「テバク」(原題)第11話:テギル&ヨニン君、インジャに宣戦布告!申聞鼓って?あらすじ見どころ、予告動画

2016年06月19日02時11分ドラマ
©SBS

いよいよペク・テギル(チャン・グンソク)とヨニン君(ヨ・ジング)が、打倒イ・インジャ(チョン・グァンリョル)で動き出す!また、インジャの過去や目的も明確になり、チャン・グンソクの華麗なアクションもあるのでお楽しみに!6月19日(日)KNTV放送「テバク」第11話の詳しいあらすじとみどころ、ドラマ視聴に役立つ(豆知識)などをご紹介!予告や特報動画はKNTVスペシャルサイトで公開されている。

「あらすじ」を読んでから視聴されても楽しめるように配慮しておりますが、詳しいあらすじを知りたくない方は、「見どころ」と「豆知識」だけご覧になって、「あらすじ」は視聴後の確認用にどうぞ。
また、【「テバク」を2倍楽しむ】では、ドラマのあらすじと見どころ、キャストの魅力やインタビュー、豆知識などと一緒に、時代背景や年表などまとめて紹介している。

■キャスト相関図(番組公式サイト)
ペク・デギル役:チャン・グンソク
延礽君/21代王・英祖役:ヨ・ジング
李麟佐役:チョン・グァンリョル
19代王・粛宗役:チェ・ミンス
タムソ役:イム・ジヨン
ポクスン/淑嬪崔氏役:ユン・ジンソ
ナム トッケビ(ナムおばけ)役:イム・ヒョンシク
キム・チェゴン役:アン・ギルガン
世子/20代王・景宗役:ヒョヌ

■第11話
インジャの前に現れた百面書生の仮面をかぶった男はテギルだった。「インジャの賭博場を残らず全部ぶち壊しに来た」とテギル。「いつまで復讐だけを考えているのか、いい加減父親の死から抜け出せ」とインジャ。インジャが拾い上げた仮面を足元に落として踏みつけるテギルは、「復讐心だけなら数百回殺している。あんたが描く大きな絵を完成するために俺が必要なんだろう」と。「お前が何を知っているのか」と返すインジャに、「少なくとも、俺にも王にも、そしてこの国の民にもあんたが絶対に味方になれないのは確かだ」とテギル。

テバクテギルが立ち去った後、インジャはイ・ヒョンジャだった若い頃を思い出す。科挙を受け、民が主となれない世の中を批判したことで酷い罰を受け、王が強行した血の換局で家門が取りつぶされた。あれからインジャは仮面の下に自分を隠し、インジャとして生まれ変わり、自らの手でこの国を握ることを心に誓ったのだった。

「世子がいるのに、なぜあんな無鉄砲な奴を王にしようとするのか」、と尋ねるジンギに、「世子は捨てる牌だ」と、答える。身分制を打破して民の王となるにはテギルでなければならないとインジャは考えたのだ。

一方、妓房で老人の前に現れた仮面の男はヨニン君だった。老人は、かつて千を超える乱廛(違法商人)たちを率いており、市廛(専売商人)たちの税の横領や賄賂の記録を帳簿につけて、インジャに500両で売っていた。ヨニン君には1000両の言い値をつけるが、すぐに撤回して命の保障を条件に帳簿を渡す。

テギルが漢陽に戻っていることを知ったヨニン君は酒席を設け、テギルと再会。呼び出された理由を聞くテギルに、かつてのテギルの言葉を借りて「友にはなれないが、同志にはなれそうな気がした」、と答える。「自分なりのやるべきことがある」と、ヨニン君の申し出を断るテギル。立ち去ろうとするテギルの剣に視線を移したヨニン君は、「王がその剣を下賜した意味が分かるか」と問う。テギルはチェゴンに言われた「人を殺す剣と、人を救う剣」という言葉を思い出し、「百の考えより、一度の決断を伴う行動が剣の意味」と答える。

朝会(朝廷の会議)で、ヨニン君は過酷な刑罰で死亡した者たちの血書を持ち出し、「過酷な刑罰の廃止と申聞鼓(シンムンゴ)の復活、民にだけ課していた軍役布を両班たちにも拡充する税制案」を上申する。そして、老人から手に入れた帳簿を代理聴政する世子に差し出し、最後の案件として、民が自由に商売できるよう「禁乱廛権(10話、豆知識で解説)廃止」を申し出る。
世子は、現行制度で国庫が足りていること、帳簿が未完成との理由でこれを聞き入れない。そして自分の友だと説明していたインジャを倒すというヨニン君にいらだつ。
禁乱廛権で甘い汁を吸っていたのは少論だけでなく老論たちも同様。ヨニン君は味方に付いた老論に対しても強硬姿勢を取ると公言し、小論の集会に乗りこむが…。

その頃、トッケビ爺さんは市場で乱廛(不法に商品販売)中。そこにテギルが現れ久々の再会を喜ぶが、禁乱廛権をもった者に商品を没収されてしまう。
テギルはトッケビ爺さんと漢陽内のインジャの賭博場攻略の作戦を立てる。まずはインジャの手足からもぎ取ることにし、最初の標的を六鬼神(ユックィシン)にする。六鬼神に会うためにやってきた西小門は、奴婢とされた者たちであふれかえっていた。そこにヨニン君もやって来る。
金の持ち合わせにない二人は、身代を査定されテギルには100両、ヨニン君は30両の判を押してもらう。これが気に入らないヨニン君。もめながらも二人は賭博場へ。
テギルは六鬼神と碁石飛ばしをすることになるが…。

■見どころ
回想シーンでインジャが若い頃の自分と対面する。この回想シーンで、やっと具体的なインジャの目的が見える。
また、今回は、テギルとヨニン君のツーショットが多い。酒席ではテギルの不作法さをなじりながらも、素直に酌をしてやるヨニン君。また賭博場では、ディズニーの再入場のスタンプのように腕にハンコを押してもらう時に、自分の価値がテギルの3分の1にも足りないと文句たらたらのヨニン君。すっかり可愛い弟キャラだ。そんな可愛いヨニン君役のヨ・ジングが大先輩であるチョン・グァンリョル(インジャ役)の頬をビンタする。いったいどこで見られるのか、お見落としのないように。

朝会で代理聴政をする世子の後ろには粛宗の鋭い視線。こんな状態では健康な人間も参ってしまう。朝会でヨニン君が持ち出した“禁乱廛権”の一件で、ヨニン君が意気揚々と小論の集会に乗り込むが、果たしてうまくいくのか?そして、朝会に老人を参考人としてよぶことができるのか?

久々のトッケビ爺さん登場。チャン・グンソクとイム・ヒョンシクの扇子を使ったコミカルで粋な再会シーンをお見逃しなく。ところで、テギルが最初の標的を六鬼神にしたのはなぜか?ここでも回想シーンでその理由が分かるのでお見逃しなく。そんな六鬼神の残忍さは碁石飛ばしでも分かる。

■豆知識:申聞鼓(シンムンゴ)って?
申聞鼓とは、1401年に朝鮮王朝第3代の太宗が作った民衆の直訴制度。民は王宮に設置した太鼓を叩いて直訴することができる。“申聞鼓”は、「大王世宗」「火の女神ジョンイ」などの時代劇にもたびたび登場する他、イ・ジュンギ主演の現代ドラマ「ヒーロー」では、新聞社結成のコンセプトに“申聞鼓”を掲げている。(「ヒーロー」第3話

今回、ヨニン君は「申聞鼓の復活」と「過酷な刑罰の廃止」、「民にだけに課していた軍役布を両班たちにも拡充する案(均役法)」を上申したが、これはすべてヨニン君が即位して英祖となって実際に行った偉業。“均役法”については「秘密の扉」でも取り上げられている。こちらの豆知識で詳しく説明している。

kandoratop【作品詳細】【「テバク」を2倍楽しむ】

KNTV
KNTV「テバク」(原題)番組公式サイト
 2016.05.15スタート 土・日20:45-22:00 日本初放送
「テバク」スペシャルサイト