女より美しい男イ・ジュンギ「イルジメ」で韓国版鼠小僧に-テレ東

2009年05月05日23時38分ドラマ
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韓国で大ヒットした映画「王の男」で妖艶な女形芸人を演じ、“女より美しい男”といわしめたイ・ジュンギのフュージョン時代劇「イルジメ(一枝梅)」が、6月15日(月)からスタートする。テレビ東京番組HPには番組の見どころを紹介した動画の配信を開始した。

「イルジメ」は、韓国で、最高視聴率31.4%を打ち立てた2008年の大ヒットフュージョン時代劇。「イルジメ」とは中国から朝鮮半島に伝わり語り継がれた古典の義賊で、日本で言えばちょうど鼠(ねずみ)小僧のイメージだ。

舞台は、朝鮮王朝中期。ギョム(イ・ジュンギ)は謀反の罪を着せられて父が殺害されるところを目撃し、その衝撃のあまり記憶をなくす。そして、養父母のもとで実子として育てられる。13年後記憶を取り戻したことをきっかけに、奴婢となった母と姉を探し、父を殺した犯人を探し出すため、金持ちや貴族の家に忍び込むことに。盗みの現場に梅の花の墨絵を残すことから“イルジメ(一枝梅)”と呼ばれ、権力者を懲らしめる義賊として庶民の間で英雄と化していく…。

イ・ジュンギはこの役で、いいかげんなヨンという役と両班の息子でイルジメとなって闇に生きる2役を見事に演じ分けている。泣かせるシーンもおちゃらけるシーンも、シリアスなシーンもどれもいい!

イルジメを捕らえようとする一般官吏サフ(義禁府羅将)役を演じるのは、パク・シフ。サフは思いを寄せるウンチェがイルジメを慕っていることを知って余計にイルジメ逮捕に血眼になる。

イルジメに思いを寄せるウンチェを演じるのはハン・ヒョジュ。あのユン・ソクホ監督の四季シリーズ最終章「春のワルツ」のヒロインを演じた女優。
また、全国的に詐欺を働きながら生きている女恐喝詐欺団のボンスンには、イ・ヨンア。2007年、ハートフルコメディ「黄金の花嫁」でベトナム人花嫁役を演じ、その演技力でも高い評価を受けた女優だ。

いずれも演技派の若手俳優たち。彼らを演出するのは、「銭の戦争」「新入社員 Super Rookie」のイ・ヨンソク。
そして、音楽監督にはあの「篤姫」「風のガーデン」を作曲した吉俣良が参加している。日本の作曲家が音楽を担当するということで、韓国では大きな話題を呼んだ。吉俣は、オファーを受けた時、ドラマのプロットを読んで内容が気に入り、その場で音楽監督の依頼を引き受けたという。

このドラマは2008年の作品だが、実は、1993にMBCがチャン・ドンゴン主演で放送している。古くからの韓ドラファンの方には、NEW韓流スターのイ・ジュンギと、元祖韓流スターのチャン・ドンゴンのイルジメを見比べてみてほしい!

イ・ジュンギ演じる「イルジメ」は、6月15日から毎週月・火曜日昼12時5分から全20話で放送される。

テレ東「イルジメ」
※ 朝鮮王朝時代の説明や年表は、ナビコン「『韓ドラ』ここが知りたい!」を参考に!