悪化する戦局!高橋充希、志田未来と運命の再会!「とと姉ちゃん」第13週詳しいあらすじと見どころ、予告動画

2016年07月02日10時20分ドラマ

戦時中の食糧難、農家での物々交換…溺愛してくれた祖母滝子(大地真央)の形見のあるおもちゃを手放すことになる美子(杉咲花)!悪化する戦局の中、常子(高橋充希)たちの厳しい暮らしぶりが描かれる次週は、志田未来扮するお竜との運命の再会や新キャストとして有薗芳記が登場!NHK連続テレビ小説(朝ドラ)「とと姉ちゃん」(6/27-7/2)第13週「常子、防空演習にいそしむ」のあらすじを紹介!予告動画は番組公式サイトで公開している。NHKオンデマンドで見逃し配信している。

※以下、詳しいあらすじを追記しました。過去のあらすじはコチラでまとめて紹介⇒【「とと姉ちゃん」各話のあらすじ】でまとめてご紹介。

13週で描かれる昭和19(1944)年~昭和20(1945)年。昭和19年にはサイパンやグアムなどで日本軍玉砕など戦況は著しく悪化。東京は11月14日以降に106回もの空襲を受ける。特に昭和20年3月10日、4月13日、4月15日、5月24日未明、5月25日-26日の5回は大規模で、ドラマでも描かれる3月の東京大空襲では、無差別爆撃で民間人に多くの被害を与え、東京の4割が焼失。そんな中、常子たちが暮らす東京目黒区は被害を免れたが、その後の4月、5月の米軍による空襲で、目黒区も多くの死者を出すことに。

とと 第11週よりそんな中、ドラマではタイピスト時代に常子を助けてくれたお竜役で志田未来が再登場。彼女との再会が常子に戦後のビジョンを明確に描かせることになる。

一方、新キャストとして登場する有薗芳記。1982年劇団・第三エロチカで俳優スタートし、1990年からは劇団・MODEを中心に活躍。NHK大河ドラマ「風林火山」(2007)の河原村伝兵衛役で知名度をあげた名バイプレイヤーだ。1994年の「春よ、来い」以降、「てるてる家族」(2003)、「あまちゃん」(2013)、「とと姉ちゃん」と4度目の朝ドラ出演となる。
そして、週末の第78話では久々にあの人が登場するのでお楽しみに!

【第13週(2016/6/27-7/2】
toto■第73話(月)
昭和19(1944)年、常子(高畑充希)たちが深川を離れて2年あまり。戦況はますます悪化し、常子たちは、深刻な物資不足に頭を悩ましていた。物々交換で農作物をもらうため、なけなしの着物を手に農村へと向かった。孫が喜ぶおもちゃとなら交換してもいいと言われた。滝子(大地真央)からもらったママゴト道具はどうかと美子(杉咲花)に聞くが、自分の食糧を減らしてでも替えたくないと言われ、交換を断念するしかなかった。
一方、常子の勤める甲東出版では、五反田(及川光博)だけが召集されず、細々と雑誌作りをしていた。紙不足に加え、検閲が厳しく戦意高揚の記事しか描けずに不満がたまる一方。毎日の暮らしを何とか続けるのがやっとで、数年前に息子が出征した組合長の三宅(有薗芳記)からは、笑い声をあげたとか、灯りが漏れたとか注意を受けたり。鞠子は工場で事務の仕事を初めて3年余りがたち、女学校を卒業した美子も、縫製工場に働きに出て日々軍服づくりに勤しんでいた。

toto■第74話(火)
滝子(大地)からもらった玩具と食料を物々交換した美子(杉咲)。戦争は何もかも奪い思い出までも奪うのかと、常子(高畑)と鞠子(相楽)の胸で泣いた。数か月後、東京をはじめ日本各地は米軍のB29の爆撃を受けるようになっていた。常子と五反田(及川)が編集作業をしていると、突然防空警報が鳴り響く。東京を米軍のB29爆撃機が急襲。急いで避難するも、君子(木村)たちのことが心配でならない。自宅では、鞠子(相楽)と美子(杉咲)が、君子(木村)と共に、庭にある小さな防空壕で身を寄せあっていた。次女として家族を支えるつもりだった鞠子は、何もできなかったと、痛めた足を押さえて泣いていた。常子は、これ以上いろいろなものを奪っていく戦争をたたえる雑誌は作れないと五反田に訴えると、「もう雑誌は作らなくていい」と突然告げられ困惑する常子。

toto■75話(水)
昭和20年「赤紙が来た」と五反田(及川)は常子(高畑)に告げた。そして、社判を常子に預け、常子が家族を支え続けられるようにと、甲東出版を貸本屋として経営すれば勤労動員をかけられずにすむと助言。お礼を言う常子に「生きて戻ったら、その時は心から作りたい雑誌を作ろう」と約束し去っていった。昭和20年1月、常子は甲東出版を貸本屋として切り盛りしながら何とか生活をしていた。
しかし、日々の暮らしはますます追い詰められ、小橋家も疲弊しきっていた。それでも常子は笑いを忘れないように心掛け、君子(木村)と鞠子も日々の暮らしの中で心を豊かに保つことを忘れずに、美子(杉咲)は得意の洋裁で小物づくりをしていた。「ささやかな心掛けが小さな幸せを生む」といった藤堂先生(片桐はいり)の言葉を思い出した。
ある防空演習で、人をかばったことから組合長の三宅(有薗)に目をつけられ、配給を止められてしまった。お隣りさんが卵を持って慰めに来てくれたが、それさえ監視ではないかと恐ろしくなった。

toto■第76話(木)
常子(高畑)は貸本屋にして細々と甲東出版を守っていた。その日は、3姉妹の誕生日をまとめてやるために早々と帰宅すると、組合長の三宅(有薗)が金属供出を理由に、家の中を物色。大事にしているミシンにまで目をつけた。不満げな常子をにらみつけた三宅は、壁に掛けられた家訓を見つけ、不謹慎だと家訓を畳に投げた。三宅をにらみつける常子に代わって、鞠子(相楽)が理路整然と反論した。結局3人の誕生会は翌日に持ち越しとなり、君子(木村)の提案で、誕生日のお祝いに夜通しで小豆を煮込み、おはぎを作ることに。しかし、深夜、東京に300機のB29による焼夷弾攻撃が始まり、突然の空襲警報が鳴った。昭和20年3月10日の事、慌てて避難する常子は七輪に僅かな火を残したままにしてしまい、小豆は焦げてしまった。小豆を前に涙する美子(杉咲)に君子は涙を禁止し、次になくのは嬉しいときと慰めた。深夜の爆撃で東京だけで26万個の家屋が焼失し、死者は10万人にも及んだと言われた。特に、深川の被害はひどかった。

toto■第77話(金)
東京に大規模な空襲があった翌日、焼け出された人々の中に常子(高畑)はかつて助けてくれたお竜(志田)を見かけた。お竜は去年の空襲で父親を亡くし、年の近い仲間を兵隊に取られ、女手一つで幼い妹たちの面倒を見ていた。自宅に招き、常子たちは食事を共にした。お竜は昨夜の下町の悲惨さを語り、小橋家に泊まることに。常子と二人になったお竜は、それまでの張り詰めていた緊張が溶け、女の自分一人でこれから先幼い妹と弟を守ってやれるか自信がないと、弱音を吐いた。その後、みんなで戦争が終わったら何がしたいかという話題になり、常子は思わず「女性が自由にやりたいことを実現できる雑誌を作りたい」と口にした。お竜は、常子が雑誌作りをしていることに驚いた。実は、幼いころから家のために働きづくめで学校に通えなかったお竜は字が読めなかったのだ。常子は雑誌のタイトルが『新世界』だと教えた。お竜は戦争が終わったら、いろんなことを知りたいと夢を語り、妹たちと去って行った。この時のお竜との会話が戦後の常子を大きく動かすことになる。

toto■第78話(土)
昭和20年春、日本の敗戦が色濃くなる中、組合長の三宅(有薗)の息子の戦死の知らせがあった。そして夏。常子(高畑)たちは限界に近づいていた。鞠子(相楽)は栄養不足から体を弱らせ、美子(杉咲)は絶えず空腹に苦しんでいた。そんな折、近所で空き巣が流行しているという噂を聞く。空襲で避難している最中に食料を盗んでいくのだという。
空襲警報が鳴り響いたある日、防空壕に避難していた常子は家から物音がするのを聞いた。勇気を出して覗いてみると男らしき姿。徐々に防空壕に近づいてきた男は、鉄郎(向井理)だった。鉄郎はリュックいっぱいの野菜や卵を持ってきてくれ、女所帯が心配だからとしばらく小橋家で暮らすことに。鉄郎きて二ヶ月が経ち、8月6日広島に、9日は長崎に原子爆弾が投下され次は東京かと恐怖におびえていた。そんな中、組合長から正午ラジオを聞くようにと言われた。ラジオからは日本の敗戦を知らせる玉音放送が流れた。常子は戦争に負けた悲しさと同時に、不謹慎だと思いながらも戦争が終わるという嬉しい気持ちになった。

■キャスト(実在人物名)NHK番組公式サイト<相関図>
主人公、小橋常子(大橋鎭子)役:高畑充希/内田未来
常子の父・小橋竹蔵役:西島秀俊
常子の母・君子役:木村多江
常子の妹、次女・鞠子役:相楽樹/須田琥珀
常子の妹、三女・美子役:杉咲花/根岸姫奈/川上凛子
常子の叔父・鉄郎役:向井理
常子の祖母、材木問屋女将、青柳滝子役:大地真央
※その他のキャスト紹介⇒キャスト・モデル人物一覧

【春ドラマ】【NHK朝ドラ 一覧】【「とと姉ちゃん」関連・各話のあらすじ】

NHK連続テレビ小説「とと姉ちゃん」番組公式サイト
 2016.4.4日(月)~10.01(土) <全156回予定>
NHK総合
月曜~土曜 午前8:00~8:15/午後0:45~1:00(再放送)
BSプレミアム
月曜~土曜 午前7:30~7:45/午後11:00~11:15(再放送)
土曜日 午前9:30〜11:00(1週間分)
NHKオンデマンド