子役からソン・イルグク へバトンタッチ!「チャン・ヨンシル」第2話あらすじと予告動画:王の苦悩

2017年06月01日17時50分 
(2017年06月02日01時25分 更新)
ドラマ
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15世紀、レオナルドダビンチやニコラス・コペルニクスらによるイタリアン・ルネサンスよりも早く天文に関して“科学的”にアプローチしたチャン・ヨンシル!第1話では少年ヨンシルが始めて父に会い、本格的に天文観察を始め、非凡な才能を見せてくれた!そんな少年が第2話後半でソン・イルグクにバトンタッチ!今回は2つの乱の末に王位についた太宗の苦悩が描かれる!BS-TBSで放送「チャン・ヨンシル~朝鮮伝説の科学者~」6月2日(金)放送の第2話のあらすじと見どころ、豆知識などを紹介、予告動画は番組公式サイトで公開している。本作はDVDも好評発売中で公式サイトでも予告動画が公開されている。

主人公の蒋英実(チャン・ヨンシル)、第3代王・太宗、第4代王・世宗については【「チャン・ヨンシル」を2倍楽しむ】で、詳しく紹介している。ここでは、ドラマの時代背景や豆知識、各話のあらすじと見どころをまとめて紹介しているので視聴の参考にどうぞ。
ドラマ序盤は時代背景や少々難解な部分もあるので、詳しくあらすじ紹介しています。


■キャスト相関図(子役)BS-TBS
チャン・ヨンシル役:ソン・イルグク(チョン・ユンソク)
世宗役:キム・サンギョン
太宗役:キム・ヨンチョル
ソヒョン王女役:パク・ソニョン
チャン・ヒジェ役:イ・ジフン(キム・ダンユル)

■第2話「王の苦悩」
東菜(トンネ、現在の釜山)。ヨンシルは父ソンフィから天体に関する知識を学び、父が予測した中秋の月食を一緒に見たいと言うが、ソンフィは「予測は外れることがある。その時にはヨンシルがその理由を探ってくれるか」と頼み、ヨンシルはこれを喜んで引き受ける。
ヨンシルを頼もしく思いながらも、ソンフィの表情が悲しげなのはなぜか?
3か月後、ヨンシルは相変わらず官奴として働いていた。それでも父の教えを守り天体の観測を続けていた。

開城・寿昌宮。太宗は日食の予測を誤った書雲観のユ・テクサン判事に不信感を抱く。太宗が救食の礼にこだわるのは、亡き弟たちへ罪の意識からではなかった。太宗は民心を得たいから。チョンからソンフィが東萊県での日食を言い当てたと聞いた太宗は、朝鮮を否定するソンフィが、中国の暦に頼らずに独自に朝鮮の空を観察していると知る。

東菜。ヨンシルは生まれて初めての天文現象“木星食”を目撃する。これによりソンフィの月食の予測が間違っているかもしれないと考える。
同じ頃、書雲観でも同様の現象が目撃され、ユ判事は太宗に不吉な報告する。その報告とは「月と星は国王と民の関係を表すために、国王が民の命を奪う」というもの。太宗はこの報告に怒り、そうした王もいるが、民を思って王位についた自分は違うと言う。そして明の暦書に従うべきというユ判事の反対意見を退け、ソンフィの予測に合わせて、中秋に改めて救食(クシク)の礼を行うと決定。

「六龍が飛ぶ」「チョン・ドジョン(鄭道傳)」などの作品でイ・バンウォン(後の太宗)が、どの様に王位についたかが描かれている。本作はこうした作品のその後を描いた作品。また、「根の深い木-世宗大王の誓い-」と同じ時代を描いており、お互いがそれぞれのアナザーストーリーとも言える。

東菜。ヨンシルはその後の観察で木星食は月食に影響はないと判断。ところが1か月後、月の動きが遅くなっているのに気づき、月食は行われないと考える。
中秋まであと3日と迫った日、役所では、太宗の行う救食の礼にあわせて、東菜でも役人や両班を集めて救食の礼をすると発表。役人から、今回の救食の礼は父ソンフィの予測にあわせて行うと聞かされたヨンシルは、もし間違えば父が王から恨まれると思い、3日後に月食は起きないと、ヒジェの父である県監チャン・ギベに訴えるが相手にされず、投獄されてしまう。

開城の寿昌宮で救食の礼が始まる。東菜の牢ではヨンシルが必死で月食が起きるのを願うが、とうとう月食は起きなかった。太宗は冠をはずし涙を流して朝鮮と民のために天に祈ることしかできない。

東菜では月食が起きなかったのはヨンシルが騒ぎ立てたせいだと、ヨンシルに棒叩きの罰を与える。ヒジェはヨンシルの牢に向かい、月食が起きないと判断した理由を問う。月の動きが遅くなったからと答えるヨンシルにあきれる。だが、ヨンシルが短期間で文字が読めるようになったと聞き、驚く。そして、ソンフィが残した手紙を牢に投げ入れる。そこには「朝鮮王朝に嫌気が差して逃げ回っていたが、優秀な我が子が奴婢として生きていく様を見届けたくなくて残りの人生は息子からも逃げるしかない。朝鮮では奴婢は何もできないとあの子が気づいたときの絶望する姿を見る自信がない」と記してあった。

ヒジェのヨンシルへの敵愾心は、単にヨンシルが奴婢だからではない。ヒジェもまた天体に興味があった。しかし、父たちから科挙の勉強を強要されていた。だから、ソンフィから天文学を学べるヨンシルがうらやましかったのだ。そして、日ごろから感じていたヨンシルの賢さに脅威に感じていたのだ。つまり、両班の自分が奴婢に嫉妬していることを認めたくないのだ。

1418年、青年になったヨンシルは相変わらず官奴として働いていた。そんなある日、役人になったヒジェが脱走した奴婢を馬で引き回して連行する。ヒジェはヨンシルが手引きしたのではと疑う。もしヨンシルが逃げれば親友のソックを切り刻むと予告する。
ついに大人の俳優ソン・イルグクが登場する。大人といってもまだ20歳前。ソン・イルグクは少々貫禄があり過ぎ?ここで、もう一人若い俳優を入れても良かったと思うのは筆者だけだろうか?

苦しい生活は奴婢たちだけではなかった。朝鮮では何年も日照りが続き地方では飢え死にする者まででていた。成長し世子に冊封されイ・ド、忠寧君は疲弊しきった朝鮮を救うためにチャン・ソンフィを探すことに。
朝鮮の首都は、1394年高麗の王都だった開城から漢陽(現在のソウル)に遷都された。開城はその後も重要都市として繁栄。特に商業が栄え「商道-サンド-」「客主」の舞台にもなっている。
第1話で、世子である兄・譲寧大君を助けるようにと言われた忠寧君(イ・ド)がなぜ世子になったのか?答えは第3話で明らかになる。


一方、ヒジェには脱走しないと言っていたヨンシルだが、いつか脱走して明の国に行く夢を持っていた。秘密の小屋では相変わらず天文観測を続け、火薬を作って資金稼ぎをしていた。そんなある日、ヨンシルは渾象(ホンサン)と呼ばれる球面体の天体機器があることを知る。

BS-TBS「チャン・ヨンシル」番組公式サイト
 2017.06.01スタート 月~金17:00-17:54
DVD 公式サイト
 「チャン・ヨンシル ~朝鮮伝説の科学者~」
 DVD-SET1&レンタルDVD Vol.1~8リリース中
 DVD-SET2&レンタルDVD Vol.9~16リリース中
 各22,800(税別)
 発売・販売元:NBCユニバーサル・エンターテイメント

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