物言わぬ師からの贈り物!空白の舞譜…「ファン・ジニ」第17~20話のあらすじと見どころ、予告動画案内

2013年11月26日12時35分ドラマ
(c)KBS, Photo Licensed by KBS/KYN

互いに溢れた想いを止めることはできなくなったジョンハンとミョンウォルは、契りを結ぶ…しかし、ミョンウォルの芸を大切に思うジョンハンは、翌朝、笛を置いて一人立ち去り、ミョンウォルは笛を抱きしめ涙を流した…番組サイトには放送予定や作品紹介が、韓国公式サイトでは美しいフラッシュ映像や予告動画、NG集が公開されている。

■キャスト
ハ・ジウォン(ファン・ジニ/チニ役)
キム・ヨンエ(ペンム役)
チョン・ミソン(ヒョングム役)
キム・ボヨン(メヒャン役)
ワン・ビンナ(プヨン役)
チャン・グンソク(ウノ役)
キム・ジェウォン(キム・ジョンハン役)
リュ・テジュン(ピョクケス役)
イ・シファン(ムミョン役)

■第17回 「舞えぬ鶴」
宮中の宴で鶴の舞と鳴鼓舞が披露されることになった。だがミョンウォル(ハ・ジウォン)は舞の練習に身が入らない。いや、ペンム(キム・ヨンエ)の教える舞に疑問を抱いていたのだ。ミョンウォルは、ペンムの鶴の舞の欠点に気付いてしまった。ペンムの舞は、難しい動作を入れただけで、心がないのだ。自分の舞を否定されたペンムはひどく取り乱す。体は昔のようには動かず、鶴の舞にはミョンウォルが必要だとせがむペンムに、ミョンウォルは亡くなったウノに跪いて謝れと言う。力なく跪くペンムに、それでも舞わないと振り捨てる。
ピョクケス(リュ・テジュン)は、私財を投じて貴重な石を掘り当て、それで楽器を作った。その功が王様に認められ、ミョンウォルを側室に迎えることに。ミョンウォルは側室になるならこの宴の場で自害すると言う。そこでピョクスケは10対1で詩を競って、勝てば側室にならなくてよいという勝負を申し出る。ところがミョンウォルはあっさり勝ってしまう。苛立つピョクケスは、妓生たちの舞を途中でやめさせ酌を強要する。その態度に激昂したペンムは、ピョクケスの卓をひっくり返し、舞を続けさせろと逆らってしまう。

■第18回 「空白の舞譜」
舞に一生をささげたペンムは、ピョクケスに舞を途中で止めさせられ、妓生としての自尊心を傷つけられた。激昂してピョクケスの卓をひっくり返してしまったペンムは、すぐさま投獄される。何とかペンムを放免してもらうため周りの者たちは許しを請いに行くが、ピョクケスの怒りは静まらない。そこでミョンウォルは、ピョクケスの側室になると申し出る。その話を聞いたペンムは、今夜が妓生として最後の夜だと言ってスマンに頼んで牢から出してもらう。ペンムを訪ねたミョンウォルは、「自分のために側室になるのか」と問い詰められ、「同情じゃない、気楽に暮らしたくなった」と答える。
ペンムは、死をもって己の罪を償うからミョンウォルを側室にするなという書状をピョクケスに送る。翌朝、ペンムの机の上に置いてある踊りの舞譜を手に取ったミョンウォルは、表紙に「鶴の舞 黄真伊(ファン・ジニ)」とある以外は何も書かれていないことに不安がよぎる。ペンムは一人崖の上にいた。鶴の舞を舞い、下方に流れる川をめがけ、まるで鶴のように崖から舞い降りた…。物言わぬ体で戻ってきたペンムを取り囲み妓生たちが慟哭し、ミョンウォルは「起きて!起きて!まだ話さなきゃいけないことがある」と、泣き叫ぶ。
この悲惨な結末に、キム・ジョンハン(キム・ジェウォン)がピョクケスに「ミョンウォルにかまうな」とくぎを刺す。白装束で見送る妓生たちの中で、ミョンウォルは豪奢な装いで現れ、「妓生に必要なのは、“苦悩”だ」と身を以てお教えてくれた師ペンムのために、始めて心からの舞を贈った。

■第19回 「途切れた心」
ついに女楽行首の座を賭け、国王の御前で舞を披露する日がやってきた。だがミョンウォルはペンムの死から立ち直れていない様子。ミョンウォルの出番になるとピョクケスたちが、ペンムを殺したのはミョンウォルだと罵る。その声が耳に入り動揺して舞えなくなってしまったミョンウォルは、ついには気を失ってその場に倒れてしまう。ミョンウォルを抱きかかえるジョンハンにも、「奴の階級をはく奪しろ!」との罵りの声が続いた。
辞職願をもって王の前に跪いたジョンハン。ミョンウォルを殺せという王の言葉に、自らが責めを負うというジョンハン。王はジョンハンの優しい言葉を待っていた。
ジョンハンの想いにかなわないと悟ったピョクスケは、ジョンハンに自分の気持ちに正直になれと言うが…。
翌日、ミョンウォルたちは松都へ戻るが、ミョンウォルは放心したまま。ムミョン(イ・シファン)は都に向かい、ジョンハンに廃人同然の彼女を助けてほしいと乞う。その頃、ペンムが身を投げた崖の上で、ミョンウォルもペンムの後を追おうとしていた。

■第20回 「隠れ里」
ペンムの後を追って身を投げようとしたミョンウォルをキム・ジョンハンが救い、そのまま二人が姿を消してから三年。二人はある山間の村で倹しいながらも穏やかに暮らしていた。ピョクスケは、ジョンハンの「ミョンウォルを“芸に生きる女”とみる」という言葉を信じたが、彼女を連れて逃げたことに憤り、二人の捜索を続けていた。それでもミョンウォルは芸への情熱が忘れられず、キム・ジョンハンもそのことに気付き始めていた。糸を見ればコムンゴを思いだし、風に吹かれる洗濯物を見れば自然を体が舞いだす…。しかし、ミョンウォルは子を宿したことを覚り、その子を育てることが自分の生きる道と決める。
ある日、ヒョングム(チョン・ミソン)が危篤だという話を聞いたミョンウォル。キム・ジョンハンは、ピョクケスが自分たちをおびき寄せるために流した罠かもしれないと諭すが、結局二人は松都へ向かうことに…。

■見どころ
いよいよ最高のクライマックス。ここでドラマの年表(朝鮮王朝編)を見てみよう。(年表を小さくて見づらい場合は、[Ctrl]キーを押しながら、マウスのホイール=マウスのボタンの中央についている小さなダイヤルをクルクル回すなどして大きさの調整を) 筆者はこのドラマを愛のドラマ(ピンク色)とせずに、職業(ブルー色)に生きる女のドラマとみている。その訳が、まさに今回紹介しているストーリー。ミョンウォル(ファン・ジニ)はペンムと似すぎていた。どちらも頑固で、言いだしたら聞かない。しかしながら、ペンムは最高の教え子としてミョンウォルを欲し、ミョンウォルもまたペンムに教えを請いたかった。ところが、悲しすぎた初恋の痛手が、ミョンウォルを意固地にし、ペンムを頑固にしてしまった。それが、初恋の人を亡くしても、ジョンハンとの別れでもこれほどまでに取り乱さなかったミョンウォルが、恩師ペンムの死に心を壊してしまった理由だ。ミョンウォルは、最後までジョンハンとの愛に生きることができるのか?次回は、いよいよ最終回までのあらすじと見どころを紹介。

BSフジでの放送は、月~金曜日の毎朝10時30分から放送。番組サイトには放送予定や作品紹介が、韓国公式サイトでは美しいフラッシュ映像や予告動画、NG集が公開されている。
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kandoratop   [「ファン・ジニ」を2倍楽しむ]

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