タモリ司会!NHKスペシャル「巨大災害MEGA DISASTER地球大変動の衝撃」30、31日放送、予告動画

2014年08月29日22時00分暮らしと文化

異常気象、スーパー台風、巨大地震、火山大噴火…地球規模の視点から大型災害に迫るNHKスペシャル「巨大災害MEGA DISASTER地球大変動の衝撃」はNHK総合30日(土)夜7時30分と31日(日)夜9時より放送!司会は「いいとも」終了後初のメイン司会を務めるタモリ、予告動画は番組公式サイトで視聴できる。

今、地球には何が起こっているのだろう? 東日本大震災、スーパー台風、火山の大爆発など…。NHKスペシャルでは、「異常気象」(8/30)、「スーパー台風」(8/31)、「巨大地震」(9/20)、「火山大噴火」(9/21)をテーマに、全4回にわたって「地球の大変動」を科学的アプローチで迫る番組を放送する。
番組の司会は…もしかしてバラエティー番組、音楽番組以外は初(?)のタモリが務める。

第1集は「異常気象」(30日〈土〉夜7時30分放送)
250年ぶりの大洪水に見舞われたイギリス、500年ぶりと言われる大干ばつが続くアメリカカリフォルニア州など、世界で気象災害が激増している。その原因とされているのが赤道から極域へと熱を運ぶ地球の「大気と海の大循環」の異変。産業革命以降、人類が地球に及ぼした影響は計り知れない。地球温暖化の原因とされるOS2輩出問題など、地球規模で環境が大きく変わりつつある。それに伴い、今まで考えられなかった「異常気象」が各地で発生し、私たちの生活を脅かしている。
科学者たちによる分析によると、今後も地球温暖化が進み気象災害の増加が危惧される。番組では、最新の科学技術を駆使して、地球の「大循環」を可視化し、最新の観測データやシミュレーションで将来の気象災害の姿を予測する。

第2集は「スーパー台風」(31日〈日〉夜9時放送)
昨今、見聞きするようになった言葉「スーパー台風」。風速が毎秒15メートル以上の地域が半径500キロメートルを超える台風を「大型の台風」、半径800キロメート以上のものを「超大型の台風」と呼ぶ。日本に上陸したスーパー台風は1959年の「伊勢湾台風」で、最大風速は毎秒75メートル、全国で5000名を超える死者・行方不明者を出した大災害だった。
記憶の新しいところでは、2005年アメリカを襲った「カトリーナ」、2007年900万人近くが被災したシドル、フィリピンで観測史上最速の暴風・風速毎秒90メートルを記録した「ハイエン」など、通常の台風をはるかに上まわる威力を持つ台風が、近年数多く発生している。
地球上で最も台風が多く発生するのが日本の南3000キロメートルの太平洋上。暖かい海面水温と東西からぶつかり合う大気の流れが台風を発生させている。
台風は、熱帯の海にたまった熱エネルギーを温帯に循環させ、均衡を保とうとる地球のシステムである。しかし近年、海水温が上昇しているため、通常の台風より大きな台風が発生しやすくなってしまった。今後も海温が上昇し続ければ、「スーパー台風」が日本に上陸する可能性が高まるという…。
番組では最新のシミュレーションから、「スーパー台風」が及ぼす被害を想定。大都会でこのような台風が上陸したら…。

NHKスペシャル「巨大災害MEGA DISASTER地球大変動の衝撃」、第3集「巨大地震」は9月20日(土)、第4集「火山大噴火」は21日(日)放送される。

8月19日、番組収録にあわせ記者会見が行われた。「タモリがNHKスペシャルの司会?!」と驚かれた方も多いと思う。しかし、このような自然の驚異、天変地異などテーマは、以前からタモリ自身興味ある内容だったそうだ。「お笑いをやっているのとこういう番組をやっているのと、気分的にあまり紗がないんですよね。興味あることをやっているだけで、この番組が堅苦しいとかはいっさいない」と記者会見で語った。

「ブラタモリ」や「タモリ倶楽部」でも、博識を披露するタモリ。司会とはいえ、タモリの視点から地球の大災害を見ると…どんなことを語ってくれるのか、番組内容が楽しみである。

NHKスペシャル「巨大災害 MEGA DISASTER 地球大変動の衝撃」は8月30日(土)夜7時30分、31日(日)夜9時、9月20日(土)、21日(日)全4回。司会は「いいとも」終了後、初のメイン司会をつとめるタモリと上條倫子アナ。なお「NHK コレ見て!MOVEI」では、番組制作発表、タモリの記者会見の模様を視聴できる。

NHK「NHKスペシャル」番組公式サイト
NHK「コレ見て!MOVIE」タモリ記者会見