センバツ9日目 報徳が土壇場で逆転し、ベスト4一番乗り-毎日放送

2009年03月30日23時07分スポーツ
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昨日まででベスト8が出そろった第81回選抜高校野球、9日を迎えた今日は報徳学園(兵庫)対中京大中京(愛知)、箕島(和歌山)対清峰(長崎)の2試合が行われた。

第1試合は点を取っては取り返しての接戦。先攻の報徳学園が2回表に一死二塁から6番平本のセンター前ヒットで先制点を挙げれば、中京大中京もその裏、一死一塁から7番森本がライト線にツーベースヒットを放ち、すぐさま同点。このようなシーソゲームが続き、6回裏、無死二塁から8番金山のタイムリーツーベースで4対5と中京大中京が勝ち越す。すると7回、8回は両校ともに無得点で9回へ。最後の反撃をみせる報徳学園はここで二死満塁のチャンスを作ると4番西郷。打ち取られたら試合終了という場面で西郷は見事、逆転の2点タイムリーヒット。4番に相応しいバッティングをみせた。試合は逆転した報徳学園が9回裏を抑えて6対5で勝利し、ベスト4一番乗りを決めた。なお、報徳学園の平本がヒット2本、ツーベース1本を放ち、1、2回戦と合わせて個人大会通算21塁打の新記録を樹立した。

続く第2試合、箕島対清峰では、1、2回戦を連続完封で勝ち上がった清峰のエース今村が今日も好投。箕島打線に点を与えず無失点に抑えていく。すると清峰打線が今村を援護。3回裏に一死二塁から1番屋久のレフトオーバーのツーベースで先制すると、その後も確実に点を積み重ね、7回までで4得点、さらに8回には集中打で一挙4点を獲得。投げては今村が8回を無失点10奪三振。ピッチャーが交代した9回に箕島2は点を獲得したものの、反撃もそれだけ。結局2対8で清峰が勝利し、今村は初戦から連続26イニング無失点の活躍をみせている。

センバツ9日目のハイライトは毎日放送の公式サイト内で配信中。イニングごとにハイライトが分かれているので、見たい場面だけを見ることができる。

なお、勝利した報徳学園と清峰は4月1日に開催予定の準決勝第1試合で対戦する。

毎日放送「第81回選抜高校野球9日目」