平将門vs浅見光彦 “将門の椅子”に座ると死ぬ!?「浅見光彦シリーズ51 中央構造帯」あらすじと予告動画

2014年12月05日08時00分ドラマ

大手町将門塚史跡に隣接する大手銀行に将門像にお尻を向けて座る“将門の椅子”に座ると死ぬという都市伝説がある!将門について取材をしている浅見光彦(中村俊介)は千葉の「八幡の藪知らず」という将門縁の地で銀行員の不審死に遭遇!フジテレビ5日(金)「浅見光彦シリーズ51 中央構造帯」予告動画は番組公式サイトで公開。

日本のミステリー界における名探偵といえば、明智小五郎、金田一耕助、神津恭介、別枠で名探偵コナンも外せないがこの人、浅見光彦も大人気である。過去、NHK以外の民放テレビ局で「浅見光彦」はドラマ化されている。古くは国広富之、篠田三郎、榎木孝明、辰巳琢郎、沢村一樹…とちょっと挙げただけでも、これだけ多くの俳優が「浅見光彦」を演じている。現在、浅見光彦を演じているのは、フジテレビ版では中村俊介(2代目)、TBS版では速水もこみち(3代目)となっている。

フジテレビ版「浅見光彦シリーズ」は1995年から始まり、初代は榎木孝明が演じている。実はフジテレビでドラマ化されるより前に、角川映画として榎木孝明主演で1991年『天河伝説殺人事件』が公開された。当初、シリーズ化を狙っていたのだが、製作の角川春樹逮捕、ならびに角川書店の諸事情により浅見光彦シリーズで映画化されたのは、後にも先にもこの『天河伝説殺人事件』1本だけである。ちなみにこの映画はフジテレビではなく日本テレビが関わっていたのだが、1995年から始まったフジテレビ版「浅見光彦シリーズ」でも榎木孝明が主役を務めている。榎木孝明は1995年から2002年の間14作出演し、2代目浅見光彦として中村俊介が2003年放送の15作目から今回の51作目まで主演を務めている。中村俊介版だけでもう37作目になるわけだ。現在、浅見光彦の兄で警視庁刑事局長・浅見陽一郎役で榎木孝明(初代)もフジテレビ版に出演している。

原作は内田康夫著『浅見光彦シリーズ』で12月1日から毎日新聞夕刊(夕刊のない地域は朝刊)で浅見シリーズの新連載『孤道』が始まった。全国に大勢の浅見光彦ファンがおり「内田康夫公認 浅見光彦倶楽部公式サイト 浅見光彦の家」というサイトがある。このサイトは、内田康夫ならびに浅見光彦関連のデータベースとしても大変すばらしく、一見の価値あり。
内田康夫公認 浅見光彦倶楽部公式サイト「浅見光彦の家」

■浅見光彦シリーズ51「中央構造帯」あらすじ
「平将門の呪い」の取材で大手町にある将門塚史跡を訪れた浅見光彦(中村俊介)。そこで浅見は大学の同期、阿部奈緒美(星野真里)と彼女の上司・田中誠一(長谷川朝晴)に会う。奈緒美は将門塚史跡に隣接する大手銀行に勤めており、その銀行には将門像にお尻を向けて座る席・通称“将門の椅子”があり、その椅子に座ると死ぬ…という都市伝説があった。実際、その椅子に座った人が立て続けに2人も亡くなったという。
浅見は母・雪江(野際陽子)から将門の歴史を教わる。千葉にある「八幡の藪知らず」という将門ゆかりの地のことを聞き、さっそくそこを訪れた浅見。しかしそこで若い銀行員が首つり自殺したという情報が…。
原作は内田康夫著『中央構造帯』(上・下/講談社文庫刊)

脚本は、「西部警察」「あぶない刑事」「代表取締役社長刑事」などの刑事ドラマや「静かなるドン」などを手がけ、近年では「浅見光彦シリーズ」を数多く手がけている峰尾基三。演出は「泣くな、はらちゃん」「私は代行屋!3」などを手がけた柿沼竹生。

フジテレビ12月5日(金)「赤と黒のゲキジョー 浅見光彦シリーズ51 中央構造帯」出演:中村俊介、星野真里、長谷川朝晴、洞口依子、千賀健永(Kis-My-Ft2)、新井康弘、榎木孝明、野際陽子ほか。予告動画は番組公式サイトで視聴できる。
フジテレビ「赤と黒のゲキジョー・浅見光彦シリーズ51 中央構造帯」公式サイト