「ファン・ジニ」第1話~4話のあらすじと見どころ、予告動画:三千拝の願い~初恋

2017年12月01日14時00分ドラマ
(c)KBS, Photo Licensed by KBS/KYN

朝鮮王朝時代は、厳然たる階級制度が敷かれ、両班の子は両班、妓生の子は妓生と生まれながらにして運命が決められていた…芸にすべてを捧げた名妓生のファン・ジニは、母の顔も知らず山寺で育ち、偶然見かけた妓生たちの踊りに魅せられ、自らの意思で妓生になることを志願…NHKBSプレミアムで12月2日(土)より毎週土曜日あさ8時30分から再放送する「ファン・ジニ」(字幕版、全24話)第1話~4話のあらすじを紹介!韓国公式サイトでは美しいフラッシュ映像や予告動画、NG集が公開されている。

■キャスト
ハ・ジウォン(ファン・ジニ/チニ役)
キム・ヨンエ(ペンム役)
チョン・ミソン(ヒョングム役)
キム・ボヨン(メヒャン役)
ワン・ビンナ(プヨン役)
チャン・グンソク(ウノ役)
キム・ジェウォン(キム・ジョンハン役)
リュ・テジュン(ピョクケス役)
イ・シファン(ムミョン役)

■見どころ
幼い少女時代は第1話だけ。演じたのは、映画『怪しい彼女』「のだめカンタービレ~ネイル カンタービレ」のシム・ウンギョン。元は1994年5月31日生まれの子役タレント。デビューは10歳の時のSBSドラマ「張吉山」のボンスン役でヤン・ミラン子ども時代を演じた。「太王四神記」ではイ・ジア演じるスジニ役や「春のワルツ」でイ・ソヨン演じるイナ役、「太陽の女」でキム・ジス演じるドヨン役、「太王四神記」でイ・ジア扮するスジニ役といった人気ドラマで子ども時代を演じた売れっ子子役だ。

童妓時代からチニを担当したのは「奇皇后」のハ・ジウォン。1978年生まれの彼女は、当時28歳ながら、10代の童妓を可憐に演じている。「チェオクの剣」「シークレット・ガーデン」ではアクションをたっぷり披露しているが、本作の綱渡りなどは、華麗な舞というよりもはやアクション。身体能力抜群の彼女にピッタリのキャスティングだ。そんなチニにフォーリンラブしたウノを「美男<イケメン>ですね」(2009)でアジア中で人気ブレイクし、新作「テバク」(2016)で本格演技派としてワンステップアップしたチャン・グンソクが演じた。元は子役出身で1987年生まれの彼は当時19歳。なんとハ・ジウォンとは歳の差9歳!何の違和感もないツーショットは、ハ・ジウォンの愛らしさと演技力に引けを取らない、チャン・グンソクの目の演技と、当時韓国では子役出身の彼の演技を絶賛した。
ドラマの前半は、まずは二人の淡く美しい初恋をじっくり楽しまれたい。

■第1話 「三千拝の願い」
寺に預けられ、母親を全く知らずに育った少女ファン・ジニ/チニ(シム・ウンギョン)は、赤いチマをはきいい香りがするオモニ(母)、その面影だけを頼りに母親を探し出したいと思っている。そこで、僧侶と約束し、3000回の敬拝をすれば、外に連れて行ってもらえる約束をし外出を許される。ところが、妓生たちの宴席を見て、その舞に魅了されてしまう。鮮やかな衣装に美しい舞。気持ちが昂ったチニは、ある日、寺院を抜け出し舞が習える教坊を訪ねる。
教坊には、琴の名手でありチニの母親・ヒョングム(チョン・ミソン)がいた。彼女は、辛い妓生の道を我が子に歩ませたくないがゆえに、チニを寺に預けていたのだ。しかし母親の思いとは裏腹に、チニの才能を見抜いた行首ペンム(キム・ヨンエ)は、チニを妓生の道へと誘おうと手を伸ばす。チニはその手を握るのだろうか…。

■第2話「妓生(キーセン)への道」
やっと教坊へと一歩踏み込んだチニは、その教坊であれほどに恋しかった母 ヒョングムに出会う。しかしヒョングムはチニを、厳しい妓生の道を歩ませたくなくて、自分の娘ではないと強く否定する。チニは、ヒョングムの辛い胸の内を知る由もなく、捨てられたと勘違いし大きく傷つく。
当時の厳しい階級制度では、妓生の娘は妓生として生きなければならず、国の法律を破ったヒョングムは、牢獄に入れられてしまう。見かねた行首ペンムがヒョングムを哀れに思い、ヒョングムがどうしても必要なので、自分の命を担保にして、ヒョングムを牢獄から出してほしいと頼み、ヒョングムは解放される。
母と離れることを嫌がり泣きつく娘を見て、ヒョングムはもうチニを遠くへやることなどできなくなってしまう。
ようやく教坊に籍を置くことができ、修練に励むチニ。やがて月日は流れ、生まれ持つ芸の才能と美貌を兼ね備えたチニ(ハ・ジウォン)は優秀な童妓へと成長する。そんな彼女の前に、ある両班の子弟が現れる…。

ファンジニ■第3話「まごころ」
両班の子弟は判書の息子の名前はウノ(チャン・グンソク)。ウノは、チニと会ってから彼女への想いが増すばかり。用もないのに、教坊の周辺をソワソワと歩き回りやっとチニと会える。
一方のチニは、異性の事などまるで興味がない。その芸に対する情熱と才能は並々ならぬもので、舞の稽古が始まると、舞に必要な“足の感覚”を掴むため、ペンム(キム・ヨンエ)には内緒で旅芸人に綱渡りまで教わりに行く打ち込みよう。ついには、大市が立つ日には人前で華麗な綱渡りを披露するまでの実力を位につける。ところが演技の途中で、ペンムがやってくる姿が目に入り、動揺したチニは綱から転落してしまう。ずっとチニを見つめていたウノが受け止め、二人はそのままもつれこみ、互いの唇が触れ合ってしまう…。

■第4話 「初恋」
ウノから送られた一遍の詩に彼の真心を感じたチニは、ウノへと心を開き、やがて二人の淡い恋が始まる。
そんな折、松都教坊にも選上妓(都へ送るため選別された優秀な童妓)を献上するお達しが来た。だがペンムは、全国の教坊の妓生に芸を競わせて女楽を選ぶべきだとソン長官(ヒョン・ソク)に提案する。チニもペンムの意気を感じ、都の女楽行首メヒャン(キム・ボヨン)に対して一歩も引かない。自分が欲しいものは、自らの芸で感動させる“王様が流す涙”だとまで言い切る。
しかし稽古に専念するつもりの彼女の心は、ウノへと動き出し、二人の距離は日に日に近づいていく。それを覚ったウノの母は、教坊まで出向きチニを呼びつける。そしてウノの目の前でチニを平手打ちする。

NHKBSプレミアム「ファン・ジニ」番組公式サイト
 2017.12.02スタート 毎・土08:30-09:30 再放送
 2016.12.01-2017.0223 毎・木16:00-17:50 再放送
韓国KBS「ファン・ジニ」公式サイト

kandoratop【作品詳細】【「ファン・ジニ」を2倍楽しむ】