グリーンリボン、清水翔太、井上苑子、筧美和子らが中島みゆきの楽曲「糸」を熱唱するWEBムービーを公開

2016年10月17日15時30分音楽

日本臓器移植ネットワーク(JOT)が推進しアステラス製薬が支援する移植医療の啓発キャンペーン「グリーンリボンキャンペーン」は、キャンペーンサイト「THINK FOR ACTION」で、清水翔太、井上苑子、筧美和子、三原勇希、菅沼ゆり、cahoが出演するWEBムービーを公開した。

グリーンリボンは、世界的な移植医療のシンボル。グリーンは成長と新しい命を意味し、“Gift of life”(いのちの贈りもの)によって結ばれた臓器提供者(ドナー)と移植が必要な患者(レシピエント)の命のつながりを表現する。臓器を提供してもいいという人と移植を受けたい人が結ばれ、よりたくさんのいのちが救われる社会をめざす。
JOTをはじめとする関連団体では、より多くの人に移植医療について理解してもらうため、毎年10月の臓器移植普及推進月間を中心に、同キャンペーンなどの理解促進・啓発につながる取り組みを展開している。

その一環として、スペースシャワーネットワークの協力のもと、音楽を通して「誰かのためにできること」を考える番組「Green Ribbon × SPACE SHOWER TV HEART BEAT MESSAGES」を11月4日に初回放送。
番組内では、グリーンリボンキャンペーンの趣旨に賛同するアーティスト・タレントが出演し、中島みゆきの「糸」を歌いつなぎ、臓器提供の意思表示というアクションだけでなく、その輪をより多くの人に広めることをめざす。

WEBムービーは、同楽曲を、清水翔太、井上苑子、筧美和子、三原勇希、菅沼ゆり、cahoという豪華キャストが歌う。また、その歌声に加え、各出演者のメッセージ「誰かのためにできること」をまとめた、音楽を通して臓器提供の意思表示について考えることの大切さを伝える。

清水翔太は、「『糸』はすごく好きな曲だったので、感情移入もすごくしやすくて。メッセージを伝えるというところで楽しく歌わせてもらえたなと思っています。
普段から不特定多数というか知らない誰かが自分のことを見ているかもしれないとか、自分の音楽を耳にするかも知れないということを強く意識しているのですが、だから、やっぱり知らない誰かに何かを伝えたいとか、知らない誰かを救いたいとか。
なんだかそういう気持ちは人より多分強いと思います。こういう生き方を選んだ以上。だから、そういう意味でも今回の『糸』っていう楽曲もそうですし、今回のこのプロジェクトに対してすごく共感するし、感情移入します」と語る。

井上苑子は、「『糸』は本当に大好きな曲で、もともと歌を歌い始めて上京してから歌に対する気持ちが変わった曲なんです。私自身楽しく歌えたので、聴いてくださるみなさんが少しでもこの歌で笑顔になったり、温かい気持ちになったりして元気になってもらえたらと思っています。
多分、誰もが誰かの役に立ちたいと、心のどこかでそう思って、それぞれ日々の生活を送っていると思うのですが、何をしたら喜ぶとかってそんなに毎日気にしたり明確に分かってないと思うんです。
臓器移植についてを普段日常的に話すか、と言われたらそうではないと思いますが、意思表示ができるということは知っておいてほしいことだなと思いました。今まで考えたことのない人もこれを機会に知ってもらって、もっとたくさんの人にそういう意識を持ってもらえたらうれしいなと私は思います」と話す。

筧美和子は、「『糸』という曲は、本当に大人気な曲で、大勢の人が知っているので、勝手に良い曲なんだなと思っていましたが、深く歌詞の意味を考えたことがなかったので、今回、お話をいただいて改めて曲を知ろうとしました。
グリーンリボンはきっと誰かのためにできることを少しでもやっていこうというキャンペーンだったり、そういうことを伝えていくものだと思うので、すごく合っているな、と思いました。
グリーンリボンは、母のおかげで昔から知っていたし、子供のころからきっと大人になったら意思表示するだろうなと思っていたので、私の中では当たり前のことでしたが、いざ選択するとなるとやっぱり少し考えるところはあるし・・・。
一方で、自分で選択できるっていう部分もあり、本当にそこは個人の自由なので自分の思うように選択してもらえば良いと思います。ただ私は、少しでも自分の臓器を提供することで誰かが助かって誰か幸せになれるならすごく良いことだと思うので、そんな意見もふまえてぜひ色んな方に広まってほしいし、改めてすごく大切なキャンペーンだと思いました」と力説する。

グリーンリボン「THINK FOR ACTION」キャンペーンサイト