世子逮捕!“竹波”を探せ!傘連判状を韓国語では?「秘密の扉」第9話<殺人の濡れ衣>あらすじと見どころ!予告動画

2018年10月27日10時00分ドラマ
(C)SBS

ついに連判状が表舞台に出てきた!放射線状に署名された“竹波”が、パク・ムンスから英祖に贈られた号だと前回明らかになったが、ソンはまだ知らない!連判状のために我が子まで取引手段に使う英祖、老論派も少論派も狙う連判状を持つパク・ムンスはどう動くのか?DVD-BOXも好評発売中で、商品サイトに予告動画が公開されている。

「あらすじ」を読んでから視聴されても楽しめるように配慮しておりますが、詳しいあらすじを知りたくない方は、「見どころ」と「豆知識」だけご覧になって、「あらすじ」は視聴後の確認用にどうぞ。
また、※朝鮮時代劇が始めての方や、もっと詳しく知りたい方は【「秘密の扉」を2倍楽しむ】の「(2)時代背景」 の①~③を呼んでおくことをお勧めします。

kandoratop【作品詳細】【「秘密の扉」を2倍楽しむ】

■キャスト
英祖役:ハン・ソッキュ【声・てらそままさき】
イ・ソン(思悼世子)役:イ・ジェフン【声・川田紳司】
ソ・ジダム役:キム・ユジョン【声・小松未可子】
恵慶宮ホン氏役:パク・ウンビン【声・合田絵利】
ナ・チョルチュ役:キム・ミンジョン【声・山本兼平】
チェ・ジェゴン役:チェ・ウォニョン【声・中村章吾】

■第9話の前に
▼ナ・チョルチュは、“連判状”が隠されている煙管をパク・ムンスに届けた後、キム・ムの毒矢に倒れて監禁された。
▼連判状に署名された“竹波(チュクパ)”とは、英祖の号。「清き波満国の竹のように清廉な君主に」との願いを込めてパク・ムンスが英祖に贈った。
▼パク・ムンスの執務室に隠してあった貸本「文会所殺人事件」の行間には、連判状をあぶりだし文字で認めてあった。だが、ソンは“竹波”が父王・英祖とはまだ知らない。

■第9話「殺人の濡れ衣」
漢城府の役人チョ・ジェホがカン・ピルチェ殺害容疑で逮捕したのは、パク・ムンスではなく世子ソンだった。自らが尋問を行う英祖は、沈黙を守るソンに凶器としてソンの懐刀をみせ、ソンは王命により投獄させられた。ジェゴンはソンの懐刀を持ち出した者を探すが、その者はすでに姿を消していた。
義禁府の牢の中で、ソンは連判状に署名した号について思案する。
英祖は、側室・昭媛ムン氏の室にこもったまま誰にも会おうとしない。身重のムン氏は、英祖がソンを世子の座から引き下ろそうとしていることを知り喜ぶ。
チェ・ジェゴンはソンの指示でチョルチュに会いに行くが、彼は前の晩から行方不明になっていた。さらに、ジダムも謎の男たちにさらわれるが…。
一方、パク・ムンスは牢の中のソンに面会し、必ず真実を明らかにしてソンを救いだすと約束する。チョ・ジェホら少論派は、世子が無罪だと言い切ったムンスこそがピルチェを殺害した犯人だといい、ムンスに連判状を渡せと迫る。少論が英祖だけでなく世子まで廃位しようとしていることを察したムンスは、イ・ジョンソンに過激な思想を持つシン・チウンらを止め、世子を救うことが先決だと詰め寄り、英祖の元へ。
ムンスの姿を認めた英祖は、王妃と世子妃だけが使う産室庁をムン氏のために手配させることで、ソンを世子の座から下ろすとほのめかし、「連判状を返せ」とムンスに迫る。
キム・テクもまた、ナ・チョルチュの命と引き換えに「連判状を返せ」とムンスに迫る。ジダムにまで連れ去られたことを知ったムンスは、明日までに2人を解放しなければ、すべてを暴露するとテクを嚇す。
ジェゴンからジダムが拉致されたことを聞いたソンは、連判状の署名の写しを渡し、それぞれの号が誰のことかを調べさせる。ジェゴンはその場で、キム・テク、ミン・ベクサンの祖父ミン・ジノン、キム・サンノら老論派重臣3名の名をあげ、ソンは彼らがジダムの拉致に関わっていると、ジダム救出を急がせる。
世子妃ホン氏は、チャン内官を脅してソンがこれまで何をしていたのかを知った。そして、ジダムならソンの無実の証言ができると考え…。

■見どころ
尋問の際、ソンが想像の中で何を言って英祖を激怒させるのか?酒を飲みながら先代王の肖像画に悪態をつき、ムンス相手に我が子を切り札に使う英祖役のハン・ソッキュの怪演が怖すぎる。
世子の側近チェ・ジェゴン。ドラマ「イ・サン」でも、サンが父(ソン)の側近だったジェゴンを呼び寄せた。「秘密の扉」では「百年の遺産」のマザコン夫役を演じたチェ・ウォニョンが演じているが、「イ・サン」ではハン・インスがジェゴン役を担当している。
果たして、ジダムを拉致したのは誰か?
今回、一番の注目は世子妃ホン氏!彼女が夫のためにどう動くのか?3歳のソンと共に何をするのか?

■豆知識:傘連判状を韓国語でなんという?
ここに登場する連判状の署名は円の周囲に放射線状に連なっている。これを傘連判状、車連判状などと呼ぶ。日本でも中世の武家から。同盟や連盟関係にあった武士同士が、誰が先に署名したかで上下関係が生じてしまうために円形に署名した。近世になり、百姓一揆の際に首謀者を隠す目的で(一番先に署名した者が分からぬ様に)、この方法が用いられる様になった。
韓国では사발통문=セバルトンムン(沙鉢通文)と呼ぶ。沙鉢=セバルとは“どんぶり”のことで、これを俯せて描いた円を中心に参加者の名前を放射状に書いたという意味から。

kandoratop【作品詳細】【「秘密の扉」を2倍楽しむ】

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※この記事は2016.04.21~05.25 月~金 14:59-15:59にBSフジで放送したときに紹介したものをリライトしています。