チビノリダー(伊藤淳史)、経理マンで新登場!戦後編へ「とと姉ちゃん」第14週詳しいあらすじと見どころ、予告動画

2016年07月09日11時50分ドラマ
©NHK

悲惨な戦時中を乗り越え、ドラマは戦後編へ突入!叔父・鉄郎(向井理)の助言もあっていよいよ女性のための雑誌作りを始める常子(高橋充希)たち三姉妹!そんな常子たちに助力してくれる新キャストとして伊藤淳史扮する水田が登場する!NHK連続テレビ小説(朝ドラ)「とと姉ちゃん」(7/4-9)第14週「常子、出版社を起こす」のあらすじを紹介!予告動画は番組公式サイトで公開している。NHKオンデマンドで見逃し配信している。

※以下、詳しいあらすじを追記しました。過去のあらすじはコチラでまとめて紹介⇒【「とと姉ちゃん」各話のあらすじ】でまとめてご紹介。

やっと戦後…。ドラマではたった1週間の疲弊しきった戦中生活だったが、当時を体験した人生の先輩たちのご苦労に改めて胸が痛んだ第13週だった。

第14週からは戦後となり、いよいよ常子、鞠子、美子の3姉妹が力を合わせて雑誌『スタアの装ひ』を創刊する。この雑誌のモデルになったのが大橋鎮子が初めて刊行し、後に『暮らしの手帖』となる雑誌『スタイルブック』だ。大橋鎮子が26歳の時、生きることもままならない時代に、鎮子(常子)、晴子(鞠子)、芳子(美子)の三姉妹と名編集者・花森安治(花山伊左次)と銀座の片隅で創刊した。※( )は劇中登場人物。
「どんなに みじめな気持でいるときでもつつましい おしやれ心を失はないでいよう」との思いを胸に、人なみ外れた好奇心と度胸を武器に、女の人をしあわせにする雑誌をつくりたい一心で出版社・衣装研究所を立ち上げた。そして、創立メンバーにもう一人重要な人物がいた。経理の横山啓一という人物で、「とと姉ちゃん」では、水田正平という役名で登場する。

とと第14週では、紙も自由に手に入らない中、苦労して雑誌の創刊および販売をするが、水田は経理の才能を買われ、闇市の露天商組合の集金を担当している人物して、困っている常子たちに力を貸してくれる。
演じるのは、バラエティ番組「とんねるずのみなさんのおかげです」(フジ)のコーナー、「仮面ノリダー」のチビノリダー役で知名度を上げた子役出身の伊藤淳史。1990年からは「渡る世間は鬼ばかり」(TBS)に第2シリーズまで出演し、2005年、原作本が空前の大ヒットを記録した「電車男」(フジ)の主人公でブレイク。NHKには大河ドラマ「春日局」「義経」に出演。「僕はあした十八になる」では主役も任された。民放でも「西遊記」「チーム・バチスタシリーズ」「MOZU」などに出演、確かな演技力と愛くるしいキャラクターで人気。意外にもNHK朝ドラはこれが初出演。どんな演技を見せてくれるのか、期待したい。

【第14週(2016/7/4-7/9】
とと■第79話(月)
昭和21年。長かった戦争が終わり、闇市は食料や職を求める人々でごった返していた。常子(高畑)は、貸本業を続けながら甲東出版を守っていたものの、復員兵たちに職場を奪われ女性の働く場所はない。大学出の鞠子(相楽)ですら勤め先はなく、君子(木村)と美子(杉咲)は縫い物などでわずかな収入を得ていた。鉄郎がわずかばかりの食料を確保するも、明日をも知れない不安な毎日を送っていた。
そんな折、大衆向け娯楽雑誌“カストリ雑誌”が爆発的に売れている光景を目の当たりにする。世間が娯楽に飢えている今、雑誌を作れば必ず売れると鉄郎(向井理)からあおられるが、常子1人ではどうにもならない。そんなある日、五反田(及川光博)が戻ってきた。そして1カ月後には、相田(兒玉宣勝)、谷(山口智充)も戻って来てさっそく7月の発刊を目指して動き出した。
家族にも嬉しい報告をするが、鉄郎は浮かれていないで金を稼ぐことを真剣に考えろと忠告。

とと■第80話(火)
綾(阿部純子)が息子を連れて常子(高畑充希)を訪ねてきた。軍医だった夫は戦争中に亡くなり、実家も焼けて父も亡くなったとのこと。今は、実母と息子と3人で鎌谷間借りして何とか暮らしているという。綾に何もしてやれないばかりか、年老いた母・君子(木村)もいつまでも働かせていることに常子は落ち込む。そんな常子を鉄郎(向井)は闇市に連れだした。闇市では女性たちは男たちに負けずに堂々と働いていた。戦争は女性をたくましくしたという鉄郎は、女性でもやりたいことができる時代が来たとはげましてくれた。
甲東出版では雑誌作りを再開するが、常子は、鉄郎に言われた「自分で雑誌を作ればもっともうかる」という言葉に迷っていた。

とと■81話(水)
綾(阿部)の元を訪ねた常子(高畑)は、親友の惨めな暮らしを目の当たりにした。常子は、鉄郎から融通してもらった布を渡し、綾は辛そうな顔でこれを受け取った。こんなにみじめな暮らしをしていることを常子に知られたくなかったのだ。これまで抑えていた想いが爆発した綾はすっきりしたのか、日々のつらい気持ちを「青鞜(せいとう)」が支えてくれたと、大切にしまわれた雑誌を取り出した。いつの日か私も太陽となって明るさを取り戻したいという綾の言葉に常子は一つの決意を固めた。それは「女の人の役に立つ雑誌」を作ること。戦争が終わっても毎日の生活に困窮する女性たちのため手助けとなる雑誌を作りたいと常子は谷(山口)に辞職を願い出た。理由を訊く谷に、お金のためと「女の人の役に立つ雑誌」を出すために自分で出版社を作りたいからといった。心配する谷に、大変な時期だからこそ好機だという常子を応援した。

とと■第82話(木)
家族の後押しを受け、雑誌を作ることになった常子(高畑)。おしゃれをテーマに、鞠子(相楽)に文章を任せ、美子(杉咲)に絵と裁縫の知識を借り、三姉妹で力を合わせて街中の目新しいファッションを取り上げた雑誌作りにとりかかった。雑誌の名前は『スタアの装ひ』に決定し、会社の名前もKTになった。鉄郎(向井)と共に闇市で紙を探す常子たちは、粗悪な紙を高値で押しつけられそうなところに、露天商組合で働く水田(伊藤淳史)が通りかかり、その紙が仙花紙という質の悪い紙で相場の10倍の値だと教えてくれた。そうして、雑誌は完成へと近づくが…。

とと■第83話(金)
水田(伊藤淳史)のおかげで、安い紙を仕入れることができた常子(高畑)たち。鞠子(相楽樹)と美子(杉咲)の三姉妹で力を合わせて雑誌つくりをはじめた。一方、五反田は闇市でかつて内務省にいた花山(唐沢寿明)と再会。五反田は、出版に関わる仕事から引退するという花山に、常子が女性の役に立つ雑誌を出版すると伝えた。
昭和21(1946)年7月、構想から二か月、箪笥の中に眠っている着物を、直線断ちによって誰でも手軽に、今はやりの洋服に仕上げることをコンセプトにした雑誌『スタアの装ひ』がようやく完成。だが、本屋では相手にされず、鉄郎のアドバイスで闇市で販売することに。張り切る君子(木村)も加わり、家族全員で呼びこみを始め、300部はその日のうちに売り切れた。これで大金持ちになれるかもしれないと期待が膨らむ常子たちだったが…。

とと■第84話(土)
大成功を収めた常子(高畑)の雑誌『スタアの装ひ』。増刷をかけ闇市に出かけると、そこには似たような名前の雑誌であふれかえっていた。焦って売る常子たちだが、類似品よりも値段が高く紙質も悪いため、大量の在庫を抱えることに。ジーンズで一山当てようとしていた鉄郎(向井)も商売に失敗。落ち込む常子たちに、諦めないでもう一度頑張れと促し、起死回生のために舞鶴に向かった。
一方、花山は闇市で悪評の立っている常子たちの『スタアの装ひ』を買い求めていた。
二刷目を作ることにした常子は失敗の原因を探るため、谷(山口)を訪れると、五反田が花山(唐沢)に聞いてみたらと助言してくれた。花山は元は帝大新聞の名編集長だったと聞いた。

■キャスト(実在人物名)NHK番組公式サイト<相関図>
主人公、小橋常子(大橋鎭子)役:高畑充希/内田未来
常子の父・小橋竹蔵役:西島秀俊
常子の母・君子役:木村多江
常子の妹、次女・鞠子役:相楽樹/須田琥珀
常子の妹、三女・美子役:杉咲花/根岸姫奈/川上凛子
常子の叔父・鉄郎役:向井理

※その他のキャスト紹介⇒キャスト・モデル人物一覧

【春ドラマ】【NHK朝ドラ 一覧】【「とと姉ちゃん」関連・各話のあらすじ】

NHK連続テレビ小説「とと姉ちゃん」番組公式サイト
 2016.4.4日(月)~10.01(土) <全156回予定>
NHK総合
月曜~土曜 午前8:00~8:15/午後0:45~1:00(再放送)
BSプレミアム
月曜~土曜 午前7:30~7:45/午後11:00~11:15(再放送)
土曜日 午前9:30〜11:00(1週間分)
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