『ビューティー・インサイド』公開ハン・ヒョジュSPインタビュー!3月よりチャンネル銀河「トンイ」ノーカット放送も!予告動画

2016年01月29日18時30分映画

2010年に大ヒットドラマ「トンイ」の主人公を演じ国民的清純派女優としてその名を知らしめたハン・ヒョジュ!主演映画『ビューティー・インサイド』の公開に合わせて緊急来日した彼女のスペシャルインタビューが到着、映画公式サイトで予告動画が公開されている。また、チャンネル銀河では3月17日(木)より月~金の午後3時から2話連続で「トンイ」を放送するのでこちらもお楽しみに。

※2016.1.14に行われたハン・ヒョジュ来日イベントの様子は再現レポでご紹介⇒記者会見フォトギャラリー
また、ひと足先に映画を鑑賞したレポートもこちらで紹介しているので参考にどうぞ⇒鑑賞レポ

『ビューティー・インサイド』は、目が覚める度に外見が別の人間に変わる男がひとりの女性を愛するファンタジーロマンス。
ハン・ヒョジュが演じるのは、目覚める度に外見が変わる家具デザイナーのウジンを愛するイス役を演じる。

<インタビュー後半>
(下線は日本語)

ビューティーQ:お正月はどんなふうにお過ごしになられましたか。
ふるさとの家に帰りまして、両親と一緒に1週間くらい過ごしていました。

Q:楽しかったですか。
やはり仕事がある時には、お盆や正月など名節の時にもなかなか家に帰れないんですね。今回は、映画の撮影が終わった直後ということで、少しお休みの時間があって、一緒に過ごそうと言われました。
毎日ご飯も作ってくれるので、とても嬉しかったです。

Q:どんなものを召し上がるのですか。
普通韓国では、お正月にトックと言って、韓国式のお雑煮を食べるんですね。
それを皆で食べましたし、私はわかめスープが好きなので、それも作ってくれました。
あとは、デンジャンクッ(味噌汁)や、コマという小さなあさりのような貝があるんですけれども、そういったものが食卓に並んでいました。

Q:ヒョジュさんはお酒も強いと聞いていますが、お酒もたくさん呑まれましたか。
噂ですよ。(笑いながら日本語で)
両親の家では呑まなかったんですが、お友達とは呑みました。

Q:次に、トンイの話を伺わせて下さい。トンイは何度も再放送してもとても視聴率が良くて大人気なのですが、どんな思いでいらっしゃいますか。
とってもとっても感謝しています。トンイの撮影をしたのは、かれこれ6年前の話になるんですが、時間が経ってもこんなに愛していただいて、感謝の一言に尽きます。
日本に来て夕食に行った時に、私のことをトンイとして見てくださった方がいらして、手を握って、「トンイ、トンイ」と言ってくれました。
嬉しそうにお話をしてくださって、本当にありがたいです。

Q:「トンイ」は、ハン・ヒョジュさんにとって、ターニングポイントになった、大きなドラマだったと仰っていますが、どんなところがターニングポイントになったのでしょうか。
私にとっては、50話(※オファー時は50話予定。実際には全60話)というこれほどの大作の大河ドラマというのは、初めてだったんですね。長い時間一人のヒロインとして、ドラマを引っ張っていかなければならないプレッシャーがありましたので、わたしにとっては大きな挑戦以外の何物でもありませんでした。
本当に大変なことを経験しましたが、それによって自分に対する自信もつけることができました。
私にとって、このドラマ自体が大きな山のような存在に思えたんですね。
大きな山を征服したような、そんな気持ちになりました。
そういう意味でも私に大きな自信を与えてくれた作品です。
視聴率や結果にかかわらず、この経験を通していろんな悟りを得て、いろんなことに気付かされたと思います。
トンイに出演した前と後では、人生の意味も変わるくらいの非常に大きなドラマでした。

Q:その達成感や自信は、今にどう活かされていますか。
私は達成感や自信を保ち続けることは、本当に大変なことだと思っています。
作品というのは、私にとって常に新しい挑戦なんです。
だからこそ、この仕事がとっても楽しくて演技が楽しめるんだと思います。
そういう意味では、毎回新しい挑戦をしていますし、楽しいこともあるんですけれども、ただ楽しいことだけではないんですね。
本当に辛いことや大変なこともありますし、躓くこともあるんです。でもその中に、やはり楽しみがあるという感じです。
だから、作品を通して、自信も得るんですけれども、自信を失うこともあり、そしてもう一度自信を取り戻すためには、やはり作品に出て演技をするしかないかなと思っていますね。
結局はその繰り返しだと思います。

ハン・ヒョジュQ:トンイ以降、難しい役も多かったんですね。トンイで一番躓いたことは、覚えていらっしゃいますか。
やはり体力的にきつかったというのが大きいですね。
今は、ドラマを制作する日数ですとか、環境的な部分もだいぶ改善しようと努力する動きもあるんですけれども、ドラマの撮影の日程は、本当に忙しいものなんですね。
なので、寝る時間もなかなかなくて、そういう状況からくる体力的な限界を感じることがありました。私としては、ドラマの主人公ですから、具合が悪くなってしまっては、スケジュールに支障が生じてしまいますし、放送もできなくなってしまいますので、緊張感もありました。
ただ当時ドラマの撮影中は無我夢中でしたので、幸い具合が悪くなることも倒れることもなかったんですけれども、終わってから一気に疲労がきました。

Q:歴史上の実在の人物を演じるという面でもご苦労なさったんじゃないかなと思うんですが、あまり文献に載っていないトンイという人物の役作りを、どうなさったのでしょう。
むしろ参考文献があまりなかったからこそ、いろんなことを考えることができて、とても自由に演じられたんですね。
誰が見ても有名な人物だったら、ある程度そこに合わせて演じなければいけないという部分もあったと思うんですけど、私が演じたトンイの場合には、私の中で自由に感じながら演技ができたと思います。
実際の淑嬪崔氏(トンイ)のお墓にも行ってみて、その時に感じたこともとても大きかったです。
お墓に行ったとき、雪が積もっていたんですけれども、ふっくらとするような感じで、かわいらしく雪が積もっていて、そこでお祈りをしたのですが、その気持ちをずっと大切に胸に秘めて演じていました。
その時には、まるでパワーをいただいたような気持ちになりました。

Q: イ・ビョンフン監督とよくお話になって、このトンイをつくられたと聞いていますが、どんなことを具体的に話し合われたんですか。
監督は、本当に長くドラマを撮ってこられた方なんですね。
私が生まれる前からすでにドラマを作っていらっしゃった方で、今回のトンイに対しても、監督が望むようなカラーが確かに存在していたので、まずはそれを把握することからスタートしました。
実際に演技指導も、撮影に入る前に何日かしてくださって、その時からこんな風に演じてくれたらいいですよと、正確におっしゃってくださったんです。
なので、最初は私の意見を提案するよりも、監督の意見をしっかりと聞いて、監督が思っているドラマのカラーですとか、監督がどんなドラマを作りたいのかを把握していくことから始めました。

Q:監督に教えていただいたことで、なにか印象に残っていることはありますか。
監督は、演技的な指導もしてくださったんですけれども、それ以上に監督がこのドラマを通して伝えたかったことをお話ししてくださったことがあるんです。
このドラマのテーマを一言で言い表すようなことだと思うんですが。
尊い心を持っていたら、尊い人になれると言ってくださいました。
それが一番印象に残っていますね。

Q:トンイはまさしく、尊い心を持っていて、明るく前向きで、正義感にあふれている、聡明な女性ですが、その“人間トンイ”を演じることによって刺激を受けたことはありますか。
演技をしているときには、もうしっかりとトンイになるしかないというそんな気持ちだったんですね。ドラマの撮影中は、私の日常は無く、ドラマの撮影のためにすべての時間を過ごしていましたのでトンイからたくさんの影響を受けていたと思いますね。そして私の役がトンイだったからこそ、このドラマをうまく乗り越えることができたと思います。辛いことですとか、逆境を乗り越える女性がトンイですよね。
そのキャラクターを演じていたので、そのキャラクターからいろんな影響を受けて、私もこの大きなドラマを完成させることができたと思います。

Q:まさしくトンイが憑依した感じですね。
憑依はたまに。(笑)

Q:ヒョジュさん自身は、正義感あふれる、聡明なトンイをどんな風に思ってらっしゃいますか。
まさしく私正義感にあふれ、賢く強い女性だと思います。

Q:有名な王様の背中に乗るシーンや酒場のシーンもそうですが、トンイは真面目なストーリーラインとは別に、コミカルな要素がたくさんありましたよね。
ヒョジュさんが印象に残っているシーンで他にあれば教えてください。

民が自由に行き来できるように壁を壊すシーンは、印象に残っています。
演じていながら、気持ちがすっきりしたような、さっぱりしたような。
いつまでも記憶に残っている好きなシーンです。

Q:クムを愛する聡明な母も見事に演じられていましたがご自身が母になる憧れはありますか。
韓国で(数え年)、30歳になりました。そろそろ考えなきゃ。
母になるというのは、すごいことだと思います。
この世界のすべてのお母さんは本当に尊敬に値する方たちだと思います。
お母さんは、子供のために自分を犠牲にしたり、献身的な愛を注いだりしますよね。
その愛というのは、本当に純粋で、大きな愛だと思います。
私もいつか母になりたい思いがある一方、やはり怖いという思いもありますね。
はたして自分にそれが果たせるのか悩んでしまいます。

Q:トンイの後のお仕事は、映画に軸を向けられたように思われますが、映画とドラマとどんなところが違いますか。
やっぱり一番の違いは、映画は最初から最後までストーリーができている状態で撮影に入るんですけれども、ドラマの場合には、撮影が始まったら終わりに向かって走り続けるという感じですね。その最終地点がどうなるかわからないまま走り続けるので、不安なところもある反面、楽しいところもあります。
両方、一長一短だとは思うんですけれども、映画のほうは余裕をもって、十分にいろんなことを相談しながら完成度を高めるという面もあると思います。
ドラマの場合は、本当に撮影中はずっとあわただしく、撮影が続くんですけれども、その雰囲気の中でしか体験できない愉快なところだったり、胸がときめくようなところがあったりして、これもとても楽しめるものだと思います。
なので、別にドラマをやりませんよと言っているわけではなかったんですが、6年くらい映画のほうに出ていました。
もちろん今でも楽しいドラマの台本があれば、ぜひ出たいと思っています。

  【インタビュー後半】へ続く

【「トンイ」作品詳細】 【「トンイ」を2倍楽しむ】

■作品紹介
監督:ペク
出演:ハン・ヒョジュ、パク・ソジュン、上野樹里、イ・ジヌク、キム・ジュヒョク、ユ・ヨンソク他
キム・デミョン、パク・シネ、イ・ドンウク、コ・アソン、ト・ジハン、ペ・ソンウ、チョン・ウヒ、イ・ジェジュン、キム・ミンジェ、イ・ヒョヌ、チョ・ダルファン、ホン・ダミ、ソ・ガンジュン
2015年/英題:THE BEAUTY INSIDE/原題:뷰티 인사이드/韓国/韓国語/127分/カラー/字幕:根本理恵 
配給:ギャガ・プラス
(C)2015 NEXT ENTERTAINMENT WORLD. All Rights

映画『ビューティー・インサイド』公式サイト
チャンネル銀河「トンイ」番組公式サイト

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