連判状に隠された真実!均役法とは?「秘密の扉」第5話<偽造職人を追え>あらすじと見どころ!予告動画

2018年09月29日10時00分ドラマ
(C)SBS

一連の殺人事件は、シン・フンボクが手に入れた連判状を取り戻すために老論派のキム・テクが仕組んだものだった!ピョンジョンイ主導で臨場したジョンインの死は、予想した通り自殺とされ、ソンは大きな力で若い画員たちの他殺事件が隠蔽されたことを確信した!ホン・ゲヒの偽りの特別検視を許すことができないソンは、酌をしてやれという父・英祖の言葉に逆らい、ホン・ゲヒを怒りに任せて踏みつけたが…「秘密の扉」の第5話のあらすじと見どころを紹介!DVD-BOXも好評発売中で、商品サイトに予告動画が公開されている。

「あらすじ」を読んでから視聴されても楽しめるように配慮しておりますが、詳しいあらすじを知りたくない方は、「見どころ」と「豆知識」だけご覧になって、「あらすじ」は視聴後の確認用にどうぞ。
また、※朝鮮時代劇が始めての方や、もっと詳しく知りたい方は【「秘密の扉」を2倍楽しむ】の「(2)時代背景」 の①~③を呼んでおくことをお勧めします。

■キャスト
英祖役:ハン・ソッキュ【声・てらそままさき】
イ・ソン(思悼世子)役:イ・ジェフン【声・川田紳司】
ソ・ジダム役:キム・ユジョン【声・小松未可子】
恵慶宮ホン氏役:パク・ウンビン【声・合田絵利】
ナ・チョルチュ役:キム・ミンジョン【声・山本兼平】
チェ・ジェゴン役:チェ・ウォニョン【声・中村章吾】

■第5話「偽造職人を追え」
ホン・ゲヒとの酒席にソンを招いた英祖は、今回の特検で不信と疑惑を招いたために辞職したいというホン・ゲヒを引き留め、軍事の最高官職の兵曹判書の官職を与えてやれとソンに命じる。真実を暴く決心をしたソンは、ホン・ゲヒを踏みつけることを妄想しながら、現実では笑顔で英祖の言葉に従う。
ホン・ゲヒを老論派に引き入れたキム・テクは、均役(キュニョク)法の廃案を目論む。これを知ったパク・ムンスは英祖に危機を進言するが、英祖は10年前に連判状を始末しておかなかったせいだと主張。ムンスは過去の悲劇を回想し、肩を落とし、王座を守るより政治を正すべきと進言するが、英祖は聞き入れない。
一方、ソンは王室の書庫に向い、改めてフンボクの手紙と遺書を持ち出す。ソ・ギュンに会い、秘密捜査官としてジダムの力を借りたいと要請する。フンボクの遺書と手紙の筆跡を調査したジダムとソンは、偽造職人チョン・スンセを捜すが…。
その頃、ナ・チョルチョは、一連の事件の実行犯が“影”と呼ばれる剣契西方の頭目だと目星をつけ、パク・ムンスに報告。そんな影と連絡が取れる唯一の人物が偽造名人のチョン・スンセだと教える。
ひと足先にスンセを見つけたソンたちが捕えようとするが…。
ジダムに危険が及んだことで、秘密捜査から手を引くようにというソンに、ジダムは…。
傷を負って戻ったソンをみて、激昂する英祖。ソンはそんな父王に、誰に脅されてホン・ゲヒを重責に就けたのかと問う。英祖はソンをホン・ゲヒの執務室に連れて行き、彼の有能さを見せる。

■見どころ
前回ラストから今回冒頭のソンの暴挙は彼の妄想だった。いよいよ、連判状を巡る戦いが始まる。連判状に隠された真実は、30年前の回想シーンで明らかになるのでお見逃しなく。30年前、10年前、そして現在の英祖…ハン・ソッキュ、最高の怪演をお楽しみに。そして、パク・ムンスが少論の重臣たちと対策を講じる場面、シン・チウンの早口でまくしたてる台詞をお聴き逃しなく。彼が、イ・グムと呼んでいるのは英祖の事。

宮殿で世子妃・ホン氏と英祖の側室・ムン氏のバトルがある。このドラマは韓ドラ史劇につきものの後継が絡んだ女の戦いがほとんど出てこない。今回珍しくそんな場面が見られる。それにしても、ホン氏を演じた子役出身のパク・ウンビンの貫禄の演技に驚かされる。

さて、筆跡の偽装をジダムはどう見破るのか?今回は、ソンがジダムを守るために傷を追うなど胸キュンシーンも。果たして、この二人にラブラインはあるのか?
剣契東方の頭目を演じる剣の達人、チョルチュを演じたのは、歌手としても活躍するキム・ミンジョン。ドラマ「ATHENA-アテナ-」でも、北朝鮮の特殊部隊出身のキム・ギス役でものスゴイアクションを披露している。

今回、ラストでソンと並んで玉座に座る英祖。悲しい歴史の結末を知っている者には涙が出る名シーンだ。そして、そんな麗しい父子愛のこのシーンから悲劇が始まる。次回からは、ミステリータッチは影を潜め、父子の愛と葛藤に注目して視聴されたい。

■豆知識:均役(キュニョク)法とは?
均役法とは、1752(英祖28)年、軍役・税負担の平均化を図るために制定した経済政策。庶民が国防義務の代わりに国へ税金として納めていた、麻布と綿布戸を半分に減らすことを骨子とする法。これにより庶民の軍役負担が大幅に減った。
朝鮮王朝では中宗 (在位 1506~44) 代以降、両班と奴婢以外の庶民(常民と良民)は16~20歳までの男子から1年に布2匹(軍布)を徴収していた。この税が収められないために、自ら奴婢の身分に落ちた良民もいた。
英祖の偉業については、「トンイ」最終回のその後の「■「トンイ」から「イ・サン」へ 」でも紹介している。

kandoratop【作品詳細】【「秘密の扉」を2倍楽しむ】

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※この記事は2016.04.21~05.25 月~金 14:59-15:59にBSフジで放送したときに紹介したものをリライトしています。