<花子とアン>の後は青い目の大和撫子と頑固なウイスキーバカの国境を超えた壮大な愛の物語「マッサン」!会見動画

2014年06月07日18時13分ドラマ

現在好評放送中の「花子とアン」の後を受け継ぐ2014年下期の「連続テレビ小説」は「マッサン」!ニッカウヰスキーの創業者・竹鶴政孝さん(1894~1979年)とスコットランド出身の妻リタさん(1896~1961年)の実在の夫婦の物語を日本アカデミー賞優秀脚本賞を受賞した“夫婦の人情喜劇”として大胆に再構成し、登場人物や団体名は改称し、羽原大介氏のオリジナル脚本によりフィクションとしてお届け!NHK「コレ見て!MOVIE」に5月に広島で行われた会見動画が公開されている。

「マッサン」の主人公で、ウイスキーがつくりたいのに、つくれない“夢に生きる不器用な日本男児”亀山政春役を玉山鉄二が演じ、夫のことを"マッサン"と呼び、日本人になろうと慣れない大阪弁で話す気品あふれるスコットランド人の妻エリーをシャーロット・ケイト・フォックスが演じる。
NHKの連続テレビ小説は、初出演にして初主演となる玉山だが、広島放送開局80.周年記念ドラマ「帽子」や大河ドラマ「天地人」「八重の桜」などNHKドラマへの出演は多い。玉山は、映画『ハゲタカ』で日本アカデミー賞 優秀助演男優賞を受賞するなど、クールな二枚目から、朴訥な田舎青年まで、幅広い役柄で活躍しており、本作では国産初のウイスキー作りに生涯をかける熱血漢だが、どこか脇の甘い広島の造り酒屋の次男坊をどう魅せてくれるのが楽しみだ。記者会見では、本作では、「若い人たちに夢の大事さを感じてもらいたい」と語っている。「今の世の中は夢を持ちづらいと言われているが、そうではなくて、それ以外の雑念が多すぎる時代で、その雑縁を取り払うことのできるひたむきさや情熱を感じてほしい」と作品にかける熱い思いを語っている。
一方、妻のエリー役を担当するシャーロット・ケイト・フォックスは、スコットランド人を祖母に持つ女優で、日本でのテレビドラマ初出演にしてヒロインの大抜擢となった。日本の作品に出演することについて、「言語は違ってもお芝居に向かう気持ちを同じで、自分の感性と相手役や周りの人たちから刺激をもらって演じることがお芝居だと思う」と前置きし、「共演者の方々が我慢強く受け入れてくれて本当にありがたいです」とコメントし、日本語でなんども「ありがとうございます」と繰り返し、早くも大和撫子のしとやかさを見せてた。

本作の脚本を担当するのは、つかこうへいに師事し、運転手兼大部屋俳優を経て脚本家デビューした羽原大介。映画『パッチギ!』で日本アカデミー賞優秀脚本賞、『フラガール』では日本アカデミー賞最優秀脚本賞。NHKでは、土曜ドラマスペシャル『とんび』(モンテカルロ・テレビ祭 ゴールドニンフ賞ほか)、プレミアムドラマ『かすてぃら』などを手掛けたヒットメーカー。
実在の夫婦の七転八倒ぶりを、記録と取材に基づいたエピソードを重ねつつ、大胆なフィクションも交え、笑って泣けるエンターテイメントを目指して紡いでいきたいと、作品への意欲を語っている。

主人公の両親役には、前田吟と泉ピン子。その他にも、西川きよしや夏樹陽子、及川いぞうといったベテラン勢が脇を支える。そして「とんび」で脚本家の羽原とタッグを組んだ堤真一がマッサンの師であり生涯のライバルとなる鴨居欣次郎役で、テレビ小説初出演する。また、政春がと結婚するつもりで2年間待ち続け、フラれてしまう田中優子役を相武紗季が担当するほか、早見あかり、白井晃、江口のりこといったテレビ小説初出演の俳優たちが顔を並べる。

今月3日、北海道ニッカ工場からロケスタートしたドラマは、2014年9月29日~2015年3月28日まで、全150回で放送される。会見動画は、「コレ見て!MOVIE」で視聴できる。

NHK コレ見て!MOVIE|連続テレビ小説「マッサン」広島・竹原市ロケ取材会動画

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