「六龍が飛ぶ」第29話あらすじと予告動画:谷山剣法を受け継ぐ者!廃仮立真とシンドンって?

2016年12月25日15時59分ドラマ
©SBS

プニたちの母は、かつて迎えに来た男に「子供たちと縁を切ります」といって翌朝姿を消したのだった!わざと脱獄を仕向けてムミョンという組織の在りかを探り出そうとしたが、その者は襲われて斬られてしまった…KNTVで一挙放送中の「六龍が飛ぶ」明日12月26日(月)放送の第29話あらすじと見どころ、ドラマ視聴に役立つ豆知識などをご紹介、公式サイトで予告動画が公開されている。
※チョン・ドジョンを三峰、チョン・モンジュをポウン、タンセとバンジと表記しています。
ドラマの時代背景やタイトルの意味などを知りたい方は【「六龍が飛ぶ」を2倍楽しむ】で、キャストのインタビューなどと一緒にまとめてご紹介しているので参考にどうぞ。

■キャスト(子役)相関図KNTV
イ・ソンゲ役:チョン・ホジン(ナム・ダルム)
チョン・ドジョン=三峰(サンボン)役:キム・ミョンミン
イ・バンウォン役:ユ・アイン
イ・バンジ=タンセ役:ピョン・ヨハン(ユン・チャンヨン)
プニ役:シン・セギョン(イ・レ)
ムヒュル役:ユン・ギュンサン(ペク・スンファン)
ヨニ役:チョン・ユミ(パク・シウン)

■第29話あらすじ
偶然倒れている男を見つけたプニは、組織が彼を消すために刺客を送り、その刺客に斬られたという言葉「キュモクファサ、5日未時」を聞く。見知らぬ暗号を教えられたプニの前に、その男を殺した刺客が現れ、プニにも刀を向ける。プニはとっさに男が死ぬ前に話していた暗号を話し、失踪する前に母親が口にした言葉をつなげて難を逃れる。

バンウォンは先王(ウ王)からの下賜品が届く時間と、バンジ=タンセがいなくなるのが5日の未の刻で一致することに疑念を抱き、バンジもやはりキル・ソンミがうそをついたことに気づく。当日、イ将軍は先王からの酒を地に流し、家別抄たちが剣を抜く。イ将軍がなぜ自分を殺そうとしたという言葉を聞くや兵たちが次々に自決。ハン将軍も六山(ユクサン)から指示を受けた通り「上王大王万歳!」(先王万歳)を叫び自決。それを合図として下賜品を運んできた荷車から刺客が出現。バンジがこれを防ぐもののその剣さばきに驚き、傷を負わせたものの逃げられる。

この暗殺未遂はチョヨンからイ・セクら士大夫派に、ミン・ジェからハ・リュンに伝えられる。ミン・ジェはこの一件で、先王を擁護していた士大夫派やハ・リュンの立場が危うくなる。
ミン・タギョンはこの一件がムミョン(無名)の仕業だといい対策を講じるようにいうが、バンウォンはムミョンだけでなくこの後ポウン=チョン・モンジュがどう動くか思案する。

その頃ポウンは先王どころか、幼い昌王まで廃位となることを見越しすぐに動こうとする。その頃、チョ・ジュンは流血を最小限にするためにも、もう一度イ将軍に王位に就くべきと口にする。

バンジは、母がムミョンに利用されていると考え、助けるべきとプニに言うが、母の言葉で危機を脱したプニは母が間違いなくムミョンだと確信する。

批国寺。チョンニョン和尚が暗殺失敗を老婆とキル・ソンミに話す。だが老婆はたやすく解決すると言う。
その頃、老婆が見通した通り、ポウンが定昌君・ワンヨ(王瑤)を訪ねて王位に就く準備するよう迫る。ポウンはその後、イ将軍と三峰を訪ね、仮の王を廃して真の王として定昌君を擁立しようと提案する。暗殺にムミョンが関わっていることを確信する三峰は、ポウンがムミョンとかかわっていないか確認し、否定するポウンの言葉を信じる。そして私田廃止のためにイ・セクを攻撃することになるかもと
念押しする。

ヨンギュの報告でポウンが定昌君を訪ねたこと、さらに家別抄ペク・グンスが定昌君の屋敷に入ったことを知ったバンウォンは三峰のもとへ。定昌君がムミョンの望む王であることを理由に、今こそ父・イ将軍を擁立する好機と訴えるが、三峰は本人が望まないことを理由にこれを聞き入れない。それが三峰とポウンの友情からと知るバンウォンは、ムミョンがポウンを使ったことで、改革を忘れているのかと詰め寄る。だが、三峰はこれを否定し、必ずポウンを説得しムミョンを倒すと約束する。

ヨンギュからペク・グンスが定昌君の護衛武士と聞いたバンウォンは、刺客を送ってグンスを狙うように命じる。

洞窟。プニから“地天泰(チチョンテ)”の意味を聞かれたヨニは六十四卦の1つだと教える。ムミョンの者が「キル・ソンミが地天泰に行った」と言った伝え、これについて調べてほしいと頼む。

バンウとナム・ウンは暗殺者が谷山(コクサン)のチョクだと名乗ったことをムヒュルから聞き驚く。バンジもまた暗殺者が谷山剣法の4代目チョク・サグァンの可能性が高いと知る。

ポウンに時間が欲しいと言った定昌君は、婚礼を明日に控えた夜ユン・ランを連れて夜逃げするが、毒矢に倒れる。そこにムミョンの一味を名乗る六山が現れ、解毒剤と引き換えに王になることを迫る。そして、定昌君が王にならなければ、イ将軍が王位に就き、王氏一族は絶滅させられると。
解毒剤を飲むことをためらう定昌君にユン・ランが必死に飲むように勧めるが…。

ムヒュルは暗殺者がチョク・サグァンでクミョン山に潜伏しているとバンジに知らせ、デホンと共に山に向かうが、暗殺者は絶命していた。だが、サグァンの顔を知るデホンは…。

■見どころ
プニが難を逃れたのは「存在しない者は永遠なり。」「名もなき者は消えはせぬ」という言葉のおかげ。これこそが、かつて迎えに来た男に「子供たちと縁を切ります」といって翌朝姿を消した母の言葉だった。ここでもプニの機転がさえわたる。

“圭木花死(キュモファサ)”が何を意味するのかバンウォンの口から語られるのでお聴き逃しなく。今回もまたバンジとムヒュルが見事なアクションを見せてくれる。

韓国時代劇には、故事成語や四字熟語・中国のことわざがとにかく多く出てくる。今回は、批国寺で老婆が“迎刃而解”という。これは、竹を割る時に刃で竹の端に割れ目を作り、その割れ目にまっすぐ刃を入れると、後はおのずとすぱっと割れるように、主要な問題が片づけばそれに関連する他の問題も自然に解決していく言う言葉。ところでこの老婆は何者なのか?プニたちの母ヨニャンとの関係は?

定昌君を説得するポウンが、「全てがイ・インギョムが私欲のために正当性のない王を擁立したために国が疲弊した」というが、これに対して定昌君がどう答えるのか?

後半ではまたバンジの茶碗を使った修練が見られるが、ムヒュルの師デホンが、この修練にケチをつける。これが後で大きな意味を持つのでその話をお聴き逃しなく。ここにきてデホンが大活躍。話題の谷山(コクサン)剣法の四代目チョク・サグァンを知る唯一の人物として、大いに役立つ。

■豆知識
①廃仮立真って?
今回、ポウンが三峰相手に、「ウ王はイ・インギョムが私欲で擁立。これが正当性の持たない王だ」と、定昌君の正当性を訴えるシーンがある。「廃仮立真」とは、偽物を配し本物をたてるという意味。第19話でウ王が「どうせ自分は僧侶シンドンの子供…」と自虐するシーンがあったが、当時そんな噂があった。(詳しくは第19話の豆知識「②第32代王・禑王(ウ王)の父は? 」で説明)。
これこそが、李成桂将軍たちが新王朝建国のスローガンで、朝鮮建国後も何かと語られる。「華政」第1話や「テバク」第22話でもこれについて触れている。

②辛旽=シンドンって?
辛旽=シンドン(?- 1371年)は、高麗末期、恭愍王の時代の絶大な権力をふるった僧侶。その権力を笠に着て横暴なふるまいをみせ、後に失脚し、流刑後に処刑された。王を惑わせた妖僧と言われているが、傾きかけた高麗を立て直そうとした改革派とも言われている。
そんなシンドンの生涯をえがいたドラマに「辛旽(シンドン)」がある。主人公の演じたのはソン・チャンミン。

DVD公式サイト
KNTV「六龍が飛ぶ」番組公式サイト
 2016.11.16スタート 月~金10:50-12:00 再放送
 2016.02.27-08.14  土・日 22:00-23:15 日本初放送

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