室町時代の闘茶追う「沸騰!闘茶バブル」配信-NHKオンデマンド
NHKオンデマンドは、室町時代に一大ブームとなった抹茶を飲み分けて勝敗を争う“闘茶”を、俳優・要潤が追いかけたタイムスクープハンター「沸騰!闘茶バブル」の配信を開始した。
勝敗に豪華を極める金品を賭けたため、人々は熱狂し、そしてまるで“バブル”のように沸騰したという室町時代の闘茶。人気俳優の要潤扮する未来のジャーナリストが今回取材対象とするのは、そんな「闘茶」に夢中となった男たちの姿だ。時空をワープし、室町時代へ飛んだ要潤は、この時代に頻繁に行なわれていた抹茶を飲み分け、その勝敗を競う「闘茶」と呼ばれる茶会を目撃する。当時、お茶というものは抹茶のことを指した。嗅覚や味覚で抹茶の飲み分けを行なう行為は、現代でいえば「ワインのブラインド・テイスティング」といったところか。経験と官能の鋭さなど文化的な洗練が必要とされる知的な遊びは、ときの文化人を魅了していた。もちろん足利幕府が収める室町時代のこと、これら文化人の多くは、繁栄を極めた武士らである。勝敗に陶磁器や銀貨などの金品を賭けたため、人々は熱狂し、どんどんエスカレートしていった「闘茶」。同番組は、ある日、邸宅で行われた闘茶名人2人の大勝負を再現。果たして勝敗は? バブルのように人々の心を夢中にさせ、唐突にブームが終わった「闘茶」。その一断面が後世に現す“武士達の営為”とは何だったのか?鋭い観点から教科書には載らない知られざる歴史を浮き彫りにする。
◇タイムスクープハンター「沸騰!闘茶バブル」
番組の購入価格:210円(税込)
視聴期間:購入後1日
購入期限:2009年5月22日
本編時間:29分
NHKオンデマンド 「沸騰!闘茶バブル」