【収録レポート】『怒り』渡辺謙“初”のビジュアルコメンタリーで超豪華キャストとネタバレを語り尽くす?予告動画

2017年01月20日00時00分映画

大ヒット映画『悪人』(2010年)タッグ、原作:吉田修一×監督・脚本:李相日に音楽:坂本龍一が加わり、さらに、渡辺謙、森山未來、松山ケンイチ、綾野剛、広瀬すず、宮﨑あおい、妻夫木聡の豪華共演も話題となった映画『怒り』のブルーレイとDVDが4月12日(水)発売されるが、先日行われた豪華版でしか見ることの出来ない特典映像・本編ビジュアルコメンタリーの収録レポートが到着したのでご紹介!予告動画は映画公式サイトで視聴できる。

怒り豪華版外箱表1興行収入16億円を超える大ヒットを記録し、本年度日本アカデミー賞でも最多の11門を受賞。日本映画史に新たに刻まれた傑作が待望のBlu-ray&DVD化、4/12(水)に遂に発売となる。先日、豪華版でしか見ることの出来ない特典映像・本編ビジュアルコメンタリーの収録が行われ、渡辺謙、森山未來、松山ケンイチ、綾野剛、李相日監督が撮影秘話、思い出を語り尽くした。

ビジュアルコメンタリーは全員初挑戦という5名。主演を務めた渡辺以外の森山、松山、綾野は、劇中の殺人事件の容疑者役だったため、劇場公開時には喋れなかった内容も多かったが、「最初から犯人が誰か言っていきます!」(李監督)のネタバレ解禁発言とともに、収録がスタート。本作は、東京編・千葉編・沖縄編と3つのパートから成るため、自分の出演パート以外の撮影現場への質問が飛び交う収録となった。

物語の発端となる事件現場の家は、実際に人が生活している家を借り、撮影期間中は2階で生活してもらったなどロケハンのこだわりや、千葉編の渡辺が役作りのためだけに4日間をかけフォークリフトの免許をとったこと、犯人が誰かをミスリードさせるために為された工夫など、その厳しい演出でも有名な李監督作品ならではと言える、数々のエピソードが語られた。

犯人が左利きだったため、劇中箸を自然に扱う松山に対し、「松山くんもともと左利き?」(森山)と聞くと「(劇場公開時の)取材とかでも触れられなかったけど(右利き)」(松山)と苦笑交じりに答えたり、そんな松山が漁協の職員を演じた渡辺に対し、「こんなオーラがある人が漁協の職員!?ってすごく思ってたけど、フォークリフトに乗ったら漁協の職員になっていた」(松山)と驚きを口にすると、渡辺が「(溶け込みすぎて)普通に地元の人に『今日競り何時から?』と話しかけられた」と明かし、爆笑につつまれた。

怒り

沖縄編の森山が無人島での撮影が終わっても島に残っていた話に及ぶと、李監督が翌日の撮影に向かった際、岸壁で短パン一丁で髪を洗うターザンさながらの森山を目撃したと明かした。妻夫木聡とのゲイカップルを演じた綾野も撮影中に妻夫木と暮らしていたセットの部屋にあったスタンドライトを買い取り、自宅に置いている話や、試写で本編を観ていた際に、とあるシーンで試写室を出そうになったほどショックを受けた箇所などを明かしていた。

重厚なドラマとミステリーが絡み合う内容のため、もちろん笑える話ばかりではなく、「ある小道具が犯人を示す伏線となっていることに2回目観たときに気付いた」(渡辺)ことや、撮影中その場にいた者でしか知りえない臨場感溢れるコメント、音楽や音の演出についてなど、作品をより深く楽しむためのヒントが多く語られ、『怒り』を見る際のさまざまな視点が示唆される、必見かつ必聴コメンタリーとなった。

■Blu-ray豪華版(Blu-ray3枚組)¥6,800+税
■DVD 豪華版(DVD3枚組) ¥5,800+税
<Blu-ray&DVD豪華版共通特典>
【収録内容】
本編ディスク ★本編、★予告編集
特典ディスク① ★メイキングドキュメンタリー
アウトテイク&メイキング映像で構成されたスペシャルメイキング映像
★特番「映画『怒り』公開記念犯人は誰だ!豪華キャストが語る未解決事件スペシャル」
★イベント映像集
映画祭登壇時や映画公開時に行われたイベント映像集
特典ディスク②★本編ビジュアルコメンタリー
収録メンバー:渡辺謙、森山未來、松山ケンイチ、綾野剛、李相日監督
【封入特典】
ブックレット(全40P)
未公開スチールや、スタッフインタビューを収録したブックレット
※DVD 通常版(3,800円+税)も同時発売
※4月5日(水)Blu-ray&DVDレンタル開始
発売・販売元:東宝/©2016 映画「怒り」製作委員会

映画『怒り』公式サイト