天才落語家・立川談志の練馬の家を劇的リフォーム!テレビ朝日30日「大改造!!劇的ビフォーアフター」予告動画

2014年11月30日09時00分芸能

3年前の11月21日にこの世を去った落語家・立川談志…その談志所有の練馬の自宅を劇的リフォームする!築50年の古い家は老朽化が進み家中カビだらけ…落語関連のお宝が所蔵されているこの家を、匠はどうリフォームするのか!?テレビ朝日30日(日)「大改造!!劇的ビフォーアフター」予告動画は番組公式サイトで公開。

落語会の風雲児、天才落語家…数々の異名を持ち多くの落語ファンに愛された立川談志がこの世を去ったのが2011年11月21日。だいぶ前から談志の具合がよくないことは、弟子をはじめ落語ファンの間でも知られていたが、この日に息を引き取ったことは、ほとんどの弟子が知らなかった。マスコミから「家元(談志)が死んだって本当ですか?」との問い合わせで初めて知ったという弟子もいたほど…。マスコミに騒がれたくないという遺族の願いから、談志が死んだことは極一部の人にだけ知らされ、身内だけで葬儀を済ませた。そして2日後の23日、正式な記者会見によって立川談志の死去が報じられた。
最後まで談志の身の回りの世話をしていた最後の弟子・立川談吉が、納棺の際、談志に黒紋付と袴を着せたそうだ。本来なら兄弟子たちに報告しなければならないことを伏せたまま、葬儀に参列したことが辛かったと語っていた。
結局、談志が死んだことを知っていたのは談吉だけで、23日の記者会見直前に、他の弟子たちも知らせを受けたそうだ。
当時のことを詳細に記した書籍が、談志の弟子・立川談四楼著『談志が死んだ』(新潮社刊)として刊行されている。ご興味ある方はぜひ。⇒amazonでチェック

立川談志、落語ファンでなくとも名前ぐらいは聞いたことがあるだろう。1936年生まれの立川談志は高校中退して五代目柳家小さん(人間国宝)に弟子入り。名を「柳家小よし」として前座デビューした。二つ目になり「柳家小ゑん」と名を改めてからテレビタレントとして活躍するようになる。現在、高視聴率人気番組「笑点」は、元々立川談志が企画した番組で、当初司会も立川談志だった。1963年、「立川談志」を襲名し真打昇進。その後、国会議員になり、沖縄開発庁政務次官などになったこともあったが、本業の落語からは、最後まで離れなかった。
1983年、真打昇進試験のことで師匠であり、落語協会会長(当時)柳家小さんともめ、談志一門は落語協会を脱退。「落語立川流」を設立し、自らを「家元」と名乗るようになる。その後、立川流からは「ためしてガッテン」でお馴染みの立川志の輔、『赤めだか』(扶桑社刊、2015年TBSでドラマ化)の立川談春、談志の狂気を継いだと言われる立川志らく、改作落語の名手・立川談笑など人気落語家を多く輩出する一門である。

生前、立川談志は都内にいくつか居を構えており、そんなかの1軒が練馬にある戸建て住宅である。ここには談志が収集した落語関連の貴重な資料等がたくさん眠っている。現在、この練馬の家には誰も住んでおらず、このままだと家の傷みが激しくなるということで、今回大々的にリフォームをし、談志の資料をきちんと保存できるようにすることになった。さらに、リフォーム後はこの練馬の家に、談志の弟子・立川志らくが住むことになった。志らく曰く「名前は継がずに家を継ぐ」などと言っていたが…。

テレビ朝日11月30日(日)午後7時58分放送「大改造!!劇的ビフォーアフター」は、立川談志の練馬の家を劇的リフォームする。築50年、談志の思い出がたくさんつまった家がどのようにリフォームされるのか? 30日の放送は前編となり、年明けに後編が放送されるもよう。予告動画は番組公式サイトで視聴できる。

テレビ朝日「大改造!!劇的ビフォーアフター」番組公式サイト