雁助(山内圭哉)vs啓介(工藤阿須加)男の魅力対決!NHK朝ドラ「あさが来た」第23週見逃し配信と詳細あらすじ

2016年03月12日14時10分ドラマ
(C)NHK

第23週は、千代(小芝風花)の初恋とうめ(友近)の秘めた大人の恋を中心に物語は展開した!千代&啓介(工藤阿須加)の初々しい恋の予感と、うめ&雁助(山内圭哉)の大人の事情で終止符を打った恋には、朝から胸をキュンキュンした視聴者も多かったのでは?NHK連続テレビ小説「あさが来た」2016年3月7日(月)~12日(土)「大番頭のてのひら」を見逃した方のために詳しいあらすじを紹介、NHKオンデマンドおよびGYAO!ストアで見逃し配信もしている。

君の名は… 千代ばかりでなく熟女よの(風吹ジュン)も蕩かし、新次郎にまで一目置かせた啓介。そんな啓介を演じた工藤阿須加の好青年っぷりは“五代さまロス”の視聴者のハートを鷲づかみにしたようで、ネットでも早くも工藤にハマったファンたちの書き込みが散見された。
あさが来ただが、そんな工藤も霞んだのが、雁助役の山内圭哉のいぶし銀のカッコよさだ。さすが大阪出身だけあって山内の話す大阪弁は独特の気の抜けた(決して悪い意味ではない)なめらかなしゃべり口で絶品!亀助(三宅弘城)とのまるで漫才コンビのような空気感、互いを認めながらも散々喧嘩しあったあさ(波瑠)とは顔芸勝負、そして、同じよしもと所属の同志、友近扮するうめとのロマンチックシーンなど、緩急バランスのとれた演技で魅せてくれた。
秘めた恋にピリオドを打つため握手を求めたうめの潔さも素敵だったし、そんなうめを抱きしめた雁助の抱擁が女とは違う男の気持ちをうまく表現していた。ともあれ、大人の事情で添い遂げられない雁助とうめの恋は素敵にピリオドを打った。

そんなロマンスたっぷりの展開の中、あさたちの父・忠興(升毅)の逝去、はつ(宮﨑あおい)の次男・養之助(西畑大吾)の兵役などを通して世代の交代と時代の流れも描かれた。その一方で、忠興から譲られた東京・目黒の広大な土地と、渋沢が初期メンバーとして名乗りを上げたことで、日本初の女子大学校設立も次の段階に進んだようだ。

ちなみに、成澤やあさが練習していた自転車。日本では宮田製作所が1890年に初めて製造した。

あさが■第23週「大番頭のてのひら」」詳細あらすじ
神戸のマッチ工場で事故に遭った元・大番頭の雁助(山内圭哉)の見舞いに駆けつけた新次郎(玉木宏)や榮三郎(桐山照史)たちは、雁助の妻・ツネ(松永玲子)から雁助の容態と、工場経営が厳しくなり借入金が2000円(800万円)にもなっていると聞いた。戦争景気が終わって金の動きが鈍くなっている時期に、さすがの加野銀行でもすぐに用立てできる金額ではない。うめを残して新次郎たちは一旦、大阪へ。
意識の戻らない雁助を挟んで、ツネとうめの気まずいひと時。うめにとっては頼りがいのある恋しい人も、亭主となればそうでもないのか、ツネはうめ相手に雁助の愚痴三昧。
翌日、うめが一人で意識の戻らない雁助にしっとりと話しかけていると、デリカシーのないあさが見舞いにやってきた。うめが触れるのをためらっていた雁助の手を握っていきなりマッサージを始めたあさは、生死をさまよっていた時に、新次郎や千代がこうしてくれたおかげで生還できたと、うめにも勧めた。両手に花のマッサージが功を奏したのか、雁助が奇跡の生還。雁助の意識が戻ったことで、マッチ工場も危機脱出。だが、榮三郎は、事業主が倒れただけで商いが傾く恐ろしさを改めて思い知り、そうした時に頼りになる生命保険業を加野屋の第3の事業にしたい提案。あさたちも社会に貢献できる事業としてこれに賛成した。

あさが来たそんな中、千代(小芝風花)の前に突然啓介(工藤阿須加)が現れた。兄と旅行に来て加野銀行の看板を見て千代に会いに来たと。帰ろうとする啓介を引き留めようとして千代が転んでしまい、啓介は加野屋に上がり込むことに。
ちょうどその時、加野屋に落ち込んだ成澤(瀬戸康史)が来ていた。伊藤総理の口添えで次々と人脈を広げるものの、肝心な寄付金集めに難航し弱音を吐く成澤を、あさがアホ呼ばわりして一喝!それを目撃しびっくりぽんの啓介。そこに、若い男性を家にあげたと小言を言いによの(風吹ジュン)が来たが、挨拶する啓介の好青年ぶりにすっかりに魅了されてしまった。千代の啓介を見る目が恋だと見抜いたよのは、その後、千代の花婿候補にと考え、啓介の身上調査。その結果、啓介が子爵・東柳家の次男で帝国大学の法科学生と分かり、千代の結婚相手にどうかと新次郎たちに相談。千代の結婚話になると不機嫌になっていた新次郎も、啓介の好青年ぶりに文句のいいようもなく、あさや榮三郎は大賛成。

一方、あさの悪評も手伝って、大阪・京都・神戸と女子大学校創立に向けた活動が難航するなか、あさは、成澤たちに父・今井忠興から目白にある5500坪の土地を寄贈されたことを報告し、女子大学校を東京に作ることを提案。その後、忠興が亡くなり目黒の土地の証書があさに届けられた。これで寄付金集めの目標額も30万円から10万円の下方修正ができ、実現に一歩近づけた。さらに、女子大学校の設立にあさも絡んでいることと、成澤の誠意が伝わり、渋沢もついに陥落。初期メンバーとして会計を引き受けてくれることになった。こうしたことがあって賛同者も徐々に集まった。その陰で新次郎も動いてくれていたことを知り、あさは新次郎に感謝した。

あさが来た季節は変わり、和歌山では養之助の結婚式が行われ、あさと新次郎からは50万円もの祝い金が届き、惣兵衛は美しい着物姿の妻はつに見惚れていた。幸せなひと時は、1通の手紙で崩れた。養之助に新兵証書が届き、眉山家では頼りになる男手が奪われてしまうことになった。
熟慮の結果、栄達(辰巳琢朗)は加野屋で働く藍之助を迎えに行った。和歌山に帰ってきてみかん農家を手伝ってほしい、という祖父の頼みを断ることなどできない藍之助は、加野銀行のみんなに挨拶して和歌山へ帰って行った。

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■キャスト( )は原作役名⇒相関図(NHK)
白岡あさ役(浅子):波瑠
白岡新次郎(広岡新五郎)役:玉木宏
白岡千代(亀子)役:小芝風花
眉山はつ(春):宮﨑あおい
眉山惣兵衛(大眉五兵衛)役:柄本佑
成澤泉(成瀬仁蔵)役:瀬戸康史
田村宜(井上秀)役:吉岡里帆
東柳啓介(一柳恵三)役:工藤阿須加

■放送予定
平成27年9月28日(月)~平成28年4月2日(土) <全156回>

NHK 連続テレビ小説「あさが来た」番組公式サイト