新ちゃん友ちゃんの友情!恐怖のままごと遊び!NHK朝ドラ「あさが来た」第15週見逃し配信と詳細あらすじ

2016年01月16日13時32分ドラマ
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第15週は、北海道開拓事業に絡んでピンチの五代(ディーン・フジオカ)を新次郎(玉木宏)や榮三郎(桐山照史)たちと救いながらも、娘の千代の一言で母と女実業家の板挟みのあさ(波瑠)のジレンマも描かれた…NHK連続テレビ小説「あさが来た」2016年1月11日(月)~16日(土)「大阪の大恩人」を見逃した方のために詳しいあらすじを紹介、NHKオンデマンドおよびGYAO!ストアで見逃し配信もしている。

あさが来た第15週は、たわいのないままごと遊びから、働いてばかりの母・あさを思い「なんで普通のお母ちゃんと違うの?」という娘・千代の素朴かつ恐怖の疑問があさと新次郎に重くのしかかった。だがこの悩みや経営者を育てる「大阪商業講習所」に女性の生徒がいないこと、そして姉・はつ(宮﨑あおい)からの教育の大切さを綴った手紙などから、あさが後に尽力することになる“女性の高等教育への普及”の影も見えてきた。

あさまた、朝ドラのイケメンコンビ、新次郎(玉木宏)と五代(ディーン・フジオカ)の友情についても多く触れていた。“人たらし新次郎”にすっかりはまった五代は、冗談で“友ちゃん、新ちゃん”と呼び合おうと提案するまでになっていた。そして、それがビジネスにもきっと活かせると、紡績事業の話をするが、当の新ちゃんはまったく興味を示さない。だが、そんな新次郎も愛娘・千代の「なんでお父ちゃんは働かないの?」の一言が胸にズシリと響いた様子で、いつ新次郎が商売人として動き出すのか、待ち遠しい。

あさゴザを敷いてのままごと遊びや雛壇飾り、動いたらイケない写真撮影、そして新次郎と美和の三味線の競演と古き良き日本をほのぼのと見せてくれ、五代バッシングにも片が付いた15週だったが、もう一つ気になるのは、五代の体調だ…。

■第15週「大阪の大恩人」詳細あらすじ
亀助とふゆ夫婦は九州の炭坑へ行き、榮三郎(桐山照史)もしとやかなさち(柳生みゆ)と結婚。加野屋は大奥様・よの(風吹ジュン)、奥様・あさ、若奥・さち様の3代の嫁が揃いますますにぎやかになった。
翌年、1882(明治14年)には、炭坑も落盤事故から立ち直り黒字転換。すでに100以上の銀行ができおり、あさも銀行開業を急ごうとするが、大番頭・雁助の反対で先に進めない。そんなあさに、焦りを気付かせたのは五代だった。久々に加野屋を訪れた五代は、現在の銀行の多くがただ金を貸すだけで、“夢を持つ人を支援するという本来の銀行機能”を果たしておらず、そうした銀行はいずれつぶれる。今は資金をためて様子を見る時機だと、あさに教えた。
あさは素直に自分の焦りを認め、榮三郎に謝った。そのころあさは商法会議所で、炭鉱業について多くの商人に教えていた。榮三郎は、天下の五代をして“大阪一の女実業家”と呼ぶあさが、惜しげもなく事業ノウハウを他人に教えたり、非を認めすぐに謝罪できる“やわらかさ”に感心した。それは雁助も同じて、後日、あさが炭鉱事業を拡大すべく借金してでも新規に炭坑を買いたいという相談を、二つ返事で了解した。

あさが来たそんなある日、「政府が、国家予算1400万円の官有物(北海道開拓の権利)をおよそ35分の1の39万円で、五大友厚と大阪商人に譲る」という官民癒着の記事が新聞に掲載され、五代が悪徳商人だ、という噂が巻き起こった。(実際の事件詳細は第15週あらすじ・みどころで紹介)
五代に恩義を感じているあさは、なんとか五代の疑いをはらそうとするが、大阪でも五代を悪徳商人だと決めつける者が増えていった。
あさが来た北海道視察から戻った五代は、商人たちに大阪商法会議所に集まってもらい、大阪商人の名誉を気付つけたと謝罪し、商法会議所の会頭辞任を申し出た。だが商人たちの怒りは静まらない。あさは、これまで五代がいかに大阪経済発展に尽力したかを解き、五代にも説明責任を問うた。言葉に詰まる五代の代わりに事情説明したのは新次郎が準備した官有物払い下げの詳しい資料だった。実は、10年計画の北海道開拓事業は難航し、政府は五代に相談した。五代は北海道発展の必要性を考え、利益ができるかどうかわからない事業を国家の代わりに肩代わりしたのだ。そして、39万円という金額は、五代が信頼するする大阪商人たちの払える値だった。榮三郎も大阪商人の心意気に訴え、大阪商人たちは五代への誤解を解いた。五代は生涯をかけ大阪に尽くすことを誓い、今後も会頭を続けることに。その後も、大阪で多くの事業を勧めた。

あさは改めて自分が「大勢の人と力を合わせて山を乗り越えていく商いが好きなのだ」と実感し、かねてからの「なんでよそのお母ちゃんと違うのか?」という千代の質問に、「商いが好きだから」という答えを見つけた。だが、この一言であっさり納得した娘の物わかりの良さが胸に響いた。

九州の亀助から、新規購入した炭坑から加野屋炭鉱より多くの石炭が採掘できそうだという吉報が届き、いよいよ銀行経営の勉強を本格的に始めた。政府が日本銀行を設立し、ますます加野屋銀行設立に燃えるあさ。そんなあさは、一年前の千代の七夕の短冊に「おかあちゃんといっぱいあそべますように」というのを見て、事業家としてと母としてのジレンマに涙した。

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■キャスト( )は原作役名⇒相関図(NHK)
今井あさ役(浅子):波瑠
姉・はつ(春):宮﨑あおい
白岡新次郎(広岡新五郎)役:玉木宏
眉山惣兵衛(大眉五兵衛)役:柄本佑
五大友厚(五大友厚)役:ディーン・フジオカ
うめ役:友近
ふゆ役:清原果耶

■放送予定
平成27年9月28日(月)~平成28年4月2日(土) <全156回>

■原作
「小説 土佐堀川」

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