「テバク」(原題)第19話:テギルとヨニン君、初めての兄弟げんか!三宗血脈って?あらすじ見どころ、予告動画

2016年07月17日05時20分ドラマ
©SBS

血迷ったイ・インジャが粛宗の愛息ヨルリョン君を殺害!さらに、テギルの実父が粛宗だと知るヨニン君!こうした中、テギルとヨニン君が兄弟として初めての喧嘩をする!終盤に向かって物語はますます複雑になる7月17日(日)KNTV放送「テバク」第19話の詳しいあらすじとみどころ、ドラマ視聴に役立つ(豆知識)などをご紹介!予告や特報動画はKNTVスペシャルサイトで公開されている。

「あらすじ」を読んでから視聴されても楽しめるように配慮しておりますが、詳しいあらすじを知りたくない方は、「見どころ」と「豆知識」だけご覧になって、「あらすじ」は視聴後の確認用にどうぞ。
また、【「テバク」を2倍楽しむ】では、ドラマのあらすじと見どころ、キャストの魅力やインタビュー、豆知識などと一緒に、時代背景や年表などまとめて紹介している。

■キャスト相関図(番組公式サイト)
ペク・デギル役:チャン・グンソク
延礽君/21代王・英祖役:ヨ・ジング
李麟佐役:チョン・グァンリョル
19代王・粛宗役:チェ・ミンス
タムソ役:イム・ジヨン
ポクスン/淑嬪崔氏役:ユン・ジンソ
ペク・マングム役:イ・ムンシク
ナム トッケビ(ナムおばけ)役:イム・ヒョンシク
キム・チェゴン役:アン・ギルガン
世子/20代王・景宗役:ヒョヌ

■第19話
イ・インジャを殺せなかったと報告するキム・チェゴンに、躊躇させたのがテギルかヨニン君かと聞く粛宗。チェゴンは、インジャの養女が犠牲になったとと答える。
その頃、タムソまで失い正気を失くしたインジャは、粛宗の愛息ヨルリョン君を殺害し少論と老論の重臣たちを呼び寄せる。少論にはヨルリョン君の死が老論を排除する絶好のチャンスだといい、老論にはヨルリョン君殺害犯人がヨニン君だと嫌疑をかけることで敵対する両派の口を封じる。

世子とヨニン君にもヨルリョン君の死が伝えられる。ヨニン君は、ヨルリョン君の死因を明らかにすべきと世子に訴えるが、事を荒立てるなと言われる。キム・チャンジブにあって、自分に殺人の嫌疑がかかっていることを知り、ヨルリョン君の死が政治的に処理されたと知る。さらには、インジャからテギルが粛宗の子だと教えられる。

テギルは逆賊鄭氏、チョン・ヒリャンに会う。チョン・ヒリャンは、ヨルリョン君を殺したのがインジャでヨニン君はそれを知っていて隠していると教える。そしてこれまで王位に就くために朝廷で繰り返された骨肉の争いに、いつも民が苦しめられてきた。剣を抜けば逆賊になり、抜かなければ獣になる。これがこの国に謀反が終わらない理由だと教える。
さらに、正当な血筋のテギルが王位を狙うことは謀反ではなく、もしテギルが決心すればインジャの首も差し出してやるとも。

ヨニン君に会ったテギルは、ヨルリョン君の死の一件を隠した理由を訊く。粛宗の容態が悪い今は国政を安定させることが急務だと答えるヨニン君の回答に、国政の安定の前に人間の道理が先ではないかと、膳をひっくり返して怒る。それが政治だというヨニン君は、今度はテギルに、なぜ逆賊に会ったか、なぜ粛宗の子だと隠したかと詰め寄り、テギルが父王の血筋だと知っておれば、絶対に気を許さず、傍に置かなかったと怒りをぶつける。

ヨルリョン君が民に下賜した財産を、民から没収していると知ったテギルは、なぜいつも民が苦しめられるのかと怒り、トッケビ爺さん、ソリム、ヨナにその裏事情を探ってもらう。
その後テギルは、チョン・ヒリャンに会って王になると約束。ヒリャンはテギルをアジトに連れて行くと、今夜の取引をテギルに任せると。取引で商品を確認したテギルは、元の持ち主である民に返すべきというや、農民たちがなだれ込んでくる。さらに「丁丑年(チョンチュンニョン)年の謀反の時に出来なかったお前の首を取りに来た」と、兵を率いたチェゴンがやって来る。
驚くヒリャンにテギルは、王などに関心はない、俺の胸にある大義は、ここにいる民たちが武器ではなく農具を持って国は国らしく民は民らしくすることと言い放つ。斬りかかるヒリャンを払いのけ成敗しようとするテギルを一人の民が止める。隙をついて逃げるヒリャンはヨニン君が捕える。その後、テギルは、粛宗を昏睡状態にさせた証拠の香も見つける。

逆賊鄭氏を捕え証拠の品まで見つけたテギルを粛宗は王宮に呼び寄せ、今後どのように生きたいのかと尋ね、テギルは、民ペク・テギルとして生きたいと答える。テギルを傍に呼び寄せ、「永寿(ヨンス)」と呼び、兄は兄らしく、弟は弟らしくと告げる粛宗。

粛宗は、ヨニン君を生かすために世子と会う。翌日、ヨニン君を呼ぶ粛宗は、テギルとヨニン君は進むべき道が違うから手を握ってはいけない、といい、お前の生きる道を開いて逝くつもりだといい、この国の王はお前だと遺言する。

■見どころ
死期迫る粛宗の凄みをチェ・ミンスが見事に演じている。冒頭のチェゴンとの対面、終盤のテギルと対面し「ヨンス」と呼びシーン、そしてラストのヨニン君との対面。そのどれもが素晴らしいチェ・ミンスの演技に引き付けられる。
今回は、チェゴンの前で流すテギルの涙が辛い。また、テギルと酔いつぶれたヨニン君を介抱したり、2人で派手な兄弟喧嘩したり。チャン・グンソクとヨ・ジングの大事なツーショットシーンがあるのでお見逃しなく。
ところで、チェゴンはどのようにしてアジトが分かったのか?目隠しされたテギルに注目。また、ソリムとヨナが調べた情報は?ヒリャンのアジトでテギルを止めた民がなんというのかもお聴き逃しなく。そして、大勢の民に称えられるテギルを遠巻きで見つめるヨニン君は何を思うのか?

最後のシーン。、屋根の上に上がって王衣を大きく振るシーンがあるが、これ「上位復(サンウィボク)」といって王の逝去を知らせるための儀式。詳しくはコチラで説明

■豆知識:三宗血脈って?
三宗血脈とは、朝鮮後期の3王(第17代孝宗・第18代顕宗・第19代粛宗)の血を受け継いだ人物をさしている。粛宗と禧嬪張氏の間に生まれた世子ユン(イン)は、紆余曲折を経て王位(第20代)景宗には就いたが、子どもがおらず病弱だった。老論派は「身分の低い女の息子」という弱みがある延礽君(ヨニン君)を景宗の跡継ぎに推した。この時から老論派は、延礽君の王位継承を正当化・絶対化するために、“三宗血脈”という言葉を使って、「孝宗・顕宗・粛宗と続く血筋の他には、誰も王位に手を出してはならない」といった。

kandoratop【作品詳細】【「テバク」を2倍楽しむ】

KNTV
KNTV「テバク」(原題)番組公式サイト
 2016.05.15スタート 土・日20:45-22:00 日本初放送
「テバク」スペシャルサイト