最高の舞を求めて!ハ・ジウォン渾身の演技で挑んだ「ファン・ジニ」第21~最終回までのあらすじと予告動画

2013年12月02日17時53分ドラマ
(c)KBS, Photo Licensed by KBS/KYN

芸を忘れられないミョンウォル=ファン・ジニ(ハ・ジウォン)だが、キム・ジョンハン(キム・ジェウォン)の子を宿したことで、母として生きることを決心した…12月6日に感動の最終回を迎える「ファン・ジニ」、明日3日からの第21~24話の最終回までのあらすじと見どころを紹介!番組サイトには放送予定や作品紹介が、韓国公式サイトでは美しいフラッシュ映像や予告動画、NG集が公開されている。ドラマは月~金の毎朝8時半からの放送。

■キャスト
ハ・ジウォン(ファン・ジニ/チニ役)
キム・ヨンエ(ペンム役)
チョン・ミソン(ヒョングム役)
キム・ボヨン(メヒャン役)
ワン・ビンナ(プヨン役)
チャン・グンソク(ウノ役)
キム・ジェウォン(キム・ジョンハン役)
リュ・テジュン(ピョクケス役)
イ・シファン(ムミョン役)

■第21回 「裁かれる愛」
ミョンウォルとキム・ジョンハンを捕らえようと兵が待ち伏せる所へ何も知らずに帰ってきたミョンウォル。彼女を守るため、キム・ジョンハンは自ら捕らわれ都へ連行される。拷問を受けてもミョンウォルの居所は言わず、王様が直々に出向むくもキム・ジョンハンは口を割ろうとはしない。一方ミョンウォルはキム・ジョンハンを救うためにあえてピョクケスに会い、キム・ジョンハンを生かし彼の手で自分を処罰させれば、彼に屈辱を与えられると促す。早速ピョクケスは王様に訴え、王様はキム・ジョンハンに三日の猶予を与える。その間にミョンウォルの居所を自白すれば罪を許し、再び重用すると告げるが、キム・ジョンハンはどんなに拷問を受けようと最後まで口を割らず、激昂した王様は、彼を車裂きの刑に処し、刑の執行の日には盛大な宴を催すよう命じる。

■第22回 「命のゆくえ」キム・ジョンハンに車裂きの刑が執行される頃、宮中では壮大な宴が催されていた。そこでミョンウォルは舞を見事に舞い切り、その舞に感銘を受けた王様は、キム・ジョンハンの刑を取り止めにする。一方、舞い終えたミョンウォルは罪人の身であり宴を汚したとして監禁されてしまう。
実はこの処遇は、ミョンウォルとキム・ジョンハンを逃がして彼らの縁を守るための王様の計らいだった。だがミョンウォルはそれを断り、教坊に戻りたいと申し出る。そしてキム・ジョンハンの将来を思い、彼との縁を断つ決意をする。
キム・ジョンハンは官職に復帰するも、彼女が選んだ道を恨めしく思い、荒んだ生活を送るようになる。

■第23回 「天下の名妓」
お腹の子のことを黙っていたミョンウォルを問い質すキム・ジョンハン。彼の手を振り払おうとするミョンウォルは、弾みで階段から転落してしまう。結局、子は流れてしまった。我が子を死なせたと自分を責めるキム・ジョンハンを、ミョンウォルは二人が暮らした隠れ家へ呼び出す。そこでミョンウォルはコムンゴを、キム・ジョンハンは笛を奏で、亡き子を弔う。
妓生の生活に戻ったミョンウォルの名声は瞬く間に拡がる一方で、プヨンはうらぶれて酒浸りに。そんなプヨンを見かねたメヒャンは、次の女楽行首の座を賭け勝負を行うと告げる。
日ごろ舞に親しんでいない人々を感銘させることが最高の舞だと考えたミョンウォルは市場で舞を披露するが、彼女の舞を見た儒学者ソ・ギョンドクに、ただの酒売りに過ぎぬと罵られてしまう。

■第24回(最終回)「永遠の舞」
高名な儒学者ソ・ギョンドクに天下一の娼妓と罵られてしまったミョンウォルは、最高の舞を求めて教坊を飛び出し、舞を見てくれる観客の投げ銭だけで食いつなごうとする。だがソ・ギョンドクに諭され、芸を見せると思うこと自体が驕りであったことに気付き、人々の暮らしを学ぶことに。
そして女楽行首の座を賭けた勝負の日。ミョンウォルが姿を現さないまま、競演が始まる。プヨンは見事に舞い切り、女楽行首はプヨンのものだと誰もが思ったその時、ミョンウォルがやって来る。ミョンウォルはみすぼらしい格好のまま舞うと言い、しかも本来用意すべき舞譜もなければ、伴奏もつけない。格式と伝統を無視したミョンウォルの舞はいかなるものなのか…。

■見どころ
今回紹介した最終章では、これまで、ミョンウォルのために無言で仕えたムミョンの正体も明らかになり、これまでミョンウォルを敵視していた妓生たちやピョクケスまでが、二人の愛に心を動かされる。
全編通して美しい映像も見どころだった本作の最終章で、筆者は、21話ラストに登場する、ジョンハンの檻の荷車とミョンウォルの隠れ潜んだ美しい花のつぼみの輿とのすれ違うシーンをおすすめしたい。この花は、ジョンハン助命する目的で、罪人のミョンウォルが宴に出演するための苦肉の策。直前まで顔をさらさないための作戦。22話で宴が始まり、つぼみが開くシーンは息をのむほどの美しさ。21話ラストから22話にかけてのこの美しい両シーンをお見逃しなく。
美しい映像に、よく練られたストーリー。異色の時代劇として見ごたえたっぷりのドラマだったが、やはり全編通してヒロインのハ・ジウォンの演技が秀逸だった。現在NHKで放送中の「シークレット・ガーデン」では、ヒョンビンとのW主演でみごとな演技力とアクションを魅せてくれている彼女だが、あちらとはまた違った彼女のカリスマ演技が最高の見どころと言っていいだろう。

■最終回に寄せて
本作は、これまで、ドラマのアクセント、またはヒロインの悲惨な人生を語るため一つのエピソードとして登場することの多かった“妓生”を、“ファン・ジニ”という実在の最高の女流芸人の生涯を通して、人生、愛、友情、親子愛、師弟愛を描いた秀作。筆者は、そういう意味で本作を、「宮廷女官チャングムの誓い」と共に、“職業ドラマ”として鑑賞し、「ドラマの年表(朝鮮王朝編)」では、ブルーのグループにした。奇しくもこの2作は、同じ時代を描いたドラマ。パク・チャンファンが演じた王は、「チャングム」ではイム・ホが演じた朝鮮王朝11代王の中宗である。

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kandoratop   [「ファン・ジニ」を2倍楽しむ]

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韓国KBS「ファン・ジニ」公式サイト

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