父チグォンの正体を知るウンギ!高麗王族の悲しい最期とは?「イニョプの道」第11話あらすじと予告動画

2016年06月18日16時00分ドラマ
©JTBC Co., Ltd.

物語は折り返しに入り、少しずつ謎が明かされていくが、その一方で、ムミョンを何かと気遣うヘサンの存在が気になる!今回は、どうあがいてもイニョプを取り戻せないと知ったウンギが、イニョプを手放す覚悟をする!「イニョプの道」6月19日(日)の第11話「明かされた素性」詳しいあらすじと見どころを紹介…予告動画は番組公式サイトで視聴できる。

【「イニョプの道」を2倍楽しむ】では、詳しい時代背景やキャスト、実在の人物の紹介など、ドラマを楽しむための情報をまとめて紹介している。5月10日(火)東京都内で行われたイニョプ役のチョ・ユミの取材会再現レポもまとめているのでチェックをどうぞ!

※ここで紹介するあらすじは韓国オリジナル版視聴での紹介となるので、NHK放送と一部異なる場合もあることをご理解ください。また、詳しいあらすじを知りたくない方は、視聴後の確認用にご利用ください。

第11話視聴の前に、以下のことをおさらいしておこう。
■おさらい
<マヌォル党の首領キム・チグォン>
ムミョンにとってカヒアは初恋の人だった。だが、使命あるものは女に惑わされてはいけないと、チグォンがムミョンからカヒアを奪ったのだった。今回は、イニョプを助けるという条件で、ムミョンに太宗王の暗殺を命じた。
<ホ・ウンチャムの発見>
拷問を受けるムミョンの肩に、良い兆しの“赤い痣(あざ)”があるのを発見したウンチャム。これこそは太宗の忘れ形見の証拠。だが、下女に贈った髷(まげ)留めの半分が見つからない。太宗がお忍びでカヒアの妓楼を訪れたのは、我が子かもしれないムミョンの姿を確かめるためだった。

■キャスト相関図(NHK)
イニョプ役:チョン・ユミ
ムミョン役:オ・ジホ
ウンギ役:キム・ドンウク
ユノク役:イ・シア
ユンソ役:イ・イギョン
タンジ役:チョン・ソミン

イニョプ■第11話「苦悩の果てに」
イニョプは妓楼に来ていた王、太宗(テジョン)の座敷に乗り込み、亡父の無実を訴える。亡父の遺書を見せてキム・チグォンが無実を知っているはずだと言い、さらに、ホ・ウンチャムの屋敷にも逆賊マヌォル党の一員が潜り込んでいると告げる。遺書だけでは証拠にならないという王に、イニョプはさらに証拠を集め、証明できなければ命を差し出すと約束する。
王に直訴したイニョプ。なぜムミョンの名前を出さなかったのか?妓楼を出た太宗とムミョンが顔を合わせる。太宗は、我が子かもしれないムミョンに何を感じるのか?

ウンギは父キム・チグォンにマヌォル党との関係を問う。するとチグォンは、高麗王族を祀っている祠堂にウンギを連れて行き、高麗王族の悲惨な最期を語る。
チグォンは高麗王朝の末裔。無残な最期を遂げた王族や仲間たちの復讐と朝鮮の転覆のためにマヌォル党をつくったのだ。涙ながらに語る悲惨な最期は下の「豆知識」で詳しく紹介している。

ホ家に戻ったイニョプは、ムミョンにマヌォル党との関係を尋ねるが、ムミョンはそれには答えず、ただイニョプを助けただけ、自分の命を奪うなり、王に突き出すなり好きにしろと。だが、ムミョンがオギを殺害したのではなく、匿っていたと知り、複雑な心境になるイニョプ。
オギが語るムミョンの人物評は?

イニョプが戻ってきたことを知って、イニョプに辛く当たるユノク。隠れていろといったはずのイニョプがムミョンと一緒に戻ってきたことでイラつくウンギ。ウンギの父がイニョプの父の死に関わっていると知った以上、ウンギに助けてもらうわけにはいかないとイニョプ。

ホ・ウンチャムはヘサンを呼び出し、奴婢たちの出自の調査を命じるが、彼女を呼び出したのにはもう一つの理由があった。
そしてウンチャムは、今度はムミョンを呼び出し、王の髷留めの半分を見せ、これを見たことがあるかと尋ねる。知らないと答えるムミョンに、ホ家に潜んでいるマヌォル党の一員を見つけるように命じる。
ホ・ウンチャムはヘサンのなにを確認しようとしたのか?ヘサンが退室した後をお見逃しなく。それにしても太宗が下女に贈った髷留めの半分はどこにあるのか?今回、所在が明らかになるのでお見落としのないように。

イニョプどうしてもイニョプとムミョンの関係が気になるウンギは、ムミョンにもイニョプを助ける理由を問うが、満足のいく答えが得られない。そこで、もう一度イニョプに、自分を突き放すのが、父の一件だけでなくムミョンが好きだからと問い詰める。イニョプの答えを聞いたウンギは、思い出の指輪を川に投げ、涙を流す。
イニョプはなんと答えたのか?

帰ってきたウンギは、人が変わったようにウンギに辛く当たり、下女として扱う。そんな中、オギの陣痛が始まる。下女たちは地下室で出産させようと準備するが…。

■豆知識:高麗王族の悲しい最期とは?
高麗末期は実に複雑だ。【「イニョプの道」を2倍楽しむ】「(2)時代背景-混乱する商戦時代初期」で、朝鮮王朝建国について紹介しているが、こちらの【高麗王朝系図】の30代王以降の吹き出しを見ると、高麗王たちの非業の死が分かる。そして高麗王族の不幸はこれだけに終わらなかった。
正史ではないが、初代王・太祖となった李成桂の一派は恭愍王追い出した後、高麗王族である王氏一族の全滅計画を立てたと伝わっている。その計画とは、王氏に島を一つ与えると全国に公示し、王氏一族を一か所に集めて江華島へ行く船に乗せ、船を沈めてそのほとんどを溺死させるというもの。この時、一部の王氏たちは、李一派の謀略を看破し、船に乗らずに山中に隠れ住み、自分たちの姓を「全氏」や「玉氏」、「田氏」、「龍氏」などに変えて命を守ったとも伝わっている。
また、『太祖実録』には、王氏の子孫たちが母の姓を名乗るようにした記録がある。このことから鑑みて、李成桂が政略的に王氏一族を滅亡させたということを立証している。

kandoratop【作品詳細】【「イニョプの道」を2倍楽しむ】

NHK「イニョプの道」番組公式サイト
 2015.4.3スタート 毎・日21:00-22:00