血迷った王剣…英祖の耳いじりは?「秘密の扉」第13話<血の粛清>あらすじと見どころ!予告動画

2018年11月24日10時00分ドラマ
(C)SBS

英祖とソンの胸温まるエピソードもあった前回から一転!13話では、ついに英祖とソンの間に決定的な確執がうまれる!血の粛清を行った英祖!父と息子はこのまま決裂するのか?「秘密の扉」第13話のあらすじと見どころを紹介!DVD-BOXも好評発売中で、商品サイトに予告動画が公開されている。

「あらすじ」を読んでから視聴されても楽しめるように配慮しておりますが、詳しいあらすじを知りたくない方は、「見どころ」と「豆知識」だけご覧になって、「あらすじ」は視聴後の確認用にどうぞ。
また、※朝鮮時代劇が始めての方や、もっと詳しく知りたい方は【「秘密の扉」を2倍楽しむ】の「(2)時代背景」 の①~③を呼んでおくことをお勧めします。

kandoratop【作品詳細】【「秘密の扉」を2倍楽しむ】

■キャスト
英祖役:ハン・ソッキュ【声・てらそままさき】
イ・ソン(思悼世子)役:イ・ジェフン【声・川田紳司】
ソ・ジダム役:キム・ユジョン【声・小松未可子】
恵慶宮ホン氏役:パク・ウンビン【声・合田絵利】
ナ・チョルチュ役:キム・ミンジョン【声・山本兼平】
チェ・ジェゴン役:チェ・ウォニョン【声・中村章吾】

■第13話の前に
▼ソンによる代理聴政を止め英祖が親政を執ることで、ソンの権力は奪われてしまう。だが父王・英祖の夢の均役法公布のためにこれを受け入れたソン。空いた領議政のポストに、老論派ではなく少論派のイ・ジョンソンを推した英祖の人事をソンは大いに喜んだ。
▼少論のシン・チウンとジダムの父ソ・ギュンは、26年前の戊申年(英祖4年/1728年)に、ともに政治を正そうと立ち上がった同志を見捨てた過去があった。チウンが持ってきた回顧録で、先王殺害を企んだ文書と連判状の存在を知り、今度こそは政治を正すべき、そのためには英祖がどのように王位に就いたかを民に知らせるべきと、回顧録の出版に踏み切っただった。

■第13話「血の粛清」
出版された回顧録は、街中はもちろん王宮にまで広まった。これを知った英祖は烈火のように怒り、文書を読んだ女官たちを皆殺しにせよと命令を下した。ソンが必死に止めるが英祖は命令を取り下げない。それほど連判状を恐れるのは、“竹波”が英祖だからか!署名したのか!と涙ながらに口撃するソン。そんなソンの態度を、当時の英祖の苦しい立場を理解せず、息子としてあるまじき態度と激怒する英祖。激怒しながらも、本心ではソンが正しいことは知っていた。だが、ソンの言葉通り、非難を覚悟で民に真実を明かすには、英祖はあまりに世間になれてしまっていた。

回顧録の出版に続き、羅州でも王室と朝廷を侮辱する事件が起こる。少論派が徒党を組んで謀反を企んでいると考えた英祖は、少論派の重臣たちを投獄。出版に関わったソ・ギュンも連行される。ソンは必ず父親を返すとジダムに約束するが、英祖を説得することができない。そこで、ミン・ウソプに英祖とキム・テクやウソプの父ベクサンらが先王暗殺の署名をしたと教え、お互い罪人の息子として真実を民に知らせるために協力してほしいと頼む。

そんな中、キム・テクの策略によってソンが出版事件の黒幕と見なされ、東宮殿に幽閉されてしまう。英祖は、ジェゴンを呼び出し必ずソンが黒幕だと明かし、ジェゴンの命をも奪ってやると恫喝し…。
罪人たちを救おうとするソンは、変装して東宮殿から脱出。ミン・ウソプと共にキム・テクが隠し持つ連判状の原本を探す。
一方、チョルチュはギュンを救い出すため、仲間を集めて義禁府に向かおうとするが…。

■見どころ
少論の過激派シン・チウンが、英祖の前で自らが首謀者と名乗り出るシーン。「禄は王ではなく民からもらったもの」という台詞が素敵だ。“人参湯”や「屋根部屋のプリンス」にも登場した“カニと柿の食い合わせ”などについて大声で言及する。ここで、それが真実かどうか、英祖自ら答えるのでお聞き逃しなく。シン・チウンを演じたのはペク・スンヒョン。チャン・グンソク主演の「テバク」では、景宗の伯父チャン・ヒジェ役を演じる。

今回はジェゴンが辛い。ソンにつく悲しい嘘、牢で少論派と向き合うつらい胸の内…。
また、ソンがどのように東宮殿から脱出するのか?世子妃ホン氏も絡んだハラハラドキドキの脱出劇もお見逃しなく。
さらに、ジダム役を熱演してきたキム・ユジョンの出演は次回前半まで。最後の涙の演技をお見逃しなく。

■豆知識:英祖の耳いじり
劇中、英祖王は嫌なことがあると耳をいじったり洗ったりしているが、これは実在した英祖の本当の癖。世子妃ホン氏は宮中のことなど全般を記した書物“閑中録”を残している。ここには、「英祖王が不吉なことを聞くと、耳を洗っていた」と記している。英祖を演じたハン・ソッキュはこれを知った上で、あのような演技をしている。
また、英祖と世子ソンの確執をもう少し史実に近づけて描いた「大王の道」では、口や耳を洗った水を世子の宮殿に捨てさせるシーンが描かれている。第2話の見どころで紹介しているので参考にどうぞ。

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※この記事は2016.04.21~05.25 月~金 14:59-15:59にBSフジ(全24話版)で放送したときに紹介したものをリライトしています。