何度見てもハマってしまう「宮廷女官チャングムの誓い」って?音楽・キャスティングの魅力!配信情報

2015年07月01日00時19分ドラマ

TVや動画サイトで繰り返し放送されている「宮廷女官チャングムの誓い」が、明日7月2日よりBS日テレで放送される!もう何度も視聴したにも関わらず、またオンタイムで観てしまう…なぜこんなにもひきつけられてしまうのか?放映前に、チャングムの魅力に迫ってみよう!YouTube「MBCClassicCh」チャングムの誓い配信ページで全話配信している。ただし日本語字幕はなし。

ドラマ「宮廷女官チャングム誓い」は、一介の宮女から遂には王の主治医を勤めるまでに至った、実在の女性の波乱万丈の人生を描いた2003年~2004年にかけて韓国MBCで放送された史劇。

■バラエティ豊かなドラマ音楽
アジア中を夢中にさせた「チャングム」。主題歌が流れると、繰り返し視聴された方は思わずテレビ(モニタ)の前に引き寄せられ、初めて視聴される方は「♪オナラ~オナラ~♪」の歌詞に吹きだしてしまうのでは?これは、今では使われない韓国語の古語で「来てください」と言う意味。3人の少女が「パンソリ」という韓国の伝統芸能で鍛えた喉で力強く歌っている。
他にも、リズミカルな「♪ヨンパップ」やしっとりとした「♪悲」、イタリアのオペラ歌手が朗々と歌う「♪ハマヨン」など、バラエティ豊かなドラマ音楽にひきつけられる。(こちらで全曲試聴ができる⇒チャングムの誓い オリジナル・サウンドトラック
音楽も素晴らしいが、劇中登場する衣装や映像も美しい。だが、やはり「チャングム」の魅力はそのキャスティングとストーリーの面白さだ。次はキャスティングについて紹介しよう。

■魅力的なキャスティング
「チャングム」のスタートは、決して恵まれたものではなかった。イ・ビョンフン監督は“企画段階”の時点で、ヒロインをソン・ユナにしようと考えていた。すでに、「ホテリアー」(ペ・ヨンジュン主演、2001)で人気女優となっていた彼女は、歴史ドラマの撮影が長期間に及ぶことなどを理由にこれを断った。その後も次々と断られ、最終的に当時すでにトップスターだったイ・ヨンエ(1971年1月31日生)に決定したという“破れかぶれのキャスティング”だった。(このあたりの詳しい事情は、naviconニュース【韓国芸能】イ監督が語る「大長今」秘話!破れかぶれで決まったイ・ヨンエのチャングム!を参照)
彼女なくしては、本作の成功はなかった。それほど演じたチャングムは、彼女の凛とした美しさにマッチしていた。まさか6人もの女優に肘鉄を食らった挙句の7番目のキャスティングと誰が思っただろうか。プライベートでは2009年に在米韓国人と結婚し、2011年男の子と女の子の二卵性双子のママになった。

そしてイ・ヨンエに負けないほど視聴者を引き付けたのは、チャングムの“子役”を担当したチョ・ジョンウン(1995年3月10日 生)だ。当時、幼児といってもいいくらいの彼女(日本式の数え方で当時7歳)の名演技に、どれだけ多くの大人が笑い、そして涙腺を決壊させられたか…。ジョンウンちゃんは、その後多くのCMに登場し、2007年には「王と私」でキム・ジョンミン、「製パン王キム・タック」(2010年)ではシン・ユギョン、「キムチ~不朽の名作」(2012年)ではイム・イェジン、「TWO WEEKS」(2013年)ではキム・ソヨンのそれぞれ少女~学生時代を演じている。

“ロマンス”を担当したチ・ジニのキャスティングもよかった。初めての時代劇で所作や声の出し方など大変だっただろうが、内禁衛従事官ミン・ジョンホ役を清廉潔白に演じた。だがこのご仁、どんな誘惑にもなびかないがチャングムにはからきし弱い。なにしろ、チャングムのために官職を辞して済州島(チェジュド)の海軍武官になるのだから、その愛はどこまでも深い。これについては【「チャングムの誓い」を2倍楽しむ】「時代別大まかなあらすじと見どころ」の【女官時代③】で詳しく紹介している。
イ監督は2010年には「トンイ」を世に送り出し、男性主人公にチ・ジニをキャスティングした。そしてまだ若手のハン・ヒョジュをヒロインに大抜擢したが、それは「チャングム」でのチ・ジニの演技力に絶対的な信頼があったからできたことと自著チャングム、イ・サンの監督が語る 韓流時代劇の魅力 (集英社新書)で語っている。

チャングムとジョンホのロマンスもよかったが、正直なところ、イ監督も自省していたように本作のロマンスはやや弱い。むしろ、友情や“師弟”関係の描かれ方が素晴らしい。
チャングムの女官時代では、ヤン・ミギョンが演じたハン尚宮との師弟愛がたっぷり見られる。この役でヤン・ミギョンはネティズンから多大な支持を得た。詳しくは【2倍楽しむ】「時代別大まかなあらすじと見どころ」の【女官時代②】で詳しく紹介している。

ヒロインを見守るキャラクターがいれば“イジメ役”も必要だ。それは意地悪であればあるほどヒロインが引き立つ。チャングムを徹底的にいじめたキョン・ミリも見事なハマり役だった。そのあまりの意地悪さに、“キョン・ミリ=いじめ役”の図式ができてしまい、「イ・サン」で心優しき主人公の母を演じた時にも違和感を覚えた視聴者も多かったはず。中盤になってヒロインをいじめた時にはネットには「ほら、やっぱり!」と言った書き込みが多くあった。

「チャングム」には他にもまだまだ魅力的なキャストがたくさんいる。そんなキャストの魅力については、【2倍楽しむ】の「キャストの魅力」で詳しく紹介している。また、「集まれ!イ・ビョンフン組」では、イ・ビョンフン監督作品の常連俳優・女優の紹介や一覧表があるので参考にどうぞ。

【「チャングムの誓い」を2倍楽しむ】では、ドラマ全話のあらすじと見どころ、ここで紹介したドラマの魅力をさらに詳しく紹介しているので、ドラマ視聴前や視聴に合わせて参考にどう。

BS日テレ「ドラマ紹介」ページ
 ※2015.7.2 月~金 12時~12:55
YouTube「MBCClassicCh」チャングムの誓い配信ページ

kandoratop【作品詳細】【「チャングムの誓い]を2倍楽しむ】



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