実録ドラマSP 整形して15年逃亡した女!テレ朝17日寺島しのぶ主演「福田和子」あらすじと予告動画

2016年03月17日13時50分ドラマ

ホステス殺しの罪で逃亡、何度も整形を繰り返し時効成立21日前に逮捕された福田和子…その犯罪と逃亡、逮捕までの実録をドラマ化!NHK連続テレビ小説「あさが来た」でヒロインの優しい母を演じた実力派女優・寺島しのぶが7つの顔を持つ女と呼ばれた福田和子を熱演!テレビ朝日17日(木)夜7時より「女の犯罪ミステリー福田和子 整形逃亡15年」を放送。予告動画は番組公式サイトで公開。

松山でキャバレーのホステスとして働いていた福田和子は、1982年、同僚のホステスを殺害し逃亡し、以降15年間逃げ続け、時効成立21日前に電撃逮捕された。これが世に言う「松山ホステス殺人事件」である。逃亡中の容疑者・福田和子は何度も整形手術を繰り返し、偽名を使って各地を転々とした。捜査していた愛媛県警は福田に懸賞金をかけ、全国指名手配したが、なかなか逮捕まで至らなかった。

逮捕のきっかけは、時効成立が近づきワイドショーやニュース番組等で「松山ホステス殺害事件」のことを大々的に取り上げ、通報に至った。1997年7月29日に福井市内で逮捕、翌月の18日に殺人罪で起訴。公訴時効成立まで11時間前というギリギリでの起訴となった。1999年、松山地方裁判所裁判で無期懲役の判決が下るも福田和子は控訴。2000年控訴は棄却される。さらに福田は最高裁へ上告したがこれも棄却され、無期懲役が確定した。福田和子は服役していた刑務所での作業中にくも膜下出血で倒れ、そのまま意識は戻る事なく2005年3月10日に死去した。享年57。

逃亡中はあちこちのスナックでホステスとして働いていたが、最後は金沢の老舗和菓子屋の主人に見初められて内縁の妻となり、店に出て働くようにもなった。もともと、人当たりのいい性格のせいもあってか、接客業を得意とし、福田が店頭に出るようになって店は大繁盛。主人は福田に求婚するも、逮捕を恐れ福田は求婚に応じなかった。ニュース等で大々的に報道され、それを見た近隣の飲食店店主が常連客の福田のことが怪しいと通報。店内にあった福田の指紋を採取し本人と断定。逮捕に至った。

「松山ホステス殺害事件」は、犯行の手口が残忍で…ということではなく、整形手術までして逃亡したのに、時効成立寸前で逮捕されたということで、大きく報じられた。昭和に起きた大事件の1つとして、記憶に残っている視聴者も多いのではないだろうか。

「7つの顔を持つ女」「稀代の悪女」と呼ばれた福田和子、その実録ドラマが17日テレビ朝日にて放送される。福田和子を演じるのは、日本アカデミー賞で最優秀主演女優賞など、名だたる賞を受賞している実力派女優の寺島しのぶ。その他共演者には安田顕、松岡茉優、滝藤賢一、杉本哲太、眞島秀和、中村倫也、木村佳乃、キムラ緑子ほか若手から実力派まで豪華な顔ぶれが揃った。

■あらすじ
とある大手出版社の週刊誌編集部に配属された新入社員・如月夏希(松岡茉優)は、編集長(安田顕)からある企画の取材を命じられる。『女の犯罪ミステリー 福田和子』。夏希は福田の軌跡を追う取材に出る。
今をさかのぼること32年前、昭和57年。当時34歳だった福田和子(寺島しのぶ)は松山の高級クラブでホステスとして働いていた。絶世の美女、というわけではなかったが接客業を得意としていた和子はたちまち店で人気のホステスになった。そんな和子にもどうしてもかなわない相手がいた。その店のNo.1ホステスの愛こと高山芳江(木村佳乃)。
一方、和子は夫と4人の子どもを抱える身でありながら、闇金に多額の借金をしていた。借金返済に首が回らなくなった和子は、芳江にカネを貸してほしいと頼むのだが無碍に断られてしまう。逆ギレした和子はつい…芳江を殺害してしまったのだが…。

テレビ朝日3月17日(木)夜7時より放送、実録ドラマスペシャル「女の犯罪ミステリー 福田和子 整形逃亡15年」を放送。出演は寺島しのぶ、松岡茉優、安田顕、滝藤賢一、キムラ緑子、中村倫也、眞島秀和、杉本哲太、木村佳乃ほか。予告動画は番組公式サイトで視聴できる。

テレビ朝日 実録ドラマスペシャル「福田和子 整形逃亡15年」番組公式サイト