えを変える。
チェ・マルリは世宗の希望する人体解剖の現場を押さえ、玉座から降ろそうと企てる。そこで狙いを定めたのが晋陽大君。説得にかかるが、もちろん晋陽大君はこれを拒む。しかし、王になれない王子の心に巣食う複雑な思いは、この言葉をきっかけに大きく動揺し始める。
その頃、ヘサンとヨンシルは人体解剖のための遺体を探しだし、津寛寺に運び込む。ところが、これがきっかけでヨンシルの生存がヘ・スたちの知るところとなってしまい、悲しい事件につながってしまう。
人体解剖のための遺体は疫病死したことで解剖できず、ドラマでは別の遺体を解剖することになる。果たしてその遺体とは?

いよいよ残り2話となった「大王世宗」。ちょうど今回紹介しているストーリー展開は、「根の深い木」で描いている部分。「大王世宗」でマルリやヘ・ス、ワンジンといった敵対する複数の人物を、「根の深い木」では“密本”のチョン・ギジュンに任せているのが興味深い。

次回は、85話と最終回のあらすじと見どころを紹介。
BS11では、2013年4月5日(金)~8月2日、月~金の13時~14時30分に放送。

■作品紹介
・原題:대왕세종(テワンセジョ)
・韓国放送:KBS、2008年
・話数:全 86話
・監督/演出:キム・ソングン
・脚本:ユン・ソンジュ
・出演者:キム・サンギョン、キム・ヨンチョル、パク・サンミン、イ・ユンジ、チェ・ミョンギル
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kandoratop    【「大王世宗」を2倍楽しむ】

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