開かれてしまった秘密の扉!英祖が恐れた連判状は実在した?「秘密の扉」第8話<裏の顔>あらすじと見どころ!予告動画

2018年10月20日09時30分ドラマ
(C)SBS

老論、少論、そして英祖が血眼になって探していた“連判状”が遂に表に出てきた!果たして連判状を手に入れたのは?一方、世子ソンも貸本「文会所殺人事件」を発見し、驚くべき文書を目にすることに…「秘密の扉」第8話のあらすじと見どころを紹介!DVD-BOXも好評発売中で、商品サイトに予告動画が公開されている。

「あらすじ」を読んでから視聴されても楽しめるように配慮しておりますが、詳しいあらすじを知りたくない方は、「見どころ」と「豆知識」だけご覧になって、「あらすじ」は視聴後の確認用にどうぞ。
また、※朝鮮時代劇が始めての方や、もっと詳しく知りたい方は【「秘密の扉」を2倍楽しむ】の「(2)時代背景」 の①~③を呼んでおくことをお勧めします。

■キャスト
英祖役:ハン・ソッキュ【声・てらそままさき】
イ・ソン(思悼世子)役:イ・ジェフン【声・川田紳司】
ソ・ジダム役:キム・ユジョン【声・小松未可子】
恵慶宮ホン氏役:パク・ウンビン【声・合田絵利】
ナ・チョルチュ役:キム・ミンジョン【声・山本兼平】
チェ・ジェゴン役:チェ・ウォニョン【声・中村章吾】

■第8話の前に
▼暴力組織・剣契(コムゲ)西方のリーダーという裏の顔を持つ東宮殿の別監(役人)カン・ピルチェは、英祖と老論派が血眼になって探している連判状を持っていた。これを伏せて老論派のキム・テクと通じていたが、テクを裏切り、反対勢力の少論派に1万両と引き換えに連判状を渡す取引を持ちかけていた。
▼キム・テクには妓生に産ませた隠し子、キム・ム(クァク・ヒソン/EDEN)がいた。ピルチェの裏切りを知ったキム・テクは、山奥にひっそり暮らしているムに、ピルチェの殺害と連判状を持ってくることを命じた。
▼英祖に「連判状を手に入れてほしい」懇願されたパク・ムンスもまた、剣契東方の頭目、ナ・チョルチュに剣契西方の影を始末し、連判状を持ってくるよう頼んだ。

■第8話「裏の顔」
少論派は1万両を用意し、連判状を手に入れる準備をする。だが、キム・ムは、取引の場に向かおうとするカン・ピルチェを拘束し、連判状の隠し場所を聞き出そうと拷問する。そこにナ・チョルチュが現れ、キム・ムと争う。チョルチュは、ピルチェが背に隠し持っていた煙管を持ち去り、パク・ムンスに煙管を届けるが…。

その頃、ホン氏の一言から“班次図”が事前に描かれたもので直前に担当者がカン・ピルチェに代わったことを知ったソンは、ピルチェの元へ。だが、ソンが到着した時にはすでにピルチェが絶命していた。遺体を確認したソンの前に、老論派の息のかかったピョン・ジョンインが現れる。ソンは、ジョンインを追い返し、、漢城府の役人チョ・ジェホに捜査を任せる。
老論派では少論派のチョ・ジェホが捜査を主導することに焦る。この事件は英祖の耳にも入り、ソンが連判状の存在を知ったことに驚愕する。

一方、ソンはジダムから、パク・ムンスが剣契を雇って「影を片づけ煙管を奪え」と命じていたと聞かされる。チェ・ジェゴンに促され、ソンは心ならずもムンスの執務室を捜索。やがて、隠し戸棚から消えた貸本「文会所殺人事件」が発見され、ソンはショックを受ける。恩師の裏切りに絶望し、悲しむソンだが、手にした貸本から“大一統会盟(大一統猛毅)”と記された連判状を目にする。その文書の中には“竹波(チュクパ)”という署名も。

英祖の前に進み出たパク・ムンスは、30年前の責任を取らない限り連判状を渡せない。名を連ねた全員を処分すべきと。剣を振り上げる英祖に、過去の過ちを認め歴史を正すべきと言い、王の答えを信じて待つと立ち去る。

ソンは、秘密裏にパク・ムンスを呼び出し、「文会所殺人事件」の貸本が執務室に隠してあった訳を聞く。ムンスは、フンボクの遺体を御井に捨てたことを白状する。その時、チョ・ジェホが現れ…。

■見どころ
キム・ムの拷問が恐ろしい。演じたクァク・ヒソンが端正なイケメンだけに凄味が増す。その後のチョルチュ役のキム・ミンジョンと展開するアクションにも注目。チョルチュとムは旧知の仲のようで、武術も互角の様子。果たしてイケメン2人の対決はどちらに軍配が上がるのか?

大切な情報を知らせてくれたジダムを気遣うソンの目が熱い。バックにはロマンチックなメロディーが流れ、本作で数少ない胸キュンシーンなのでお見逃しなく。

最も信頼していた恩師パク・ムンスまでが自分を裏切っていたことを知ったソンは如何ほどのショックを受けたのか、演じたイ・ジェフンの涙に注目。
そして、貸本に隠されていた文章は?新たに出てきた“竹波”という人物。果たして竹波とは誰なのか?

■豆知識:連判状は実在した?
英祖王が発覚をひたすら恐れたのは、老論派の秘密結社による連判状、つまり“大一統会盟(大一統猛毅)”だ。新王を立てるために20代王・景宗を追いやるために作られたもの。この連判状こそが、画員連続殺人事件の原因を作った書で、ドラマのキーアイテム。果たして、この連判状は本当にあったのか?「朝鮮王朝実録」などの歴史書を調べてもこうした秘密結社や連判状の存在についての記載は見つけられなかった。
当時熾烈な党派の争いのなかで、多くの老論派の大臣たちが流刑にされるなどの犠牲が払われた事件があった。また、英祖王が老論派にかつがれて王位についたのも事実。だが、英祖と老論派が前王・景宗を死に追いやった、ということは“噂”にすぎない。元々32歳で即位した景宗は病弱で政事も行えず、35歳の若さで急死。そのためにこうした噂が出たのだろう。
以上から、秘密結社による連判状はドラマのフィクション!これを踏まえて上で安心して視聴されたい。
英祖の即位についてもっと詳しく知りたい方は、【「イ・サン」を2倍楽しむ】の「(3)党派について」を参考にどうぞ。
※参考:朝鮮王朝実録 【改訂版】(Amazon)

kandoratop【作品詳細】【「秘密の扉」を2倍楽しむ】

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※この記事は2016.04.21~05.25 月~金 14:59-15:59にBSフジで放送したときに紹介したものをリライトしています。