日本郵便、「年賀はがき」のイメージキャラクターにハライチ・澤部佑、波瑠を起用しTVCMを公開

2014年10月30日12時30分商品・CM

日本郵便は、「2015(平成27)年用お年玉付年賀はがき」のイメージキャラクターに、ハライチの澤部佑と波瑠を起用し、TVCM「ちゃんと年賀状・その1(決意)」篇を公開した。
TVCMは、とあるアパートの一室が舞台。澤部佑の部屋に遊びに来ていた波瑠が、夕食の用意をしながら「ねえ、この前の話だけど・・・」と話しかけるが、寝転んで漫画を読んでいる彼は「・・・うん」と生返事を返すだけ。
「・・・いいよ」、「いいって何が・・・」と2人の会話が噛み合わず、しびれを切らした彼女が「・・・結婚っ!」と力強く言うと、彼は「えーっ・・・」とびっくりする。それに対して、彼女も「えーっ(って)・・・」とびっくりし、彼の「・・・いいの?」と半信半疑な様子に、「長生きしてね・・・」と微笑む。
彼が感極まってうつむくと、彼女がいたずらっぽく「泣いてんの?」とたずねる。彼は「○▼※△☆」と意味不明な言葉を吐き、彼女は「全然分かんない」と突っ込む。すると、彼は突然顔を上げ、「オレ、これからちゃんとするっ!」と宣言する。
そこへ、テレビから「年賀はがき、販売開始です」というニュースが流れてきて、彼は「年賀状も書くっ!」と再び決意の言葉を述べる。
彼女の「何それ?」という突っ込みと、彼の「ちゃんと書くっ!」と決意する姿に、「ちゃんと、年賀状。ちゃんと、大人。」というタイトルとナレーションが重なる。

撮影は、ドラマ「信長協奏曲」が放送中の澤部佑と、ドラマ「ごめんね青春!」が放送中の波瑠が、初共演ながらもリラックスした表情でスタジオ入りする。
実は、彼が「スタジオに入る直前、波瑠さんが、そんな段差で誰も転ばないだろうってところで、物すごいこけ方をして」と明かし、彼女も「ホント、笑ってごまかせないようなこけ方をしちゃって」と苦笑いを浮かべる。
彼は、「きっと、僕が緊張しているのに気づいて、わざとやってくれたんでしょうね。幸い、大事には至らなかったし、おかげで緊張がほぐれました」とフォローし、さっそく現場に和やかな空気を運ぶ。
そんな2人も、最初の方こそ多少ぎこちなさがあったものの、テイクを重ねるごとにどんどんなじんできて、ついにはスタッフの間から、「この2人なら、ホントに結婚してもおかしくないね」という声が聞こえてくるほど、なんとも言えない自然な関係ができ上がっていく。
2人は、休憩中は同じテーブルでスタッフとともに談笑し、座りっぱなしの撮影が長く続いた後には、同じタイミングでストレッチをして、「あ~、気持ちいい~!」と、体をほぐす。オフの時間も気さくにコミュニケーションを交わす2人の関係が、本番でも結婚間近のカップルという幸せな空気感を醸し出すのに役立っていた。

撮影中、彼女が驚いていたのが、彼の監督の演技指導に対する理解力の速さと、それを即座に次の本番で反映してみせる演技力の高さ。
中でも、プロポーズに感極まるシーンでは、見事な“泣き”のお芝居を披露した直後、母性本能をくすぐられた(?)彼女が、涙をふいている彼の姿を見て、「何だかもう、守ってあげたくなるような雰囲気が」と、いとおしそうに微笑む場面もあった。
彼女は、監督曰く、「凛とした感じの、一本芯が通った女性だけど、時々ドSなところも顔を出す毒舌家」というキャラクターを演じたが、感極まって意味不明な言葉を吐く彼に、「ぜんぜんわかんない」と鋭く突っ込む場面もあった。
しかし、それはあくまでも役どころということで、本番中は彼との愉快な掛け合いに笑いをこらえるのが大変だったらしく、カットが掛かるたびに、毎回、手で口を押さえてにっこり微笑んでいた。
彼は、そんな彼女を「とにかく一緒にいるだけで癒されるし、ダメな男を引っ張ってくれる理想の女性ですよね」と評し、その言葉に周りにいた男性スタッフが一斉にうなずいていた。
彼は、実生活で昨年12月に結婚し、今年5月にパパになった。「近いものがありましたね」と語る彼女からプロポーズの返事を受けるシーンでは、当時を思い出しながら役作りをしたそう。
「今回の撮影のように涙は流していないですけど、うるうるっとはしていたかもしれません」と照れ笑いを浮かべながら、感動的なエピソードを披露していた。

インタビューでは、澤部佑は「おかしな話なんですけど、最初はドッキリかなと思いました。年賀状のCMといえば、その年の顔のようなすごい方が毎年出演されているわけですからね。
でも、波瑠さんと、朝、おはようございますって挨拶したとき、あっ、ホントにいるなと。そのあたりからドッキリじゃないと気づきました。なかなか驚愕でしたけど、何とか責任を果たせたんじゃないかと思っています」とユーモラスに話す。
波瑠も、「年の初めの挨拶として誰もが書き、いろんな人からもらう年賀状のキャラクターっていうのはすごくうれしいです。私も2015年が年女なので、すごくタイミングがいいなと思いました」と喜びの気持ちを語る。
また、「1番最初に思ったのは、お笑いの方ってすごく器用だなと。お芝居の仕事は、私が普段やっていることなのに、監督からの注文とか、すごい微妙なことも的確に反応して、次のお芝居をしているので、あっ、凄いなと思いました」と彼の印象を述べる。
彼は、「ホントですか? ありがとうございます。それはうれしいですね。女優さんに言っていただけるんですから。波瑠さんは、一緒にお芝居をしているとき、ちょっと目が合うだけで吸い込まれていってしまう、不思議な透明感がありました。今まで出会ったことのない空気感を持った女性というか。本番中も何度か吸い込まれそうになって、その度にカーペットを握りしめて耐えました」と彼女の魅力を表現する。
彼は、「結婚して、子供が生まれて、お陰様でお仕事もいろいろやらせていただき、そして、年末年始にかけて年賀状のCMにまで出させていただいて。澤部パーフェクトイヤーと名づけてもいいんじゃないかと思うぐらい、みなさんのおかげで非常に充実した一年になったと思います。その名に恥じぬ仕事を2015年も続けていきたいですね。めざせ、育児チャンピオン。そして、近いうちにベストファーザー賞を獲る。長期計画ですけどね」と、一年を振り返り、2015年のひそかなプランを公開する。
波瑠は、「すごくありがたいことに、忙しくさせていただいた一年でした。その中で、自分が人に見られる仕事をしていることを改めて認識したというか。外で声をかけてもらう機会も多くなって、私は1歩外に出たら仕事をしていると思わなきゃいけない人間なんだなって。いろいろ勉強になった一年でしたね。自分の幅を広げるという意味でも、伸び伸びと表現を楽しめるお仕事をしていきたいと思います」と、2015年の抱負を明かす。

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